日本有病者歯科医療学会の25周年記念シンポジウムが1月14日、東京歯科大学・血脇記念ホールで、『薬剤関連顎骨壊死に関する医科・歯科連携コンセンサスミーティング』をテーマに開催された。山王メディカルデンター・女性医療センターの太田博明センター長は、BP製剤と顎骨壊死の関連が2003年に初めて報告されてから今日に至るまでの経緯を解説。「2012年に発表された『BP関連顎骨壊死に対するポジションペーパー』の中で、〝休薬は抜歯の3ヶ月前、再開は抜歯の2ヶ月後〟という目安を示したところ、〝3ヶ月〟という点だけが一人歩きして正しい理解が進まないままBP製剤を使用する患者の歯科治療が敬遠されるようになった」と指摘。
ディスカッションに先立ち、東京歯科大学の柴原孝彦教授は「BP製剤を休薬することには根拠がない」とし、「顎骨壊死を怖れて感染部を有する患歯を抜歯しないのは誤りで、リスクを考慮しつつ積極的な処置が必要」と考えを示した。
>>医療経済出版 2017.1.17
http://www.ikeipress.jp/archives/9306
BP製剤(ビスフォスフォネート製剤)について、ディスカッションが行われたとの記事です。BP製剤については、「3か月の休薬期間を設け、外科処置を行う」というのが、スタンダードと考えていましたが、休薬についての根拠がないとの見解も示されているみたいです。この場では、リスクを踏まえたうえで、積極的な治療も必要との考えが示されたそうですが、我々は具体的にどのように対応したらいいかの見解は示されていません。指針の徹底を期待したいですが、まだ先のようですね。