日本歯科医師会会長予備選挙、2月8日開票で夕刻には結果判明

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/5713

日本歯科医師会の定例記者会見が1月24日、歯科医師会館で開催された。
 報告の中で村上恵一専務理事は日歯会長予備選挙について、2月8日に開票、夕刻には結果が判明する予定であることを説明した。
 また、溝渕健一常務理事(写真)は医療税制に関する最終処理案として、特措法については条件付きで存続となることを明らかにした。条件付きとは医業収入が7千万円以上の医療機関を対象外とするもので「影響は少ない」とし、「試算上は特措法適用者の0・5%程度」と述べた。ただし、柳川常務理事は「7千万円というラインが今後なし崩しに引き下げられることが危惧され、今後の動向を注視したい」とした

>>>今後に注目です

日本歯科医学会新会長、31票対29票の僅差で住友雅人氏に

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/5721

日本歯科医学会の第89回評議員会が1月25日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館大会議室で行われた。
 会務報告に続く議事で全11議案が協議されたなかで、第11号議案「日本歯科医学会役員(学会会長)選挙」も行われ、江藤一洋現会長と住友雅人氏(日本歯科大学生命歯学部長)の2名が立候補、投票の結果、住友雅人氏31票、江藤一洋氏29票(投票総数60票)となり、住友雅一氏が新会長に就任した。

>>>新しい時代です

歯科用CTの普及

みんゆうNET http://www.minyu-net.com/kenkou/dental/130125den.html

被ばく線量 限りなく低い

 本県では何かと放射線被ばくに過敏になっている方も多いと思います。最新の画像診断には歯科用CT(コンピューター断層撮影)が用いられるようになってきました。歯科用CTの一般の診療所への普及の背景には、被ばく線量を限りなく低く抑えることに成功したことが大きいのです。

 では、どのくらいの被ばく線量なのでしょうか。最近の機種では69マイクロシーベルトで医科用CTの50分の1以下、胸部エックス線が50マイクロシーベルト程度であるのを考慮すると、かなり安全な被ばく線量に近づいたことがお分かりいただけるかと思います。

 歯科用CTによって何が分かるのでしょうか。顎の骨の中の状態を細かく精密に確認することが可能になります。従来のエックス線では1本に写る歯根も、実は内、外と2本あります。複雑に曲がる歯根やその中にある歯髄の形状も、どの方向にどれくらい曲がっているか確認できます。うみができている部位腫瘍の大きさも正確に確認できるし、顎の中に埋まったままの親知らずの抜歯には大変有効です。

 子どもの撮影には賛否両論あるかもしれませんが、歯並びの状態を萌出(ほうしゅつ)前に確認することができ、矯正歯科の診断には欠かせないものになります。何よりも、医科用CT写真を見せられても、見慣れた方でなければ診断は困難だと思いますが、3Dの立体画像により、顎の骨および口の中を再現できるので、素人である患者さんにも実際に見て、理解が得られるものになってきました。
 また、条件によっては、保険での適用も可能な場合があります。
 まだまだ普及率は低いですが、導入が始まっています。

>>>歯科もCTがあるのが当たり前になる日もそう遠くはないのでしょうか。

プラセボでもブランドが効く

アピタル http://apital.asahi.com/article/kiku/2013012200011.html

いきなりですがクイズです。

次の4つの「薬」、よく効く順にならべるとどうなるでしょう?

A. 鎮痛剤とだけ書かれたプラセボ
B. 鎮痛剤の有名ブランドがパッケージに書かれたプラセボ
C. 鎮痛剤とだけ書かれたアスピリン
D. 鎮痛剤の有名ブランドがパッケージに書かれたアスピリン

実際に、頭痛の改善の割合を評価の指標として行われた研究報告があります。
それによると、クイズの答えは、D>C>B>Aとなりました。

この実験の興味深い点は、AとBは同じプラセボの錠剤でも、ブランドネームの有無によってプラセボ効果の大きさが変わってきている点です。

つまり、プラセボ効果の強弱は、プラセボ自体とは関係のない要素を含んでいる可能性があります。
その点を指摘した研究者らは、この現象を「意味反応(meaning response)」と呼んでいます。

プラセボ効果にかぎらず、ヒトの脳はブランドに反応してしまうものなのかもしれません。
脳科学の視点でも興味深い実験がおこなわれています。

ワインを飲んだとき、functional MRIという装置で脳の反応を調べると、特定の部位が活動することがわかりました。
この部位は、内側眼窩前頭皮質という知的快楽を生み出す場所でした。
つまり、ワインを飲むことはヒトにとって悦楽、快感だということになります。
そして、この実験では、被験者にワインの飲み比べをしてもらったところ、同じワインがグラスに入っているにもかかわらず、教えられた価格が高ければ高いほど、内側眼窩前頭皮質が強く活動することがわかりました。

高価な商品、権威・カリスマ、オーラなどなど、ヒトの脳は、生まれつきの性質として「ブランド」に反応するように作られているのかもしれません。

ですが、ヒトが持つこの性癖、性質を悪用している健康情報を目にすることがあります。

以前、このコラムの連載「虎の威を借る『健康情報』」でも取り上げた、「大学教授」「医学博士」など肩書きの権威を傘に着ているだけの無責任で根拠のない健康情報は、その代表例かもしれません。
さらに、広告に登場する「大学教授」「医学博士」が、商品の販売企業から多額の謝礼もらっているケースなど利益相反の問題も指摘されています。

これでは、ブランドによるプラセボ効果の水増しで、何か誤魔化された感じがします。
さらに、販売されている商品の価格が、ブランド価値を高めるためなのか、不必要に高めに設定されていることがあります。

しかし、残念ながら、現在の日本では、これらの不条理、不合理、不道理を取り締まる法律やルールはないのが実情です。

健康・医療とは関係ありませんが、昨年、芸能人が自らの人気・ブランドを生かし広告塔となって、詐欺事件にも発展した「ペニーオークション」「ステルスマーケティング」の問題でも、事実に反する書き込みをしてファンを騙したにもかかわらず、その芸能人は罪に問われていません。

一方、海外では、信頼の醸成、法令の順守、消費者利益の優先、透明性の確保などを掲げて、タレントが登場する広告、消費者による経験談・体験談、権威者の意見など、いわゆる口コミマーケティングがどうあるべきかについて議論を重ねています。
昨年話題になった例としては、サッカーのウェイン・ルーニー選手が、スポーツメーカーのナイキに関しておこなったTwitterでのツイート(つぶやき)が、英国当局から問題視されたケースがあります。
英国当局は、このツイート(つぶやき)のなかに「スポンサー企業の意向を受けたツイート(つぶやき)である」ことを明示する文言が無かったことが法令違反に当たると判断しました。
そして、ナイキが当時展開していたキャンペーンに対して停止を命じています。

話が横道にそれました。
もう一度、「ブランド」と「プラセボ効果」との関係について考えてみます。

前回のコラムで紹介したとおり、近年、神経学的にもメカニズムが解明されつつある「プラセボ効果」。

しかし、今回紹介した意味反応(meaning response)としての「ブランド」の影響力。
そして、その「ブランド」のウラには何やら怪しい影が見え隠れしている現状。

ここで、誤解しないで欲しいのは、「人は『ブランド』に弱い」ということは、決して、恥ずべきこと、体裁が悪いことなどではありません。
ましてや否定されるべきことでもありません。

「人間の脳は本能としてブランドに反応するようにできている」

この事実を認めた上で冷静に情報に接したとき、その情報の取捨選択や自分の行動に関する判断・決断に、客観性が備わってきます。

そして、そのことを理解した上での「プラセボ効果」は、人にとって有益なものになるのではないかと個人的には考えます。

>>>人はブランドに弱いのですね。