高齢者の誤嚥性肺炎、むせる人は予防策を

健康百科  http://kenko100.jp/kenko/2012/10/16/02

細菌やウイルスが気管に入る

お年寄りの誤嚥(ごえん)性肺炎が多くなっている。高齢になると物をのみ込む嚥下(えんげ)機能が低下するためだが、飲食時にむせるお年寄りは特に注意が必要。予防策について東京病院呼吸器科の寺本信嗣医長に聞いた。

初期は気付きにくい

誤嚥性肺炎は、唾液(だえき)など分泌液に含まれる細菌やウイルスなどが誤って気管に入り、増殖することによって起こる病気。

「嚥下機能が低下した高齢者に多いのです。初期には食欲がない、元気がないといった程度で本人も家族も気付きにくく、せき、たん、発熱が認められたときには重症化しているケースが少なくありません」(寺本医長)

実際、お年寄りの死因の多くを占める。こうした事態を招かないためには、まず予防が第一だ。

「過度に神経質になる必要はありませんが、食事の時にむせたり、のみ込みが不自由だったりする高齢者は予防を心掛けてください」(寺本医長)

食後にブラッシング

まずは食事内容。お年寄りが食べやすいように調理してあげるとよい。「よく食材は細かく刻んだ方がよいとか、軟らかい食べものがよいとかいいますが、これは個人差があります。本人が食べやすいように調理してあげることが大切です」(寺本医長)

口の中のケアも欠かせない。「食事が終わった後、家族や介護者は口の中に残っている食べかすを取り除いてあげてください。その後、ブラッシングやうがいをして口の中を清潔に保つと理想的です」(同医長)

歯がない場合や、流動食をチューブによって胃に流し込む経管栄養のお年寄りも同様。こうした口の中のケアに加え、寝たきり状態のお年寄りでは時々、体位を左右に変えてあげるとよい。たとえ1日1回でも、体位を左右に変えてあげるとたんが出やすくなるので、多少誤嚥しても細菌やウイルスを排出しやすくなるという。

このほか、嚥下と発声の筋肉はほとんど重なっているので「よく話したり、歌ったりすると予防効果が期待できます」と寺本医長は勧めている。

口腔ケアが寿命を左右 虫歯や歯周病が原因で心筋梗塞が起こる!?

リアルライブ http://npn.co.jp/article/detail/51790873/

歯周病とは歯と歯の間にプラーク(歯石)がたまり、細菌が繁殖して歯ぐきが痩せていく感染症。日本人の約96%が毎日歯を磨き、2回以上磨く人は50%以上といわれるが、それでも家庭でのブラッシングだけでは歯と歯の間、歯と歯茎の境目に付着する細菌の塊のプラークが取りきれず、歯周病を発症させてしまう。
歯周病菌によって歯の根を支える歯槽骨や歯根膜が侵食され、歯がグラグラになる。成人が歯を失う原因の8割が歯周病によるというのだ。

実は、こんな報告もあるという。
さる歯科医の弁。
「歯周病が心疾患の原因になるというのは今や常識ですが、口腔内の健康は、女性のボケ防止にもつながることもわかってきました。歯を磨く回数が1日1回以下の女性は、1日に3回歯磨きをする女性よりも65%も認知症を発症する確率が高いことが判明したのです。これは歯周病の細菌が脳にまで達すると、炎症や脳損傷を引き起こす原因になるからだと考えられています」

歯周病が体にもたらす影響は計り知れない。胃の内壁に大きな潰瘍があれば相当強い症状が出るが、歯周病は体に大きなダメージを与えているにもかかわらず、痛みなどの症状がないから始末が悪いという。
「糖尿病は感染に対する抵抗力を低下させ、罹患者は2倍以上も歯周病になりやすい。が、逆の関係もあって、歯周病があると炎症物質がインスリンの働きを邪魔するので糖尿病になりやすいし、悪化もさせる。つまり悪循環に陥るのです。また、炎症物質が血管内皮に炎症を引き起こし、動脈硬化を進行させます」(田村氏)

そのため重度の歯周病を持つ人は、そうでない人に比べ心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが2~3倍近く高くなるという研究報告もある。
「65歳過ぎの高齢者に急増している肺炎の多くは、口内で大量に繁殖した歯周病菌の混じった唾液が気管に入ってしまうことで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎であることもわかっています。このように、口腔のケアが寿命を左右するといっても過言ではないのです」(田村氏)

やはり、日頃から歯医者にはせっせと通い、口腔内は清潔にしておいた方がよさそうだ。

パートタイマーの募集時時給、歯科衛生士は東日本1,230円、西日本1,277円、アイデムが平成24年7月の集計結果を発表

医療経済出版  http://www.ikeipress.jp/archives/5031 

総合人材情報サービスを行う(株)アイデムは、同社の新聞折込求人紙『しごと情報アイデム』紙面から、平成24年7月のパートタイマー募集時の平均時給を集計して公表した。
集計の結果によると、全体の平均値は東日本エリア(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、静岡)で960円(29円減)、西日本エリア(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、福岡)で927円(24円増)。職種別の集計も公表されており、東日本エリアでは歯科衛生士1,230円、歯科助手906円、西日本エリアでは歯科衛生士1,277円、歯科助手843円となっている。専門・技術職でもっとも高いのは薬剤師で、東日本では2,145円、西日本では1,924円となっている。

上顎がん―シリーズ・希少部位のがん

あなたの健康百科

http://kenko100.jp/kenko/2012/10/10/01

上顎がん―シリーズ・希少部位のがん<6>

黒っぽい鼻血が頻繁に出る、同じ側で鼻詰まりも

 鼻腔(びくう=鼻の穴)や副鼻腔にできるがんのうち、一番多いのは上顎(じょうがく)洞にできる上顎がんだ。東京医科大学耳鼻咽喉科の伊藤博之講師は症状の特徴を「黒っぽい鼻血が頻繁に出る」と言う。最近の治療法などについても聞いた。

 副鼻腔とは鼻腔の周囲にある空間で、壁は粘膜で覆われている。蓄膿(ちくのう)症(副鼻腔炎)になる所だが、粘膜ががん化することがある。左右に4対あり、上がく洞はちょうど頬の裏側に位置し、副鼻腔の中で最も広い。

上顎がんは初期には自覚症状はないが、やや進行すると鼻血が出てくる。「黒っぽい、くすんだ赤色の鼻血が少しずつ頻繁に出る」のが特徴だ。鼻腔の血管が破れて出る一般的な鼻血は鮮紅色なので明らかに違う。

鼻血は常に同じ側から出て、同時に鼻血と同じ側で鼻詰まりが起こる。「常に同じ側」が症状のキーワードという。

さらに進行すると周囲の組織を侵すため、さまざまな症状が表れる。例えば、眼球が突出してきたり、物が二重に見えるようになったり、頬が腫れて痛くなったりする。危険因子は喫煙や副鼻腔炎の既往で、60歳代の男性に多い。

化学・放射線療法が主体

診断では、耳鼻咽喉科で一般的な診察を行った後、コンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像診断(MRI)で検査を行う。がんの疑いがあれば患部の一部を採取・検査し、がんかどうかを確定する。

治療は、以前は手術が主体だったが、目や脳、顔面など大事な器官が近くにあることで、手術後の生活の質を落とさないような努力がなされてきた。そこで最近は、抗がん薬による化学療法を併用した放射線療法が主流になっている。

ただ、進行した場合には手術が必須になることもある。治療効果は高まり、上顎がん全体の5年生存率は60%前後といわれている。

伊藤講師は「片方の鼻の症状が、3~4週間続いたら、ためらわず耳鼻咽喉科を受診することを勧めます」と強調している。

偽造請求書で84万円詐取 容疑で歯科助手の女逮捕 埼玉

産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/121004/stm12100421360002-n1.htm

 偽造した歯科医院の請求書を郵送して患者から現金をだまし取ったとして、埼玉県警大宮西署は4日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで上尾市原市北、歯科助手、横山恭子容疑者(34)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。

 逮捕容疑は平成23年10月下旬ごろ、当時勤務していたさいたま市内の歯科医院の院長名義の請求書と領収書を偽造し、通院していた女性(18)宅へ郵送、請求書を見た祖母(76)に指定口座へ現金84万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。

 大宮西署は他にも数件、計約80万円の同様の被害を把握しており、裏付けを進める。横山容疑者は今年2月に同院を解雇されていたという。

>> これは非常に恐ろしい事件ですね。しっかりした管理体制の必要性を改めて感じました。

歯の供養祭:40人が参列−−日泰寺 /愛知

毎日新聞 地方版

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20121009ddlk23040144000c.html

抜けた歯や不用になった入れ歯を供養する「第27回歯の供養祭」が8日、名古屋市千種区の覚王山日泰寺であり、約40人が参列した。

県保険医協会歯科部会が「入れ歯」にちなんで10月8日に毎年開いている。今年は歯科医院などに寄せられた約800人分の歯牙や入れ歯を前に経が読み上げられ、参列者が焼香した。池潤・同部会長は「歯の健康やかんで食べられる喜びを確認し、今使っている自分の歯や入れ歯を生涯大切にしてほしい」とあいさつした。

歯牙や入れ歯は供養後、業者に委託して処分する。金属部分は換金してNPO「日本口唇口蓋(こうがい)裂協会」に寄付する。【高木香奈】

守ってあげたい!赤ちゃんの歯のケア方法

serchina
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1009&f=column_1009_036.shtml

赤ちゃんの頃の歯のケア次第で、将来の口のなかの環境が決まると言われています。そう思うと歯のケアはとても大切。赤ちゃんの歯のケアはママの仕事です。いろんな歯のケア方法がありますが、ここでは基本のケアのみを紹介します。自治体で行われた赤ちゃんのための虫歯講習で得て、実践してうまくいった歯のケア方法を紹介します。

■STEP1:前歯しか生えていない時期のケア

まだ前歯しか生えていない時期のはみがきはガーゼで行います。右手の人差し指をガーゼでくるみ、前歯の表裏を拭いてあげました。終わったら洗面台で口を『ぶくぶくしようね』と言って水で口をゆすぎました。まだまだ言葉がわからない時期は水を飲ませるだけでOK。

■STEP2:奥歯が生えてきた時期のケア

奥歯も生えてきたらいよいよ歯ブラシの出番。力を入れすぎずにさっさっと軽く小刻みに歯ブラシを動かす容量で磨いてあげました。赤ちゃんが飽きることを考慮して、まずは歯の外側は後。内側を先に磨きます。

◎歯ブラシの選び方

歯ブラシは市販のものでいいので年齢にあったものを選びます。行きつけの歯医者さんおすすめの歯ブラシ選びのポイントは以下の2点でした。

・毛が固すぎないものだと歯を傷つけない
・ヘッドが小さい方が奥歯もよく磨ける。毛の並ぶ列数は3列程度がベスト。

◎歯の裏側を磨く場合

『あーしようね』と言うと、口を開けるのでその間に歯を磨きます。すぐに口を閉じてしまいますが、今期よく何度も同じようにして言うようにします。仮に嫌がって泣いたとしても口が開くので少し強引ですがその隙に磨いてしまいましょう。

◎歯の外側を磨く場合

表側を磨く場合は、歯に沿って口に人差し指を入れ、隙間を作って歯磨きするときれいに磨くことができる。市の歯科衛生士さんの話通りにしてみたら上手に磨くことができました。歯の内側は赤ちゃんが口を開けていないと磨くことができません。ずっと口を開けていると飽きてしまうので歯の外側は後回し。内側から磨くようにするとママも楽に磨けます。

◎歯医者さんで定期的にフッ素を塗ってもらう

フッ素は歯を強くし、虫歯の発生率を抑えることができます。1歳前後の頃、市の歯の講座でフッ素を塗ってもらいました。それをきっかけに歯医者さんで4か月に一度、フッ素を塗ってもらっています。健康な歯を守るために継続してフッ素を塗ることは虫歯予防に有効です。

■これはやめて!口移しの食べさせ方

大人の口に入れた食べ物には虫歯菌がついています。赤ちゃん期に口移しの食べ方をさせると虫歯菌が住みついて虫歯になってしまいます。歯の健康を守るために、口移しはしないほうがいいと、育児書や歯の講座、雑誌などさまざまなところで見聞きしたことがありました。3歳までに口の環境は決まると言われているのでそれまでは口移しはしないほうがいいでしょう。筆者の子供たちもこれを守ったせいか、今の歯磨きは雑でも虫歯は一本もありません。

■おわりに

今だけでなく将来のためにも歯のケアはとても大切。筆者自身が歯がよくないのでしみじみ感じます。自分の子供に同じ思いはさせたくないので歯のケアをしっかり行ってきました。そのかいあってか9歳と7歳になった今でも虫歯はありません。ぜひ子供の歯の健康を守ってあげましょう。

口内ケアで使い分け 練りと液体の歯磨き、洗口液はどう違う?

Asahi net

http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201210080233.html

歯磨き剤と言えば、チューブに入ったペースト状のものを思い浮かべる人が多いでしょう。実際は、粉から液体まで様々な形状があります。どう違うのでしょうか。

歯磨き剤の製造企業でつくる「日本歯磨工業会」(東京)によると、歯磨き剤は、形状によって「粉」「潤製」「練」「液状」「液体」に分類される。

 粉歯磨きは、歯垢(しこう)や着色などの汚れを落とす研磨剤が成分の9割以上を占めるのが特徴。明治時代には主流だったが、大正になってチューブ入りの練りや、粉よりも湿り気がある潤製が登場。昭和以降は練りが主流になった。

 同会のまとめによると、2011年には全体の約57%を占めた。残りは液体歯磨き(約17%)と、液体が主流の洗口剤(約26%)。潤製などその他の種類はわずか0・1%だった。

 液体歯磨きと洗口液は、混同されやすいが、違いは使用時に歯ブラシで磨くかどうかだ。液体歯磨きは適量を口に含んだままか、口内に行き渡らせてはき出した後に歯を磨く。他の歯磨き剤と違って、使用後に口をすすぐ必要はない。

 洗口液は歯を磨いた後、寝る前などに口に含んですすぐことで口内を殺菌し、口臭や歯垢の沈着などを防ぐための商品だ。

 商品名も「○○リンス」や「××ウオッシュ」といった感じなので紛らわしく、形状もどちらも液体のため、見た目での判断がしにくい。だが、ラベルなどをよく見れば「液体歯磨き」か「洗口液」と明記されている。殺菌成分などを含む「医薬部外品」もあれば、含まないものもある。

 液状歯磨きは「練り」と「液体」の中間で、ジェル状のものが一般的だ。サンスター広報室の鈴木久美子さんは「発泡剤を含まないため、電動歯ブラシで磨く時に使うといいですね」と助言する。発泡剤を含む練り歯磨きは、電動歯ブラシでは泡立ちすぎるからだ。

    ◇

 歯磨き剤は形状のほか、歯垢除去や歯周病や口臭の予防、知覚過敏用など、目的に応じて使い分けるのも重要という。

 また液体歯磨きには、災害備品の役割も期待されている。

 日本歯科医師会常務理事の倉治ななえさんは「水不足の避難所生活では、歯のケアは後回しになってしまいがち。液体歯磨きは水が要らないので、防災用品の中に歯ブラシと一緒に入れておいて下さい」と勧める。

 口内のケアが不十分だと細菌が繁殖し、虫歯や歯周病などの原因になる。歯周病は動脈硬化や心臓病のリスクを上昇させるとされる。さらに、細菌で汚れた唾液(だえき)や食べ物が気管に入ると、誤嚥性肺炎になる。高齢者は特にかかりやすい。

 倉治さんは「助かった命を守るためにも、災害時には口のケアを心がけてほしい」と話している。(南宏美)

厚生労働省の田口歯科医療管理官「課題は高齢者の口腔機能回復」

医療経済出版     http://www.ikeipress.jp/archives/4821

平成24年度社会保険指導者研修会が10月1日、日本教育会館(東京千代田区)で行われた。
その中で、厚生労働省の田口円裕歯科医療管理官が講演。これからの歯科治療のあり方を健常者型と高齢者型の二つに分け、「従来の歯科治療の需要は減少傾向にある。健常者型では歯の形態の回復が主眼だったが、一歩踏み出した歯科医療を提供する具体的なイメージが必要。高齢者型では、歯の喪失リスクの増加、加齢による口腔内の変化、全身疾患を有する患者の増加、自立度の低下、などの問題に対してどのように歯科がアプローチしていくかが求められる。特に、今後は高齢者の口腔機能をどう回復し、評価するかが歯科界に突きつけられた大きな命題」と指摘した。

知覚過敏”で歯に激痛!精神的ストレスが原因も

Zakzak    http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121003/dms1210030748004-n1.htm

 

冷たい水を口に含んだ瞬間、脳を突き抜けるような強烈な痛みが歯に走る-。いわゆる「知覚過敏」と言われる症状だ。虫歯でなくても起きるこの症状。その背後には、精神的な抑圧が隠れているかもしれない…。

舞台俳優のHさん(46)は、仕事柄「歯の健康」には気を付けている。3カ月に一度は定期健診を受け、虫歯や歯周病予防のクリーニングを受けている。

ところがある日、彼の歯が悲鳴を上げた。朝、歯を磨こうとして水を口に含んだ瞬間、下の右奥から3-4本目の歯の根元付近に激痛が…。

2カ月前にも診てもらって虫歯はなかったはずだが、やむなく歯科医院に駆け込んだところ、「楔(くさび)状欠損による象牙質知覚過敏症」だった。東京・渋谷区にある片平歯科クリニックの片平治人院長に解説してもらおう。

「原因の一つに歯の表面のエナメル質が欠けて、象牙質が露出した状態がある。ここは歯の神経と細い管でつながっているので、刺激が加わると痛むのです」

ほんの2カ月前に虫歯がなかったのに、急にエナメル質が欠けることなんてあるのだろうか。

「食いしばりや歯ぎしり、あるいは咀嚼などの顎の動きで、特定の歯に過重がかかると、応力が歯の根元に集中して加わり、エナメル質が欠けることがある。これが楔状欠損です」(片平院長)

睡眠中のみならず起きていても、無意識に歯を食いしばっている人は多いと言われる。原因の一つとして、精神的ストレスが考えられる。Hさんは舞台の仕事の稽古がハードで、最近はストレスを感じていた。精神的な抑圧から、自分でも気づかぬうちに歯を食いしばっていた可能性は高い。

「歯磨きの際に硝酸カリウム入り歯磨剤を使うと、神経への刺激伝達をブロックできます。また、しみる箇所にコート剤を塗ったり、レーザー照射で象牙質を保護することもある。さらに、咬み合わせの調整で歯への過重軽減、酸性度の高い食品や飲料を控えるとか、睡眠中の歯ぎしりが明らかな時は、寝る時にマウスピースを装着して歯を守ることも有効です」(片平院長)

ここは一つ、歯を食いしばらずに、乗り切ってほしい。(長田昭二)