スイスで伝統療法が人気、病院も治療に採用

AFP BB NEWS http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2939797/10606593

【4月26日 AFP】「癒しの手」を求めて集まった20人ほどの人たちの間を歩き回るデニス・ビプレー(Denis Vipret)さんは、1人ずつ患者の肩に触れ、右手を軽く揺らす。患者にエネルギーを送っているのだ。
チェックのシャツにジーンズ姿でサンダル履き、大柄のビプレーさんは、スイス国内で急増している伝統療法の治療師たちの中でもスター的存在だ。ジュネーブ(Geneva)で開催された治療の会には、ビプレーさんの手の「魔法」を体験したいと待ちわびていたおよそ300人が遠方からも訪れた。
治療の方法は「左手で体のどこが悪いかを見つけ、右手で癒やす」ことで、施術料は1回あたり50スイスフラン(約5300円)。ビプレーさんは、1分もかけずに患者を診察する。
ビプレーさんは治療師としての訓練は受けておらず、その治療方法は公認されている伝統療法の分類のどれにも属さない。だが「ガン、腫瘍、エイズ、白血病、鉄欠乏症、全部分かる」のだという。さらに治療から30日間は、患者は思考の力だけで、健康に関するあらゆる問題を遠ざけることができるという。治療を受けた患者たちは、彼の手のパワーと熱さに驚きをあらわにする。
世界でも最大規模の製薬会社のいくつかが本拠地を置くスイスだが、ビプレーさんのような伝統療法の治療師たちへのニーズが豊富な国でもあり、こうした治療法の人気はここ数年で大きく上昇している。
専門家らによると、かつて「魔女」として遠ざけられた催眠術師、接骨師、磁気療法師、薬草医らが、オーガニック人気の波に乗って受け入れられ、今や多くの病院も患者にこうした治療師の紹介を始めた。
■人気には地域ごとのバラつきも
2008以降に出版した伝統医療に関する2冊の著書がベストセラーになった民族学者のマガリ・ジェニー(Magali Jenny)さんはAFPの取材に対し「伝統療法がここまで広く受け入れられている国は、少なくとも欧州では他にない」と話す。
ジュネーブを拠点に磁気療法を行っているフランス人女性、アニー・マリー・ジラルド(Annie Marie Girard)さん(55)もこの点に同意する。フランスでは治療に即効性がなければすぐに訴えられるので、スイスで開業したのだという。
ジェニーさんによれば、スイスの全人口800万人のうち約4分の1が暮らすフランス語圏には、訓練を受けずに治療活動を行っている治療師が500人以上いる。ジュネーブ州では「スピリチュアル・ヒーリング」が医療として承認されている。
専門家らによると、伝統療法がより広く実践されているのは、フランス語圏とイタリア語圏。ドイツ語圏では、資格を持つ医師にかかることを好む人が多い。
また、内務省文化局によれば、 カトリック教徒が多い北部ジュラ(Jura)州や西部フリブール(Fribourg)州、南部バレー(Valais)州、北東部アッペンツェル(Appenzell)やスイス中部でも、伝統療法の治療師にかかる人が多い。
ジェニーさんのもとには、あまりにも多くの人が治療を受けに来て追いつかないので、著書から自分の名前を削除してほしいという依頼が約70人の治療師たちから寄せられたという。
■進む西洋医学と伝統療法の統合
スイス国内の多くの州では、伝統療法を「生きた伝統」として承認しており、国レベルでも地域レベルでも、医師会はこうした療法に懐疑的な見方をほとんど示していない。
そのため多くの病院は、患者に伝統療法の治療師たちを紹介しているだけでなく、患者やその家族が希望する治療師を招くこともある。
AFPの取材に応えたフリブールの病院の広報担当者は、「救急処置室ではよくある。特にやけどや出血性外傷の患者に多い」と話した。
一方、伝統療法のこうした人気ぶりに乗じて、いかがわしい治療師も現れているとして、専門家らは注意を呼び掛けている。また保険会社は、何らかの検定制度が必要だと訴えている。
メディアの注目が集まる以前から、すべての治療師が信用できるわけではなかった。例えば前月にはベルン(Bern)で自称「治療師」が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染している血液を16人の患者に注射したとして禁錮約13年の刑を受けた。(c)AFP/Agnes PEDRERO

>>>近代医学といえども、限界は当然あると思われます。その部分を補うことができる治療法がもしあれば、より多くの患者さんが救われるかもしれません。
伝統医学としては各国で薬を使ったものが多いようですが
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/traditional_medicine/
客観的な判断基準がないため、本文中にあるように、「やみ治療」的なものが横行しているので注意が必要です。
「おぼれていても」掴んだものが「ワラ」では仕方がありませんから。

 

「東京都女性歯科医師の会」六本木ヒルズクラブで春の総会・学術講演会

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/5961

「東京都女性歯科医師の会」は4月21日、東京・港区の六本木ヒルズクラブで、春の総会・学術講演会を開催した。  講演会は、「介護を歯科からサポートする~食の環境作りと口腔ケア~」をテーマとして、千木良あき子氏(歯科医師)、田中靖代氏(看護師)、南知香子氏(歯科衛生士)の三氏を招いて行われた。講演会ののち正午過ぎからは懇親会が行われ、なごやかな雰囲気の中で余興等も行われ15時過ぎに散会となった。

>>>女性が働く場合、結婚、出産・育児などいろいろな問題が伴うことがあります。
少し前の調査ですが、
http://www.chosakai.co.jp/alacarte/a11-03-3.html
政府の課税制度も女性の労働を制約する傾向がありました。
このような環境を改善し、女性ならではの利点を生かした歯科医療を期待したいものです。

関連ページ

雇用機会均等法に関連して(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/

参考

東京都女性歯科医師の会
http://www.tokyo-woman-dentists.com/

男と女の関係を変えた「直立姿勢」

日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0900R_Z00C13A4000000/

日経ヘルス&プルミエ

男と女の関係を変えた「直立姿勢」 働きもののカラダの仕組み 北村昌陽

いい季節になりましたね。休日はどこかへ出かけますか? どこへ行くにしても、私たちは移動するとき、必ず2本足で歩きます。それが人間の特徴。そして「直立二足歩行」は、思わぬところでも、私たちの生活に影響しているようです。
子育ての経験がある人なら、赤ちゃんが初めて立ったときの感動を覚えているかもしれない。通常、赤ちゃんは1歳前後になると、自力で立てるようになる。体に根付いた本能的な力に導かれて、自然と2本足で立ち上がるのだ。
ただ動物界を見渡すと、常時体を直立させる姿勢は、かなり特殊。以前、ある動物園でレッサーパンダが直立姿勢をとって話題になったが、ああいう姿が注目されること自体、人間の特殊さの表れといえよう。
姿勢が特殊なのは、それを支える骨格が特殊だから。人類の化石研究が専門の、国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男さんによれば、人体骨格のユニークな特徴は「骨盤」と「足のアーチ」に表れているという。
「400万年ほど前、骨盤と足の骨格が現代人とほぼ同じ形になった時点から、人類は直立二足歩行動物になったのです」

■骨盤と「足のアーチ」は時間差で進化
人間の骨盤は、おわんのような形が特徴的だ。このおわんが、直立した胴体の一番底で、腸などの内臓の重さをしっかり支える。
「これは人間特有の形。人間と近縁の類人猿、例えばチンパンジーでも、骨盤の形はむしろ四足歩行の動物に近いですね」。チンパンジーの骨盤は、平べったい板状。背骨の両側に2枚の板状の骨を並べたような形だ。
人類の祖先の骨盤がおわん状になったのは、今から600万~700万年ほど前と推測されている。これで、内臓の重さを支えると同時に、骨盤上部(「腰骨」にあたる部分)が広がってお尻の筋肉が大きく発達し、直立姿勢が安定したといわれている。
ん、ちょっと待って。さっきは確か、400万年前といいましたよね?
「ええ、このあと足にアーチができるのが約400万年前です」
つまり、「おわん状の骨盤」と「足のアーチ」の間に、タイムラグがあるってこと? 「そう。その間の200万~300万年ほど、人類の祖先は、おわん状の骨盤と、チンパンジーのように木の枝をつかめる足を併せ持った姿だったのですよ」
足のアーチは、平らな地面を効率よく歩くのに適した骨格。400万年ほど前、気候の変動によって人類の祖先はサバンナのような平原で暮らすようになり、足もアーチ型になった。でもそれより前、森林に住んでいたころから、骨盤はすでにおわん状。つまり彼らは最初、森の中で立ち上がったのだ。
ただ、枝をつかめる足は、長い距離を歩くには不向き。ということは、枝の上で立ったの?
「そうです。2本足で立つと、空いた両手で物を持てますね。これで、雄が雌にプレゼントを運び、雌はより良いプレゼントを持ってきた雄を選ぶようになった。雌が選択権を握ったことで、人類は一夫一妻の習性になったという説があります」
へぇー、確かにテレビの動物番組を見ると、チンパンジーなどは群れで生活している。ああいう生活から一夫一妻へシフトしたのは、2本足で立ち上がったからなのか。そんなところにまで影響するとは、「立つ」ってすごいことなんだな。

■足のアーチ構造は歩かないと衰える
ところで、足にアーチがあるのも人間特有ですか?「人間以外でアーチ骨格を持つ動物といえば、ゾウです」
ゾウ?
これはまた意外な名前が出てきたが、アーチ骨格の足は重さに強く、体重の重い動物に適しているという。人間はゾウよりはるかに軽量だが、2本足という特殊な姿で歩くには、アーチが必要だったようだ。「歩くためのアーチですからね。あまり歩かない生活では衰えるのも当然でしょう」
なるほど。確かに外反母趾(ぼし)やタコなど、足のお悩みはアーチの衰えと直結している。せっかくの二足歩行の体なのだから、きちんと生かしたいものです。

>>>人類の直立二足歩行はもともと樹上生活から平原へ降り立ったことから始まったようです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~t_tajima/nenpyo-1/se-0-6c.htm
直立姿勢にはいろいろなメリット・デメリットがありますが、直立したおかげで言語が発達したという説があります。
http://www.tcct.zaq.ne.jp/nitta/kenko/009homosapiens.html

 

知ってましたか・・・結婚で姓が変わったら免許証の書き換えが必要です

広島県 http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/iryouzyuuzisyamennkyo/1209347474355.html

医師・歯科医師の籍を訂正し,免許証を書換えるとき

 籍登録後,名前や本籍地の都道府県(日本国籍を有しない方については,国籍)等が変更した場合に,籍の訂正及び免許証の書換えを行うための手続きです。

(結婚などで名前が変わったときは、変更後30日以内に歯科医師の籍を訂正し,免許証を書換えなければなりません。)

詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
http://shinsei.e-gov.go.jp/search/servlet/Procedure?CLASSNAME=GTAMSTDETAIL&id=4950000000794&fromGTAMSTLIST=true&SYORIMODE=

記載例が以下に載っています
http://shinsei.e-gov.go.jp/search/servlet/FileDownload?seqNo=0000376504

>>>最近は夫婦別姓もありますが、女性の場合は姓が変わる場合がありますのでご注意ください。

大災害に備えて協力協定/県警と県歯科医師会

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20130410000130

香川ニュース

香川県警と香川県歯科医師会(豊嶋健治会長)の警察歯科医会は9日、遺体の身元確認における協力協定を締結した。近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震に備えるほか、日ごろの事件、事故時の検視に歯科医が立ち会うなど、適正で迅速な身元確認につなげるのが目的。協定は東日本大震災などを教訓とした取り組み。主に、検視・実況見分への歯科医の立ち会いや歯牙鑑定、法歯学の知識・技能向上に必要な研修の実施について相互協力を図る。

この日、香川県警本部で調印式があり、筋香川県警本部長と豊嶋会長が協定書にそれぞれ署名。筋本部長は「一層の協力体制を構築、維持し、協定を実り多いものとしたい」とあいさつ。豊嶋会長は「大変責任の重い任務。心を引き締めて十分に実行したい」と述べた

>>いつ起こるかわからない災害ですが、身元を確認するのに、「歯の状態」にて最終判断されることもしばしばです。この「法歯学」について、歯科医師全員が知識の研鑽をし、地域社会に貢献することが望まれますね。

[我ら“うちなーんちゅ”米ロス発](29)歯科医 与儀薫さん(49)

沖縄タイムス http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-04-08_47772

カリフォルニア州のロサンゼルス近郊で歯科医として働く与儀薫さんの人生は、沖縄返還とともに大きく変わった。
恩納村に生まれ、宜野湾市で育った与儀さんは、中学1年まで平穏な日々を送っていた。しかし、その数年前に沖縄が日本に返還され、父親が勤務していたボイス・オブ・アメリカ(米軍運営によるラジオ局)が沖縄から撤退することになった。
「仕事を失ったおやじは、沖縄で転職するか、本土に移って仕事を探すかという選択を迫られた。そんな時、渡米して働くつもりなら永住権をあげる-というアメリカ政府からの申し出があった。だったら思い切って再出発しようということで、両親は私たち5人の子供を連れてロサンゼルスに渡って来た」
-中略-
「両親には言葉で表現できないほど感謝している。新天地アメリカで両親も苦労したし、私たち兄弟も最初の数年間は慣れない英語と格闘した」
与儀さんはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の生化学専攻から歯学部へ進学、1992年に卒業し、以来、歯科医として多忙な日々を過ごしている。
「実は中学1年で渡米してから、一度も沖縄に里帰りをしたことがない。ずっと勉学と仕事に追われ、ゆとりがなかった。しかし、そろそろ13歳の娘(カイリー・キヨミ)と10歳の息子(ケンジ)を連れて帰省したいと思っている」
-中略-
「沖縄の何が懐かしいかというと、まぶたの裏に焼き付いている風景。宜野湾の家は2階建てだった。学校から帰ると毎日、屋根によじ登って、そこから遠くに見える海を眺めた。その光景が今も忘れられない」
-中略-
どこか寂しそうな表情を浮かべながらも、「子供たちに私の育った場所を見せてあげたい」と繰り返す与儀さん、36年ぶりの帰省をぜひとも実現してほしいものだ。(福田恵子・ロサンゼルス通信員)

>>>かつて広島からも多くの人々がブラジル・ハワイなどへ移住して、世界で活躍しました。現在、多くの日系3世・4世が各地で活躍しています。一見すると日本人と見間違うような彼らが口を開くと不思議なことに聞こえるのは「英語」など他国語。是非、彼らに一度ご先祖の母国、日本を訪れる機会を与えたいと思いました。

歯磨き習慣は、乳幼児から!アプリで「歯磨き」「着替え」「ゴミの分別」を学ぼう

マイナビニュース http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/appwoman/2013/03/post-724.html

親子で一緒にできるゲームアプリって、たくさんリリースされていますよね。でも、単なるゲームはあまりやらせたくない…。そんな教育熱心なママに絶対おすすめなのが、楽しみながら生活習慣を学べる『しまじろうと やってみよう!』です。

■「こどもちゃれんじ」を受講していなくても、無料でダウンロードできる!
人気キャラクター「しまじろう」と一緒に、「歯磨き」「着替え」「ゴミの分別」に挑戦!とってもシンプルなゲームですが、年齢に合せて難易度を変更できるので、3歳から小学生のお子さんまで遊べます。また、ゲームを始める前に、過去に人気だった映像教材の一部も見られるのもポイントです。外出先でお子さんがぐずったときにも使えますよ。

■歯磨きの習慣は、乳児期から始まっている?!
日本小児歯科学会によると、哺乳期の赤ちゃんは、衣類やおもちゃをなめたり、口の周りや口の中に物が触れることで、歯磨きの準備が始まっているといいます。パパやママがやさしくスキンシップを取ってあげることで、ガーゼ磨きや歯ブラシがスムーズにできるようになるそうですよ。また、首が座りはじめたころ、親や兄弟が楽しそうに歯磨きをしているところを見せてあげると、より歯磨きへの抵抗が少なくなります。ぜひご家族で試してみてくださいね。

(参考:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_07.html#pro07)

歯磨きを嫌がるお子さんには「むしばいきんをやっつけろ」がぴったりです。3歳未満のお子さんでも、「かんたん」モードならできるはず。ゲームをしながら歯磨きの大切さを教えてあげてくださいね。

どのゲームも、5回遊ぶとごほうびにキャラクターカードをもらえます。すべてのカードを集めてコレクションすることを目標に、毎日コツコツ続けてみて!

言葉で教えるだけではなかなか身につかない生活習慣。「大好きなしまじろうと一緒になって、歯磨きを覚えました」「子どものお手本にぴったり!」など、ユーザーは大満足のようです。あなたも便利なアプリを使って、お子さんの成長を見守ってみては?

>>>「たかがゲーム」と侮ってはいけません。手段はともかくIT時代の子供に歯磨きの習慣がつくのであれば、結構なのではないでしょうか。(「しまじろう」の人気に嫉妬さえ覚えるのは私だけ?)

平成25年度(第106回)歯科医師国家試験合格率

厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken02/about.html

平成25年2月2日(土)、3日(日)に実施した標記試験の合格者数等は以下のとおりです。

                                                                         記

出願者数 受験者数 合格者数 合格率
新卒者 2,786人 2,373人 1,907人 80.4%
全体 3,764人 3,321人 2,366人 71.2%

-後略-

>>>なつかしい。でも、今は昔よりきびしいかも・・・

 

<TPP>皆保険の維持に不安…交渉参加表明

Yahoo ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-00000099-mai-bus_all

毎日新聞

TPPを巡っては、公的医療保険制度への影響が焦点の一つに浮上している。過去の通商交渉で米側が医療保険分野への民間参入拡大を強く求めてきた経緯から、日本医師会(日医)や自民党の一部議員が「公的保険のカバー範囲が縮小し、国民皆保険が崩れる」と懸念しているためだ。ただ、政府は「医療保険制度は対象外」と説明し、議論はかみ合っていない。そうした中、厚生労働省は「米側の関心は医薬品や医療機器のシェア拡大」との見方を強めている。

 日本の医療の特徴は、全国民が公的保険に加入し、等しい医療を受けられる「国民皆保険」にある。保険診療と保険外診療を組み合わせる「混合診療」も原則禁止だ。一方、米国の医療は民間保険に入るのが基本。所得の低い人は高度な医療を受けられない。

 外国の保険会社が広く参入したり、営利企業が病院経営に参画したりすれば、高額の保険外診療が増えて病院にかかれない患者が生まれ、不採算の病院も増える--。TPPを警戒する日医は15日、横倉義武会長名で「国益に反すると判断された場合は速やかに撤退する選択肢も持つべきだ」との声明を出した。

 反対理由には投資家と国家の紛争解決(ISDS)条項の存在もある。不利益な扱いを受けた企業が相手国を訴えられる仕組みだ。国民皆保険を参入規制とみなされる、との不信もあり、自民党のTPP対策委員会は13日、皆保険を「聖域」の一つに位置づけた。

 ただし、TPP交渉を担当する米通商代表部(USTR)のカトラー代表補は昨年3月、東京都内での講演で、「混合診療を含めて公的保険制度外の診療を認めるよう求めるものではない」と述べている。これらの発言をもとに安倍晋三首相は15日の会見でも「世界に誇る国民皆保険を基礎とした社会保障制度を断固として守る」と火消しに努めた。

 その点医薬品に関しては、新薬の成分情報を公開せずに済む期間の協議がTPP交渉参加国間で進んでいる。米国の巨大製薬企業群は、日本市場でのシェア拡大に躍起で、厚労省幹部は「米国は新薬の特許権保護の強化を目指している」と読む。さらに、販売好調な新薬の公定価格を下げていく日本の仕組みについても見直しを迫ってくるとみている。

地震と噴火 対策加速

YOMIURI ONLINE(山梨) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20130309-OYT8T01078.htm

東日本大震災を教訓に、県内でも防災対策が進んでいる。富士山噴火、東海地震が発生すれば、大きな被害が出る可能性が高い県内での取り組みを取材した。(山口優夢)
-中略-
東海地方では100~150年の間隔でマグニチュード8クラスの大地震が発生している。しかし、江戸時代後期の1854年の安政東海地震以降、約150年間起きておらず、内閣府によると、いつ発生してもおかしくない状態という。
-中略-
甲府地方気象台の尾能(おの)耕一・火山防災官によると、最も恐ろしいのが「東海地震・東南海地震・南海地震が連動して発生し、富士山が噴火」というパターンだ。江戸中期の1707年に起きた宝永地震は、この連動のタイプとされており、49日後に富士山が噴火している。
地震と噴火の被害が重なれば、影響は大きい。-中略-

[県の災害協定 20件増]
-中略-
震災前までは37あった民間事業者などとの災害時の連携協定は、57に増えた。昨年4月には県医師会や県歯科医師会に対し、県が災害時に医療救護活動を要請できる協定を締結。医師が負傷状況を判別する「トリアージ」や、歯科医による遺体の歯型確認などを迅速に行えるようにした。
-中略-
県防災危機管理課の宮原健一課長は「インフラ、防災意識、情報伝達と課題は多すぎる」と漏らしながらも、「これで十分ということはないだろうが、この2年間で防災対策は進んでいると感じている」と力を込めた。

[意識の継続 課題に]
震災からの2年間で、県民の防災意識はどう変化したのだろうか。
県立防災安全センター(中央市)では、揺れを体験できる車両に乗れるほか、防災に関する講話を聞ける。-中略-
大震災で避難所運営など被災者支援の活動をしたNPO法人「災害・防災ボランティア未来会」(甲府市)の代表を務める山下さんは「震災直後に比べると意識が低くなってきている」とも指摘しており、一過性の意識の高まりにしないことも震災3年目以降の課題と言えそうだ。

県が打ち出した震災後の主な防災関連施策
▽県管理道路に架かる全1798の橋の耐震性点検
▽液状化の危険度を示したマップ作成
▽衛星携帯電話の災害拠点病院への設置支援
▽農畜産物の放射性物質検査機器の整備
▽小中学校養護教員を対象にした災害時の児童・生徒のカウンセリング講習
▽要援護者支援のマニュアル作成
▽中山間地域の集落孤立防止のための林道整備
2013年3月10日 読売新聞

>>>震災、他人ごとではないかもしれません。