日本歯科大学東京短期大学が歯科衛生士の専門課程、「口腔リハビリテーション学専攻」を新設

http://www.ikeipress.jp/archives/5594

医療経済出版      

 日本歯科大学東京短期大学は来春(2013年4月予定)から、摂食・嚥下障害を中心として口腔リハビリテーションを学ぶ専攻科を新設することを発表した。同短期大学には、すでに歯科衛生士を対象とした「歯科衛生学専攻」のコースがあるが、社会的ニーズの増大を踏まえ、新たに口腔リハビリに特化した専攻化を増設する。修業年限は1年で、歯科衛生士免許を有する人、歯科衛生士養成校を卒業(卒業見込み)の人を対象とする。
講義・実習は、今年、新たに開院した「日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック」を中心として行い、臨床の現場で摂食・嚥下障害や周術期の口腔ケアなど、より専門性の高い知識と技術を習得し、多職種とのコミュニケーション能力も高いプロの歯科衛生士を育成することを目指すとしている。
>>歯科衛生士の職域が、広がってきていますね。

痛くない歯科医のサービス革新

日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK11032_R11C12A2000000/

痛くない歯科医のサービス革新

先日、3カ月通った歯科医を晴れて「卒業」しました。ある日突然に奥歯が欠け、あわてて駆け込んだ歯科医ですが、歯磨きを怠っていたツケがいろんな箇所に発覚し、長期間の通院を余儀なくされたのです。

実は、今回通った歯科医では、いろいろなところでこれまでにない驚きを体験しました。

まず最先端のシステムを取り入れていたところ。レントゲンやカメラで撮影した治療箇所の記録のほか治療履歴などはすべてデジタル化されており、主治医の手元のモニターに簡単に呼び出せます。歯科衛生士との情報共有もシステム化されており、なぜ治療が必要か、どこを治療するかについて、ほぼ毎回このモニターを使ってわかりやすく説明してくれました。

以前かかっていた歯科医は、治療の腕がよいと紹介されたのですが、カルテの管理は手作業で、患者への説明はほとんどなし。治療の技量は素人には判断がつかず、治療以外のところに不満が募っていたのです。

最も大きかった驚きは、治療に対する恐怖感を克服できたことです。これまでは、歯を削るドリルによる神経に響く痛みが思い出され、回転音が聞こえただけで身をこわばらせていました。しかし今回は麻酔で治療中の痛みを抑える方針を採っていたため、麻酔の針が刺さる瞬間さえ我慢すれば、治療中は痛い思いをせずに済みました。ドリルが口の中に入っても体の力を抜いていられる自分に気が付いたほどです。

筆者が苦手とする歯磨きも丁寧にアドバイスしてくれたので、治療期間中の歯磨きに前向きになれました。それまでかかった歯科医では、歯を磨かかなかった日々について厳しく指摘されることが多く、歯を磨かなくなる→歯医者に行きたくなくなるという悪循環になっていました。

ふと気付くと歯医者は「いつ痛い思いをするかわからない怖いところ」から「口腔内の問題点を治してくれる快適な空間」に変わっていました。高い満足感を得られたため、通院中は家族や職場のメンバーにその歯科医について何度も吹聴した記憶があります。

よく似た話をショッピングサイトに関わる本で読んだことがありました。「(略)・・・驚きの体験を生み出し、顧客の記憶にとても長く残り、友人や家族への口コミにつながるのです」――。

靴を中心としたアパレル販売サイト、米ザッポス・ドット・コムのトニー・シェイCEO(最高経営責任者)は、著書「Delivering Happiness(ザッポス伝説)」(ダイヤモンド社刊)でこう述べています。同社は2009年に米アマゾン・ドット・コムに12億ドルを超える金額で買収されました。カスタマーサービスは全社員の仕事と考え、マニュアルを持たず最長6時間でも対応するコールセンターなどで顧客一人一人と生涯続く関係を築こうとしています。

サービス品質の向上は、ユーザーからのロイヤルティーに結びつきます。「誰でも開業できる」といわれて久しいショッピングサイトは、長年過当競争が続いています。筆者も、ほんの少しの成功例といくつもの失敗例を見てきましたが、事業を続けるには顧客からの信頼を勝ち得なくてはなりません。

最近、筆者も新興のショッピングサイトでこんな経験をしました。このサイトはこれまで物流が弱点となっており、注文した商品が届くまでに時間がかかっていました。ところが先日は、金曜の夜に注文した商品が日曜日に自宅に届いたのです。期待していなかった分驚きが大きく、サービスレベルが飛躍的に高まったことで、そのサイトへのロイヤルティーも上がりました。

戻って歯科医業界を調べてみると、全国で歯科医院の数は約6万8000施設あり、4万強とされる全国のコンビニエンスストアを大きく上回る規模とのこと。ショッピングサイト同様、過当競争が続いている業界でした。

こうなると、基本的な治療の腕は大前提ですが、その先には患者の信頼を勝ち得、口コミで推薦してくれるほどの「驚きの体験」が必要になってきます。そして筆者は今回、治療の過程でいくつもの驚きを体験しました。

筆者はこれまで職場の近くや自宅の近くなど、いくつかの歯科医を渡り歩いて来ました。次は3カ月後に検診の連絡があるとのことですが、またここで口腔チェックを受けたいと考えるようになっています。

>>丁寧なインフォームドコンセントが必要ですね。

口唇口蓋裂の治療、重症例でもきれいに

http://kenko100.jp/kenko/2012/12/11/01  健康百科

口唇口蓋裂の治療、重症例でもきれいに

成長に合わせ段階的に手術

  口唇口蓋(こうがい)裂は、生まれつき唇、歯茎、上顎が裂けている先天性の病気だ。最近では診断・治療技術が進歩し、重い症状でも段階的に手術をすることできれいに治るようになった。

発音や呼吸に影響

 口唇口蓋裂の赤ちゃんは、わが国では500人に1人の割合で生まれている。全体の約25%が上唇から鼻の下に裂け目がある口唇裂で男児に多く、約25%が上顎に裂け目がある口蓋裂で女児に多い。残りの約50%は口唇裂と口蓋裂が両方あって、男児に多い。また、鼻の下のくぼみを境にして左側の方が右側より2~3倍多く発症する。

 通常、妊娠から出産までの胎生期の4~12週で上唇から上顎にかけて形ができていく。口唇口蓋裂の治療に詳しい昭和大学病院(東京都)形成外科の土佐泰祥准教授によると「口唇口蓋裂は細胞が分裂し、顔面突起と呼ばれる部位がつくられていく過程で、何らかの理由で不都合が生じて発症すると考えられています。ただ、詳しい原因は分かっていません」と話す。

 口唇口蓋裂は見た目だけでなく、発音、呼吸、かみ合わせなど、体の機能にも影響が出るほか、中耳炎を起こしやすくなるため、適切な治療が必要になる。

複数科で連携

 治療は、形成外科、小児科、矯正歯科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士などの連携によって、子供の成長に合わせて進められる。生後3カ月頃に唇、1~1歳半頃に口蓋、5~6歳頃に歯茎の裂け目を修復していく。

 土佐准教授は口唇口蓋裂の手術を年間約300件行っており、個々の患者に合わせて術式を工夫している。体質によっては、縫った痕が赤くみみず腫れのようになる肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)などを起こすこともあるが、時間がたてば治まっていくことが多いという。

 「今は超音波検査機器の精度が向上し、特に口唇裂は胎児期にある程度診断が可能となってきています。それだけに、安易に告げると母親は大変なショックを受けます。早期に疾患や治療法についての説明を加えたカウンセリングをきちんと行うことが必須です」と土佐准教授は話している。

>>技術は、日々進歩していますね。

長年の頭痛・糖尿病・脳梗塞の原因は、なんと“歯”!?

Business journal
http://biz-journal.jp/2012/11/post_1070.html

「歯科による身体の病気の治療」を拒む医療利権

長年の頭痛・糖尿病・脳梗塞の原因は、なんと“歯”!?

【この記事のキーワード】医療 , , 病気

「Wikipedia」より

「吐き気がするほどひどい頭痛で、脳外科でCTやMRIを撮ったけれど異常なし。それが、歯医者に行って治ったんだから拍子抜けです」

 こう話すAさん(37歳)は元看護師。人体の仕組みは一通りわかっている彼女からしても、強い頭痛の原因が「歯」であるとはよもや想像しなかった。「脳外科のほかに、眼科、心療内科も回ったんですよ。それでも何年も治らなかったのに……」と驚きを隠せない。

 近年、歯の不調による全身への影響が少しずつ明らかになってきた。都内で歯科クリニックを開業するB氏は、次のように説明する。

「心臓病や脳梗塞は、歯周病菌によって引き起こされることがあります。歯磨きをサボっていると歯の表面に『プラーク』(歯垢)がたまることはご存じでしょう? それが、血管の中にもたまるんです。歯周病菌は、腫れた歯肉を通って全身の血管内に侵入します。プラークが剥がれて心臓の血管が詰まると、狭心症や心筋梗塞といった心臓病。脳の血管が詰まると脳梗塞です」

 Aさんのケースも、プラークが脳の血管に影響していたと考えられなくもない。あるいは、歯の噛み合わせが悪いことが原因の可能性もある。実は、Aさんが受けた治療は、「かぶせ物が取れたまま放置していた奥歯に、きちんと銀歯をかぶせた」というもの。奥歯が全身に与える影響は計り知れないことを、神奈川県内の歯科クリニックの院長C氏は語る。

「つい最近、右腕がしびれて動かすことができなかった実父の症状が、噛み合わせの調整でアッサリと治りました。父は加齢によって奥歯がすり減っていて、あちこちに噛み合わせのズレが生じていました。ほんの1ミリにも満たないズレですから食事や会話には不都合がなく、本人は気がつきません。しかし、奥歯でしっかり噛むことができないと、徐々に全身の骨格がゆがみ、頭痛や手足のしびれ、関節痛といった不定愁訴(特定の病気によらない不調)を招きます。それを慎重に削ったり、詰め物を盛ったりして高さを調整すると、うそのように症状が消えることがあるのです」

●歯周病と生活習慣病

 歯が原因となる全身の病気は、それだけではない。C氏は、歯周病と生活習慣病との関連を説明する。

「歯周病菌が歯茎を通って全身に回ると、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまいます。歯周病になると、糖尿病の症状を悪化させたり、それまで糖尿病ではなかった人も血糖値をうまくコントロールできなくなったりしやすいのです。最近ではメタボリックシンドロームや高血圧など、ほかの生活習慣病も歯周病菌が原因の1つとする報告もあります」

 不定愁訴や生活習慣病で病院を受診すれば、当たり前のように薬を処方される。しかし、薬を飲んだからといっても根本的に治るわけでもなく、多くの人は長期にわたって服薬を続けることになる。C氏は、歯科による全身疾患の治療がもっと広まれば、医療費を大幅に削減できると考えている。

「例えば高血圧。薬の量の規定を少し減らすだけで、年間6000億円以上が浮くはずです。医療のあり方は、もっと改善の余地があります」

●医科と歯科の格差

 では、なぜそうならないのか? C氏は医科と歯科の埋められない格差の存在を指摘する。

「治療技術を全国に普及させるには、大規模な臨床試験を行って統計データを取り、論文を発表する必要がありますが、時間も費用も膨大にかかります。医科がそれをできるのは、薬品メーカーによるバックアップ体制が絶大だからです。病院では大量に薬を使うため、薬品メーカーは医師に対して臨床試験やデータ収集の手伝いを惜しまないんですね。学会発表で使うスライドを薬品メーカーが作る、などということはよくあることです。まあ、利権ですよ」

一方で、歯科はというと……。

「歯科で使う薬の量はたかが知れていますから、薬品メーカーからするとマーケットの規模が小さいわけです。医科のような支援は受けられません。ただでさえ最近は歯科クリニックが林立し、競争のために診療時間を延ばさざるを得ないケースが増えていますから、論文執筆の時間を取れない歯科医も多いことでしょう」(C氏)

 前出のB氏は「日本ほど歯科医の地位が低い国はそうありません。アメリカなどの歯科医は全身の医学も学びますから、歯科医師と医師はさほど変わらないポジションだと認識されています。日本も、もう少し歯科医に発言権があっていいはずなのですが……」と嘆く。

 近い将来、日本の歯科医が医師ほどの発言力を持つことは、あまり期待できない。となれば、「体の不調を治すのは病院だけじゃなく、歯科にも可能性がある」と知っていた人だけが救われるはずだ。頭痛などの悩みがある人は、いつもの歯科医に「噛み合わせで頭痛が治るって本当ですか?」と尋ねてみてはいかがだろうか。

口腔内異変、虐待サイン 歯科医師ら静岡でシンポジウム

静岡新聞SBS
http://www.at-s.com/news/detail/474545125.html

虫歯など子どもの口腔(こうくう)内の状態から虐待を早期発見し、虐待防止につなげるシンポジウム「子どもたちの笑顔を守ろう!~今の静岡県の現状と私たちにできること」(県歯科医師会主催)が25日、静岡市駿河区で開かれた。
虐待を受けている子どもは、親が適切な歯科治療を受けさせていないなどの理由で虫歯や歯肉炎があったり、暴力による外傷が口の中や皮膚にできていたりするという。子どもの口腔内の異変を発見する立場の歯科医と、学校や行政機関などと連携を強化するため、県の協力でシンポジウムを企画した。
基調講演した東京歯科大の花岡洋一准教授は、児童虐待防止法の内容に触れながら虐待の種類や通告の仕方について説明。「口の中だけ見て虐待か判断できなくても、顔や首に傷があれば気付ける。疑いがあれば、すぐに通告することで子どもを救える」と訴えた。
講演に続き、県中央児童相談所や県教育委員会など関係機関の代表者が、各機関の果たす役割について説明したり、意見交換した。

歯周病:歯槽骨再生、新たな治療法 新潟大が取り組み

毎日jp

http://mainichi.jp/feature/news/20121126ddm013040027000c.html

 人工の歯根を埋め込む「インプラント」や入れ歯などに代わる新しい歯周病治療に、新潟大医歯学総合病院生命科学医療センター(新潟市、センター長・中田光同大教授)が取り組んでいる。歯周病で溶けた「歯槽骨」を再生する方法で、同センターは「自分の歯で再び食べられるようになる」と利点を話している。【久野華代】

 歯周病は、歯の表面に付いた細菌の塊が引き起こす病気で、歯茎が腫れたり、悪化すると歯を支える歯槽骨が溶けて歯が抜けてしまう。同センターは、歯槽骨を包む骨膜の一部を患者から切り取り、約6週間培養してシート状に加工。骨の原料になるアパタイトと患者から採取した血小板を混ぜて骨の欠損部分に詰め、このシートで覆った。この治療で、7〜9ミリの歯槽骨の欠損が、治療から半年後には3ミリ程度まで戻り、歯のぐらつきがなくなるという。歯槽骨が完全に欠損してしまう前の治療法としてこれまでに40例実施し、最長で治療から7年間、歯が抜けることがなかったという。

 手術で金属をあごの骨に埋め込んで人工歯を取り付けるインプラント治療は、歯周病の進行で歯槽骨だけでなくあごの骨まで薄くなると、通常はあきらめざるを得ない。同センターは、こうした患者にも同じシートを使ってあごの骨を再建し、インプラントを固定することに成功したという。

 中田教授は「シートの作成には、浮遊菌のない環境が不可欠。今後はこの環境を他の再生医療にも利用していきたい」と話している。

日本小児歯科学会編「乳幼児の口と歯の健診ガイド」が増刷

日本小児歯科学会編「乳幼児の口と歯の健診ガイド」が増刷  ha-ppy news
http://www.ha-ppy-news.net/topics/101350.html

日本小児歯科学会編の「親と子の健やかな育ちに寄り添う 乳幼児の口と歯の健診ガイド(
B5判 128頁 3,990円税込み 医歯薬出版)が第2版として増刷された。

「乳幼児の口と歯の健診ガイド」としての使用はもちろん、乳幼児の口と歯に関する指導書としてや、保護者への説明のためのツールとしても使える内容になっている。

日本小児歯科学会では、医療従事者だけでなく、保育士、幼稚園・学校教諭などにも利用できる内容であり、ガイド本として使ってもらいたいとしている。

「歯から身元」鑑定力強化、歯科医試験に出題へ

「歯から身元」鑑定力強化、歯科医試験に出題へ

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=68385    yomidr

東日本大震災で注目された歯科医による遺体の身元確認活動を強化する動きが進んでいる。

厚生労働省は2014年の歯科医師国家試験から、身元確認に関する問題を出題対象にする方針を固めた。

来年4月には身元確認への歯科医の関与を明文化した死因・身元調査法も施行されるため、日本歯科医師会は、年1回の専門研修の回数を増やし、全国的に実施する。

歯科医による鑑定(歯牙鑑定)は、遺体の歯科所見を専用の用紙に記録し、生前のカルテなどと照合する作業。形状や治療痕などを1本ずつ、写真やレントゲンも用いて比較すれば、高い精度で身元を特定できる。

東日本大震災では、今年8月末までに身元が特定された1万5576人(全遺体の98・6%)のうち、1割近い1213人は歯牙鑑定が決め手となった。歯牙鑑定などを行わず、遺族による外見での確認に頼ったケースでは、少なくとも13件の取り違えが判明している。

歯磨きに“おまけ効果”、食道や口腔がんなど予防

あなたの健康百科

http://kenko100.jp/kenko/2012/11/20/01

歯磨きに“おまけ効果”、食道や口腔がんなど予防

発がん物質作る菌減少か

日頃、虫歯や歯周病予防のために行っている歯磨きによって食道がんや口腔(こうくう)がんなどの発症率が下がるという。愛知県がんセンター研究所疫学・予防部の松尾恵太郎室長らが約4,000人に行った調査結果だ。歯磨きによって口の中が洗浄され、発がん物質を作る細菌が減るとみている。日本人を対象にしたこうした調査は初めて。

磨かないと高発症率

健康な人2,883人と食道および頭頸(とうけい)部がん患者961人(食道434人、頭頸部527人)に歯磨きの習慣を聞いた。頭頸部がんは口腔、咽頭、喉頭の各がんの総称で、口腔は舌を含めた口の中の粘膜、咽頭はのど、喉頭は気管の入り口辺りを指す。

1日に「1回磨く」は、健康な人1,049人、がん患者465人、「2回以上磨く」は、同1,736人、同437人、「磨かない」は、同43人、同34人。ほかは「不明」だった。

歯磨きの回数とがん発症率の関係を見たところ、食道がんは「1回磨く」人に比べて「2回以上磨く」では22%低く、「磨かない」では逆に81%高かった。同様に頭頸部がんでも26%低く、79%高かった。

朝、昼、晩の1日3回励行を

食道がんや頭頸部がんの原因としては、喫煙、飲酒、熱い食べ物の摂取のほか、食道がんでは肥満、咽頭がんでは最近はヒトパピローマウイルス(HPV)の関与も指摘されている。

では、歯を磨く人でなぜ発症率が低いのか。松尾室長によると、歯磨きによって

  1. 口の中にある体に悪いといわれる物質が洗い流される
  2. 飲酒に伴いアルコールが酸化されてできる発がん物質アセトアルデヒドを作る細菌の量が減る

―などが考えられるという。

松尾室長は「歯磨きは歯をきれいにする普通の磨き方で結構です。そうすれば、おまけとして今回のような結果が付いてくると考えてください。朝、昼、晩、コンスタントに磨くのがよいでしょう」と話している。

>>>>>歯磨きのメリットが一つでも増えれば 我々が患者さんに指導する時の引き出しが増えていいですね。

全国保険医団体連合会が「会員の意識・実態基礎調査」の結果概要を公表

http://www.ikeipress.jp/archives/5407      医療経済出版

 全国保険医団体連合会(保団連)は、11月8日、「会員の実態・意識基礎調査」の結果の概要を公表した。調査対象は医科5,043名、歯科3,543名で、有効回答数は医科1,646名(32.6%)、歯科1,330名(37.5%)、実施時期は2012年9月1日~30日。
質問項目は自身の健康から経営に関することまで多岐にわたっている。「日常診療、審査、指導について」では2年間の外来患者数について質問しているが、医科・歯科ともに「減った」が最も多く、それぞれ44.3%、49.4%だった。突合・縦覧点検開始による影響では、査定・返戻が増えたという人が医科30.3%、歯科10.9%と開いており、薬剤使用の少ない歯科では影響が比較的少ない様子がみてとれる。個別指導に当たった際の相談者としては、医科では「相談していない」が48.6%でもっとも多いが、歯科では「歯科医師会の役員・事務局に相談した」とする回答が38.6%でもっとも多かった。「使命感ややりがい」については、「医師・歯科医師への道を選んだ時以上に使命感、やりがいを持っている」と回答した人が医科・歯科とも前回2008年調査より増加しており、東日本大震災等における医療支援の広がりの影響なども考えられるとしている。