http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201304080095.html
朝日新聞 デジタル
【南宏美】消毒効果を長持ちさせる成分を開発した広島大の二川浩樹教授(口腔(こうくう)生物工学)が8日、文部科学省の科学技術賞の受賞者に決まった。二川さんは会見で「多くの細菌やウイルスに効果がある。感染や食中毒の予防に役立ててほしい」と話した。今後は歯周病など口腔ケアに関する商品の開発も急ぐという。
二川さんの受賞が決まったのは科学技術賞の開発部門。文科省によると、「社会経済、国民生活の発展向上などに寄与し、実際に活用されている画期的な研究開発や発明」に贈られる。同日、全国で計29グループの受賞が発表された。
歯科医の二川さんは「歯周病の予防に使える製品をつくりたい」との思いで、2000年から研究を始めた。化学薬品製造会社「マナック」(福山市)との共同開発で08年に、消毒成分を「シラン化合物」と合成させれば、消毒成分を机やタオル、人間の手などに長期間つなぎとめられることを発見した。
新成分は英文での頭文字などから「Etak(イータック)」と名付けた。実験では、一般的な消毒剤を吹きつけた机は、液体が乾くと表面に細菌やウイルスが付着したのに対し、Etakを配合した消毒剤は、1週間後も効果があった。
>>今までも、ロイテリ菌(虫歯菌を抑制する細菌)など、さまざまな分野で研究を重ねられてきた、広島大学の二川教授ですが、今度は、細菌やウィルスに対し、消毒効果を持つ消毒剤の開発に成功されました。中国新聞にも記事が掲載されており、鳥インフルエンザへの可能性についても示唆されていました。今後の更なる研究に期待大ですね。