海水温度が上昇すると、北方の海で危険な細菌の量が増加する可能性があることが、新たな研究で示唆された。研究著者であるジェノヴァ大学(イタリア)地球・環境・生命科学部准教授のLuigi Vezzulli氏は、「長期的なデータから、地球温暖化の影響で海中の病原菌量が増加していると考えられる」と述べている。現在のところ、ヒトへの危険はまだ小さいと考えられるが、「今回取り上げたビブリオ属菌と呼ばれる細菌は、特に海洋温暖化による影響の大きい沿岸部では脅威となるものであり、監視していく必要がある」と同氏は話す。英環境・漁業・水産養殖科学センター(CEFAS)のCraig Baker-Austin氏によると、ビブリオ属菌はさまざまな水環境に生息する細菌である。100を超える種があり、そのうち疾患を引き起こすのは10種類あまり。症状は軽度の胃もたれから創傷感染、敗血症まで幅広い。なかでも悪名高いコレラ菌は、世界で年間10万~12万人を死亡させ、500万人に疾患を引き起こしていると推定される。ビブリオ属菌は水中および貝類中に含まれる。
今回の新たな研究では、1958~2011年に北海および北大西洋で採取されたプランクトンの保存検体を調査した。「相対量指数(relative abundance index)」と呼ばれる測定値を用いて細菌量の経時的な変化を追跡した結果、海水温の上昇とともに細菌量も増加していることがわかった。この結果は因果関係を裏づけるものではないが、関連を示す「強いエビデンス」だとVezzulli氏は述べている。
>>続きはリンク先よりどうぞ
ヘルスデージャパン 2016.8.18
http://healthdayjapan.com/2016/08/18/13233/
マンモスなどを死に追いやった可能性のある生物が、溶け出される可能性もあるみたいですね。