「細菌を殺さない」新たな抗菌薬の研究紹介-大阪大主催サイエンスカフェ

YAHOO! JAPAN ニュース  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130322-00000000-cbn-soci

大阪大大型教育研究プロジェクト支援室主催のサイエンスカフェ(科学者と一般市民が気軽に語り合う活動)が21日に大阪市内で開催された。この中で、同大産業科学研究所の西野邦彦准教授は、多剤耐性菌のメカニズムを利用した、「細菌を殺さない」手法による、新たな抗菌薬の研究を紹介した。
多剤耐性菌とは、複数の抗菌薬が効かなくなった細菌のことで、近年、臨床現場などに出現し、抗菌薬で治療できない感染症として深刻な問題となっている。
西野准教授は、抗菌薬が開発されるまでの歴史に触れ、ペニシリンをはじめ、様々な抗菌薬が開発されてきた経緯を説明。その上で、「薬が効かない細菌に対抗するために、新しい抗菌薬を開発するたびに、必ずそれに耐性を示す細菌が出てくる、という“いたちごっこ”の繰り返しの状態が続いている」と述べた。
それでは、なぜ抗菌薬が効かなくなるのか。細菌は、増殖し、体内で一定の量に達すると、細胞間で情報を伝達し合い、毒性を示すようになり、宿主であるヒトを攻撃し始める。いずれの抗菌薬も、細菌の遺伝子複製阻害やタンパク質合成阻害などで、細菌のメカニズムそのものに作用する仕組みで開発されている。しかし、薬剤が作用する部分に変異が起こってしまうと、薬が効かなくなることが分かってきた。
西野准教授は、薬が効かなくなる仕組みの中で、細菌内にある薬剤を外へ排出する性質があるタンパク質に着目。大腸菌の遺伝子配列を解析したところ、潜在的に薬剤に抵抗できるタンパク質が37本暗号化されており、さらに、そのタンパク質を1本ずつ調べたところ、37本のうち20本が、多剤耐性に関与できることが判明した。つまり、細菌は、潜在的に数多くの薬剤耐性因子を保有していることになる。また、耐性だけでなく病原性発現等の生理機能を担っていることも分かってきた。
西野准教授は、まだまだ開発段階であるとしながらも、「今までの抗菌薬は、細菌自身を殺すところに着眼して開発されてきたが、現在我々が取り組んでいるのは、細菌の細胞間の情報伝達の阻害や、細菌が出す毒性物質をブロックする薬の開発。そうすることで、細菌を殺さず、病原性を弱めて、ヒトと細菌が共生できる。その手法を用いれば、耐性菌を生み出さない、新たな薬の開発につながるのではないかと考えている」と述べた。ほかにも、多剤耐性菌を早期発見・診断するためのデバイス開発も進めており、実用化が待たれる。【坂本朝子】

>>>なるほど、悪い細菌を殺すんではなくおとなしくさせる。そうすると反抗しなくなるんですね。

ガムを噛むと頭の働きが良くなる

ヘルスデージャパン http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4339%3A2013325&catid=51&Itemid=104

ガムを噛むと息がリフレッシュされるだけではなく、集中力が高まる可能性もあることが、英カーディフ大学のKate Morgan氏らの小規模研究で示唆された。研究論文は、「British Journal of Psychology」3月8日号に掲載された。
以前の研究では、ガムを噛むという動作は、視覚に関係する記憶タスクをこなす際に集中力を高める可能性があることが明らかにされている。今回の研究では、ガムを噛むことが聴力に関係する記憶タスクに及ぼす影響を検討した。
30人を2群に分け、それぞれに1から9の数字を並べたものを順不同に読み上げ、それを聞き取る30分間のタスクを課した。被験者が「7-2-1」など奇数-偶数-奇数の順序を見つけ出す精度と速度をスコアにして評価した。1群はガムを噛みながらそのタスクを行った。その結果、ガムを噛んだ被験者のほうが噛まなかった被験者に比べて反応時間が速く、正解も多かった。特にタスク終了に近づくとこの傾向が強くなった。
Morgan氏は、「興味深いことに、タスク開始時にはガムを噛まなかった被験者のほうが良い成績を示したが、終了時までに追い抜かれた。これは、ガムを噛むことが、持続的にモニターしなければならない長時間のタスクで集中するのに役立つことを示唆している」と述べている。(HealthDay News 3月8日)

>>>時間がかかる治療は、患者さんに分からないようにガムを噛みながら・・・やってみたいけど無理かな。

歯を失うことは心疾患のリスク増大に関連

ヘルスデージャパン http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4338%3A2013325&catid=51&Itemid=104

成人で歯を失うことは、糖尿病や肥満、高血圧、喫煙といった心疾患の危険因子とも関連していることが、スウェーデン、ウプサラ大学医療科学部のOla Vedin氏らの研究で示唆され、米サンフランシスコで開催された米国心臓病学会(ACC)年次集会で発表された。

Vedin氏らは、残存歯の数と歯肉出血の頻度に関して調査した39カ国1万6,000人近くのデータを分析した。被験者の約40%が残存歯は15本未満であり、16%は歯がなく、25%は歯肉出血を報告した。歯の数が1本減るごとに、炎症と動脈硬化を促進する有害な酵素レベルが上昇した。

歯の数が少ないと、“悪玉”のLDLコレステロール値や血糖値や血圧の上昇、胴囲の増大など他の心疾患リスクマーカーも増えた。歯が少ない人は糖尿病になる可能性も高く、歯の数が有意に減少するごとにリスクが11%増大した。現喫煙者または元喫煙者も歯の脱落と関係しており、歯肉出血はLDLコレステロールと血圧の高値と関連していた。

今回の研究は学会発表されたものであるため、データおよび結論はピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなす必要がある。Vedin氏らは、歯の脱落と歯肉の健康、心臓の健康の関連性の背後にあるものは依然として不明であるとしている。同氏は、「歯周病が実際に心疾患を引き起こすかどうかはまだわからない。この2つの疾患は独立して共通の危険因子を持つ可能性がある」という。(HealthDay News 3月7日)

>>>つまり「よく噛めないと心疾患になりやすい」ということですか。今後の研究に注目しましょう。

「待合室学会」設立へ…診察待ち時間に患者教育

YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130325-OYT1T01053.htm

病院の待合室で健康教育や栄養指導を行い、一般人も交流できるサロンに
 「待合室から医療を変えよう」をテーマに掲げた研究報告を、東京大学公共政策大学院医療政策実践コミュニティー(H―PAC)のプロジェクトチーム(代表・河内(こうち)文雄以仁会理事長)がまとめた。河内代表は「具体的な改革につなげるため、『待合室学会』を設立したい」としている。
病院や診療所の待合室を患者教育や情報提供の場として活用することで、より良い医療を実現しようというのが狙い。

研究報告によると、わが国には診療所の待合室が10万か所、病院の総合待合室が9000か所、その十数倍の各科待合室、7万か所の歯科待合室と、医療機関だけで30万か所の待合室が存在する。待ち時間の長さなどマイナス面ばかりが強調されがちだが、情報提供や交流の場としての活用など、待合室には「医療資源」として多くの可能性を見いだすことができるとした。
2013年3月25日20時01分  読売新聞)

>>>充実しすぎて待合室目当てに来る人が増えるかも・・・(笑)

ココロワークスが「歯並び・歯の色」意識調査の結果を公表、「自分の歯の色」64%が「気になる」

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/5864

ホテル・婚礼施設に特化してブランドコンサルティング・デザインサービスを手掛ける株式会社ココロワークスは、10-50代の男女708人を対象とした「歯並び・歯の色」に関する意識調査を行い、結果を公表した。  調査結果によると、「自分の歯の色が気になるか?」という問いに対しては64%、「自分の歯並びが気になるか?」という問いに対しては50%が「気になる」と回答したという。一方、「他人の歯の色が気になるか?」という問いに対しては39%が、「他人の歯並びが気になるか?」という問いに対しては40%が「気になる」と回答しており、どちらも他者に対する方が寛容な結果となっている。

>>>見た目を気にする人、けっこういるんですね。Cure から Care へさらにappearance へ。

「生活保護通報」小野市条例案が成立 反響1700件

Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000019-asahi-pol

生活保護や児童扶養手当を受ける人たちがパチンコやギャンブルに浪費しているのを見つけた市民に通報を義務づける兵庫県小野市の市福祉給付制度適正化条例案が、25日の常任委員会で全会一致で原案通り可決された。27日の本会議で成立する見込みで、4月から施行となる。蓬莱務(ほうらいつとむ)市長(66)肝いりの条例案に1700件超の意見が寄せられたが、6割は賛成の内容だ。

「生活保護に対する無関心を改め、意識改革を図りたい」。蓬莱市長は11日の本会議でこう述べた。浪費だけでなく、保護が必要な人の通報も求めていることから「(生活困窮者の)監視ではなく、見守りの強化が目的。受給者の増加はあり得る」と主張する。

条例案をめぐっては市議会で(1)保護費の使い道の規制に踏み込むことは妥当か(2)通報によって受給者のプライバシーを侵害する恐れはないか、が主な論点。市側は(1)には「現行法が不明瞭なままにしている(受給者の)生活上の義務規定を、部分的に明文化したものに過ぎない」、(2)には「罰則規定はなく、強制力を伴うものではない。通報するか否かは個人の自由意思に任されている」と説明した。市議会(16人)で反対の議員は1人だ。
.朝日新聞社

>>>>これは全国的に広まってもいいのではないでしょうか。診療所にもいませんか?何時までに終わってくれないと○○行きのバスに乗れないから、という保護費を受給されている方。