【歯科の「予防」で無駄な医療費を減らす(2)】

日本歯科医師連盟 http://www.facebook.com/photo.php?fbid=520383584663961&set=a.457378960964424.93718.457353197633667&type=1&theater

我々が日常行っている歯科医療行為に関する対価は、グローバルな視点からすれば異常ともいえる低さである(OECD加盟30カ国中で根管治療を260円で行っている国などない)  また、経済状況により乱高下する貴金属を使った補綴処置は、他国での公的保険ではほとんど実施されておらず、現行では歯科医療機関にとって赤字リスクを負っての治療となっている。わが国における現行の不適正な歯科診療報酬の適正化な絶対に必要であるものの、医科に比べ政治力の弱い我々の組織では、それをすぐに叶えることは不可能である。故に存亡の危機にある歯科界が喫緊に取り組まなければならないことは「メタボ健診事業」に参画し、予防を中心とした来院患者を増やし、歯科医療費の自然増を目指すことなのである。  現行のわが国の医療制度を掌っているのは国家権力であり、それをコントロールできるのは国民の代表である国会議員なのである。故に我々が国民のための優良な歯科医療を実現するためには、我々の意を汲んで国会で行動してくれる議員が絶対に必要なのである。  本年7月の参院選にも歯科界全体が一致団結し、必死で取り組むことが歯科医療を良い方向に導く手引きとなろう

>>>表現はややラジカルかもしれませんが、必要であることは間違いありません。
以前、厚労省のデータにもありましたが
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken11/index.html
日本の歯科医療はまだまだ冷遇されているといっても過言ではありません。

みなさん、石井みどり先生の存在をお忘れなく。

【歯科の「予防」で無駄な医療費を減らす(1)】

日本歯科医師連盟 http://www.facebook.com/photo.php?fbid=519327018102951&set=a.457378960964424.93718.457353197633667&type=1&theater

【歯科の「予防」で無駄な医療費を減らす(1)】 さて、先般の衆議院選挙で大勝し、政権与党に返り咲いた自由民主党の政権公約(J-ファイル2012,No145)に何点かの歯科に関する記述があり、その中の見逃せない1つに歯科の「メタボ健診」への参入が明記された。これは、政権与党が国民に対し約束した、歯科領域での予防の義務化であり、厳しい現状にある歯科界にとっても、一筋の光明であろう。「歳をとったら医療費がかさむことは致し方ないことである」との考え方は改めるべきである。健康なお年寄りは無駄な医療費を使っていない。そして、治療に比べ予防にかかる医療コストは極端に低い!政権与党が公約したとおり、メタボ健診に参画し、一刻も早く歯科への国民皆定期受診を実現することが国民の健康長寿の達成に直結し、なおかつわが国の疲弊の一因である社会保障にかかる無駄な部分の削減につながり、ひいては国を救う手だてなのである。  

>>>医科の特権であった「メタボ健診」に歯科も参入できるんなら、大歓迎です。ところで歯科のメタボ健診ってどうやってするんでしょうか。

医療・介護は地域で一体提供へ、国民会議が論点

YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130422-OYT1T01233.htm?from=top

政府の社会保障制度改革国民会議(会長・清家篤慶応義塾長)は22日、首相官邸で会合を開き、医療・介護分野について主な論点をまとめた。
費用や必要性を度外視した診療を避け、「必要な時に適切な場所で、最小の費用で受ける」医療への転換を打ち出した。また、病院だけに頼らず、「地域全体で治し、支える医療」への転換の必要性も盛り込んだ。
22日にまとめた「論点整理」は、急速な高齢化で社会保障費が膨らむ中、その伸びの抑制と、信頼、安心できる医療制度の実現とを両立させる狙いがある。
会議では、〈1〉国民健康保険の財政基盤を安定させるため、国民健康保険の運営主体を市町村から都道府県に移管する〈2〉都道府県に対し、ベッド数や救急医療体制などを盛り込んだ地域医療計画や、地域医療の「将来ビジョン」の策定を求める〈3〉75歳以上が加入する後期高齢者医療制度への現役世代の拠出金は、賃金が高い大企業ほど負担が増す「総報酬割」を全面導入する――などの具体策で大筋一致した。
2013年4月23日  読売新聞

>>>ようするに医療費削減のためには、「医療を地方自治体主体にし」「無駄な医療を行わない」ということですか。(つまり過剰検査、薬漬け医療をしなければよいのでは)
以下に4月22日に開催された同会議の議事次第が載っています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/dai10/gijisidai.html

生コーヒー豆エキスの血糖コントロールへの影響

ヘルスデージャパン http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4384%3A2013418&catid=24&Itemid=108

未焙煎コーヒー豆からの抽出物(エキス)が、血糖コントロールのツールとなる可能性が、インドで実施された小規模予備研究で示された。生コーヒー豆(グリーン・コーヒーとも呼ばれる)エキスのサプリメントが健常者の血糖値を低下させ、高用量ほど大きく低下したという。
多くの研究でコーヒーの健康への効果が研究されている。2012年の研究では、1日のコーヒー摂取が1杯増えるごとに死亡率が下がることが示されており、2009年の研究では同様に2型糖尿病発症リスクが7%低下することが示されている。
今回の研究は、正常体重で非糖尿病である30人の男女を対象としたもので、生コーヒー豆のエキスを100~400㎎含むカプセルを水と一緒に服用後に、数回耐糖能試験を行った。どの用量でも被験者の血糖値低下が認められたが、400㎎服用群では服用30分後に24%、120分後に31%血糖値が低下した。
研究著者である米スクラントン大学(ペンシルベニア州)教授のJoe Vinson氏は、生コーヒー豆の血糖降下作用はクロロゲン酸によるものと考えている。クロロゲン酸は、野菜やリンゴ、サクランボ、スモモ(プラム)などの果物に含まれる抗酸化物質であり、通常、コーヒー豆焙煎の際に高温で分解されるため、飲料としてのコーヒーには少量しか含まれない。同氏は、「健常者での血糖値に影響するなら、糖尿病患者ではさらによいはず。生豆(エキス)は、コーヒー摂取のいちばんよい方法だ。介入策としてはかなり安価で、1日1、2ドル(約97~194円)未満と、スターバックスのコーヒー1杯よりも安い」と述べている。
この研究は、生コーヒー豆エキス製造企業であるApplied Foods Sciences社(テキサス州)の資金援助を受け実施されたもので、ニューオリンズで開催された米国化学会(ACS)で報告された。コーヒーと健康効果の因果関係を示すものではなく、単に関連があることを示す。なお、学会発表された研究は、通常ピアレビューを受ける前のもので、予備的なものとみなされる。
米国糖尿病協会(ADA)のJohn Anderson氏は、この研究から確定的な結論を導くことに警告を発し、糖尿病予防あるいは治療効果の可能性があるとするには、大規模研究が必要であると指摘。「糖尿病の予防や発症遅延効果を証明するには厳格な科学的実験が必要である。この研究はわずかな(30人)人数を対象としたもので、それも耐糖能を調べただけ。興味深い研究だが、それ以上のものではない」と述べている。(HealthDay News 4月9日)

>>>一見大発見のようですが、よく見ると業者さんが研究を後押しし、まだ被険数も少ないため勇み足的な気がします。
日本にも同じような研究がありました。(なぜかUCCのホームページに・・・苦笑)
http://www.ucc.co.jp/company/research/kurorogen/01.html

寝起きの一服は肺癌や口腔癌のリスクを高める

ヘルスデージャパン http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4387%3A2013422&catid=51&Itemid=104

起床後すぐにタバコを吸う人はそうでない喫煙者に比べ肺癌や口腔癌を発症する可能性が高いことが、米ペンシルベニア州立大学生物行動健康学助教授のSteven Branstetter氏らの研究で示され、研究論文が「Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention」3月29日号に掲載された。
Branstetter氏らは、全米健康栄養調査(NHANES)に参加した成人喫煙者2,000人近くのデータを分析した。被験者から得た血液検体と喫煙習慣に関する情報を分析した結果、被験者の約32%が起床後5分以内に最初の1本を吸い、31%が6~30分以内、18%が31~60分以内、19%が1時間以上経過してからタバコを吸っていた。
1日の喫煙量にかかわらず、起床後すぐにタバコを吸う人では起床後30分以上経過してから吸う人に比べてNNAL(NNKと呼ばれる、タバコに特異的な発癌物質の副産物)の血中濃度が高かった。血中NNAL濃度は年齢や性別、喫煙開始年齢、他の喫煙者との同居などの因子にも関連していた。
Branstetter氏は、「起床後すぐにタバコを吸う人はより深く、より多く吸入するため血中NNAL濃度が高まり、肺癌や口腔癌のリスクが増大する可能性がある。最初に1本吸うまでの時間は高リスク喫煙者を特定し、早朝喫煙者に対する介入を考えるうえで重要な因子となる可能性がある」という。(HealthDay News 4月5日)

>>>NNALとは肺がんの原因となるタバコ特異4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン(NNK)の代謝物だそうです。
http://www.biotage.co.jp/affinilutemip_NNAL
2009年「起き抜けの一服が肺がんのリスクを高めることが明らかに」と題して、血中ニコチン濃度に着目した研究がなされています。
http://gigazine.net/news/20091208_cancer_stick/

「タバコやめますか」それとも「人生やめますか☠」

痛みの「痕跡」を初めて脳MRIで検知

ヘルスデージャパン http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4389%3Amri2013422&catid=49&Itemid=98

身体的な痛みが脳に明確な「痕跡」を残し、特殊なMRIでそれを検出できることが初めて示された。この知見が、重度の慢性頭痛や線維筋痛症などの複雑な疾患の解明につながることが期待される。
健康な被験者に対して痛みを感じる程度の熱に曝露したところ、機能的MRI(fMRI、脳の血流の変化を示す画像診断)で検知できる信頼性のある脳活動パターンが生じた。いわゆる「神経学的痕跡」により、被験者の主観的な痛みの程度を90%の精度で予測することができたという。「New England Journal of Medicine」4月11日号に掲載されたこの知見は、痛みを客観的に評価する方法を示唆するものだと、専門家らは述べている。痛みについては、現在、10段階尺度などを用いて患者が主観的に評価している。
今回の研究では、計114人の若くて健康な成人が実験に参加。研究チームはまず、被験者の腕に痛みを感じるレベルの熱を当てたときに、脳に生じる確実な痛みの痕跡をfMRIで検知できることを突き止めた。次に、この痕跡が温感や、痛みの予想や回想に対する脳の反応とは異なり、それらよりも強いことがわかった。さらに、この痕跡は身体的な痛みに特有だった。ある実験では被験者に最近別れた恋人の写真を見せたところ、身体的な痛みに関連する領域の活動がみられたが、熱による痛みの痕跡とは明確に区別できた。
研究を率いた米コロラド大学(ボルダー)准教授のTor Wager氏は、この検査は患者の嘘を見抜く目的で用いるものではない点を強調。米ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンター(ニューヨーク)助教授のJing Wang氏(今回の研究には関与していない)もこれに同意する一方、客観的評価は多くの情報を得るために有用であると述べている。例えば脳卒中の後など、患者が痛みをうまく伝えられない場合がある。また、精神疾患がある場合は、本人の痛みに関する訴えは十分に信頼できない。客観的評価は本人の報告を補うものになると、Wager氏とWang氏は述べている。
しかし、この知見はまだ初期段階のものだとWang氏は指摘している。また、fMRIスキャンは高額であるため、実用化するには効果を明らかにする必要がある。
Wager氏らはすでに、別の種類の痛みでもこの神経学的痕跡がみられるかどうかについての研究を開始しているという。Wang氏は、痛みには炎症から神経損傷までさまざまな原因があると指摘。特に慢性疼痛は極めて複雑であると述べている。しかしいずれにせよ、このような研究は痛みの理解に有用であり、疼痛管理向上が期待できるものだと、両氏は述べている。(HealthDay News 4月10日)

>>>手術中の脳は痛がっている? – 痛みとブラジキニン(ケミファ)
http://www.nc-medical.com/deteil/pain/pain_07.html
全身麻酔下の術中でも脳は痛みを感じており、それが術後疼痛につながるそうです。だから術前鎮痛により術後の疼痛を予防する方法を取っているとのこと。

この「痛みの痕跡」の研究。応用されれば、歯科治療中の患者の痛みが客観的にわかるようになるかもしれません。—–>  「痛くても言えない」患者さんにとって救いの手にしたい!

口腔感染症予防のPOIC研究会がNPO法人の設立記念講演会

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/5948

POIC研究会(米山武義理事長)のNPO法人設立記念講演会が「口腔感染症予防の最前線〜医療安全の未来型を提唱する」をテーマに4月21日、東京・三田の笹川記念館国際会議場で開催された。  冒頭のあいさつに立った米山理事長は、「超高齢社会において感染症予防を実践するためには、多職種連携の充実が不可欠」と述べた。特別講演は腎臓病専門医の堀田修氏(前仙台社会保険病院センター長)を講師に招き、「『病巣感染』温故創新」をテーマに行われた。

>>>現在の感染症予防法は1999年4月1日より施行されています。それまで、各分野ごとに定められていたもの(1897年制定)を統廃合し現状に合わせたそうです。
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4224/3cou-densen.htm
歯科でも歯性病巣感染、肝炎、MRSA、エイズなど感染症対策が必要なことはみなさんご存じのとおりですね。