何日か睡眠不足が続いた後では、カフェインにより覚醒や精神能力を改善する効果が得られなくなることが、米ウォルター・リード陸軍研究所(メリーランド州シルバースプリング)のTracy Jill Doty氏らの研究でわかった。 研究では、健康なボランティア48人を対象に、5日間、睡眠を一晩5時間に制限した。被験者は1日2回、カフェイン200mgまたは作用しないプラセボのいずれかを摂取した(なお、平均的なコーヒー1杯のカフェイン含有量は95mg)。さらに、起きている間は1時間ごとに知的技能テストを実施した。
その結果、最初の2日間はカフェイン摂取群がプラセボ群よりも試験成績が良かったが、残りの3日間では差が認められなくなった。Doty氏は、「カフェインは睡眠が足りないときの能力低下に抗うために広く使用されているため、この結果は重大だといえる。今回のデータは、同じように有効1日用量のカフェインを摂取しても、複数日の睡眠制限による能力低下を予防するのには不十分であることを示唆している。1日2回、200mgのカフェイン摂取による能力上昇が3日間の睡眠制限後に失われたことは、特に意外だった」と述べている。
米国疾病管理予防センター(CDC)によると、成人は一晩に7~8時間眠るべきだという。今回の研究結果は、米デンバーで開催された睡眠専門家協会(APSS)集会で発表された。(HealthDay News 2016年6月16日)
>>
ヘルスデージャパン 2016年6月27日
http://healthdayjapan.com/2016/06/27/12633/
カフェインの効果についての記事ですが、カフェインを摂取しても、長期にわたる睡眠不足のケースだと、効き目が長続きしない可能性が示唆されたとのことです。ケースによっては、3日続けて睡眠不足であれば、カフェインの効果がなくなる事もあると結論づけられていることからも、やはりきちんとした睡眠をとることが大事ということでしょうか。不眠で問題なく過ごすというのは、やはり難しいということですね。