抜歯器具、アスピリンの歴史など演題に―日本歯科医史学会・学術大会

医療経済出版

http://www.ikeipress.jp/archives/8672

日本歯科医史学会(渋谷鑛理事長)の第43回総会・学術大会が10月3日、東京・湯島の東京ガーデンパレスで開催された。

特別講演では、坂下英明氏(明海大学歯学部病態診断治療学講座教授)を講師に招き「抜歯器具〜その奇妙なものたちの物語〜」が行われた。

また、会長講演では、見﨑徹氏(日本大学歯学部歯科麻酔学講座教授)が「痛みに関する2剤の変遷」と題し、解熱・鎮痛の際に広く使用されアスピリンの製品名で知られるアセトアミノフェンについて、紀元前から用いられていた歴史的経緯を解説。1971年に薬理作用が解明されて以降、発売から110年経った今も生産が続けられていること、現在は解熱鎮痛薬だけでなく抗血小板剤として用いられていることなどを紹介した。一般演題は全29題が終日にわたり発表された。

退職は高齢者の健康を損ねる可能性

ヘルスデージャパン

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=6254:2015105&catid=20&Itemid=98

 

仕事を続けている高齢者は、退職した人よりも健康であることが、新たな研究で示唆された。失業または退職した状態にあると、喫煙や肥満などの因子を考慮しても、健康状態が悪化するリスクが高いという。米イリノイ大学シカゴ校公衆衛生学部のJay Olshansky氏は、「仕事を続けることは健康によいことがわかっている。仕事をしないと全体的な健康状態の低下につながる可能性がある」と述べる一方、「退職したから健康が損なわれた、あるいは仕事を続けているから健康でいられると断言できるわけではない。当然、健康でない人は仕事を辞めやすい傾向がある」と指摘する。それでも、働けるなら仕事を続けたほうがよいと同氏は話す。

米国疾病管理予防センター(CDC)が発行する「Preventing Chronic Disease」9月号に掲載された今回の研究では、米マイアミ大学のDiana Kachan氏率いる研究グループが、65歳以上の成人8万3,000人強を対象とする1997~2011年の政府調査データを用いた。その結果、特に体力を要する仕事をしている人は健康低下のリスクが最も低かった。ブルーカラーの労働者は、慢性疾患や身体機能低下のリスクが特に低いことがわかった。座りがちな事務系の仕事に比べ、肉体労働者は運動量が多いことがその理由と考えられると、研究著者らは述べている。Olshansky氏は「肉体労働者が仕事を続けるためには良好な健康状態を維持するしかない」と説明する。

>>続きはリンク先よりどうぞ 精神的な充実も要因の一つになりそうです

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水を使わない口腔ケア開発 専用ジェルで安全に

産経ニュース

http://www.sankei.com/life/news/151006/lif1510060013-n1.html

 

高齢になって歯が少なくなり、入れ歯になったとしても、医療や介護の現場では口を清潔に保つケアがとても重要だ。ただ、飲み込む力が弱まってむせるようになると、口をすすいだ水が誤って気管に入り、誤嚥(ごえん)性肺炎を起こす恐れがある。国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の角保徳・歯科口腔(こうくう)先進医療開発センター長(高齢者歯科)らは、メーカーと協力して水を使わないケア専用の「お口を洗うジェル」を実用化、誤嚥を避けて汚れを落とすシステムを開発した。

従来の高齢者向け口腔ジェルは、主に口の中の潤いを保つのが目的だった。角さんらは自前で開発した多様なジェルと市販品を「塗りやすさ」「汚れの取れやすさ」など11項目で比較。最適な配合のジェルを作った。ケアする人は片手にブラシやスポンジ、もう一方の手で吸引装置を扱い、ケアの間に随時、汚れを含んだジェルを吸引する。ドライマウスなどで口が乾く高齢者では、上あごや舌に汚れがかさぶたのようにこびりつき、無理にはがすと出血する。口の中をよく見てジェルを塗り込み、汚れが柔らかくふやけるまでの間に歯をブラッシング。ふやけた汚れもスポンジやブラシでかき取る。

実際に使うと、高齢者からは「さっぱりした」「食事がおいしい」など好評。食べられることで栄養状態が回復するほか、唾液の出が良くなって口や舌の動きが滑らかになる効果もみられた。角さんらはこの方法をまず歯科医師や歯科衛生士に広く紹介し、将来は高齢者が多い病院や介護現場で普及させたいとしている。

>>私の医院でも、高齢者の方が、ポリッシングの後に、磨き粉が残留するためうがいしてもらう際に、水が喉に入ってしまい、辛そうに咳き込む姿をみかけます。どれぐらいの口腔洗浄効果があるのか、どういう成分が入っているのか、ジェルを誤嚥した場合に排出は容易なのかなど、気になるところは多いですが、試してみたくなるものになっていますね。今後に注目です。