諏訪赤十字病院 歯科口腔外科を開設

中日メディカルサイト http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121005154547794

当面は入院患者向け

長野県諏訪市の諏訪赤十字病院は4日、手術後の合併症の予防などを図る「歯科口腔(こうくう)外科」を開設し、診療を始めた。信州大医学部から非常勤医師1人と歯科衛生士1人の派遣を受け、入院患者に限り週1日診療する。来年4月をめどに常勤医師を確保し、外来患者の受け入れを含めて診療態勢を強化する方針だ。

 同院によると、口の中は細菌が非常に多く、手術時の全身麻酔で口から気管に入れる管に細菌が付着すると、肺炎を引き起こすことがある。また、虫歯は抗がん剤の副作用であごの骨が壊死(えし)する原因にもなるという。

 歯科口腔外科では、ブラッシングをしたり粘膜をかき出したりして口の中を清潔にし、保湿剤などで乾燥を防ぐ。口腔ケアがメーンで、がん治療などに支障が生じる場合には虫歯も治療する。

 口腔ケアを実施している病院は、食道がん手術後の肺炎や呼吸不全の発症率が低いとのデータもあり、予防効果は明らか。診療に当たる鎌田孝広医師は「とくに食道がんや胃がんの患者には積極的にやったほうがいい」と話した。

 手術前後に口腔ケアをする「周術期口腔機能管理」は今年4月から保険適用され、診療科を設ける医療機関が増えているという。 (中沢稔之)

福岡歯科大学病院、所属の歯科医師が車上荒らしで患者情報を盗難

医療経済出版  http://www.ikeipress.jp/archives/4854

 福岡歯科大学医科歯科総合病院は、同院の歯科医師が車上荒らしを受け、患者情報等を記録したノートパソコン及びUSBメモリが盗難にあったことを公表した。
 9月30日の夕刻、同歯科医師が駐車場に車を預け10月1日に車に戻ろうとしたところ、車の窓ガラスが割られ、中に置いてあったパソコン及びUSBメモリーが盗まれていたという。盗難にあった個人情報は患者情報128名分で、手術記録、術前や術後カンファレンスの資料、手術同意書、紹介状等が含まれていた。
 すでに警察等には届出を行っているが、今までのところ個人情報が不正に使用されたという報告は入っていないという。10月2日付で、ホームページに小島寛病院長名で説明と謝罪を掲載している。該当する関係者には説明とお詫びの文書を送るとともに、再発防止のために教職員一丸となって取り組み、情報管理のさらなる強化を徹底するとしている。

《医療相談》口の中が次々裂ける 回答・由良義明さん

朝日新聞デジタル   http://www.asahi.com/health/doushimashita/OSK201210040069.html

 75歳女性。今年の初めごろから舌や歯茎、のどの近くなど口の中の粘膜が次々と割れ、裂けたようになる症状が出ています。治っても別の場所で起き、ひどいと深さ1センチ近くになります。痛みがひどく、食事もあまりとれません。病院でも原因不明と言われています。(神戸市、T)

■答える人 由良義明(ゆら・よしあき)さん 大阪大大学院歯学研究科教授(口腔〈こうくう〉外科)=大阪府吹田市

 Q どんな病気が考えられますか。

 A いつも同じ場所がただれるなら悪性腫瘍(しゅよう)の心配がありますが、次々と別の場所に移るようですから、重い口内炎の可能性が高いでしょう。口の粘膜はデリケートで、熱いお茶を飲むだけでも皮がめくれます。炎症がより深く広がり、神経のある層までただれるのが口内炎です。

 Q 原因は何でしょう。

 A ヘルペス性などウイルスによるものと、アフタ性という一般的な口内炎が代表的で、見た目だけで判断するのは難しい。ヘルペス性は上あごの粘膜に多く現れ、血液検査で確認でき、抗ウイルス薬などが効きます。しかし、一般的な口内炎は、原因がよくわかっていないのです。

 Q 疲れがたまるとできるのではないのですか。

 A 抵抗力が弱った時にできやすいのは確かです。口内炎は、自己免疫疾患で起こることがあり、この場合、ウイルスなどの外敵をやっつける体の仕組みが、誤って自らの粘膜を攻撃することでただれるとみられます。

 Q どう対処すれば。

 A 口の中をできるだけ清潔に保ってください。洗口液がしみるなら、ぬるま湯でうがいするだけでも違います。高齢になると唾液(だえき)が少なくなり、口内が乾きがちです。乾燥すると亀裂がひどくなりやすいので、水分を小まめにとってださい。治療には炎症を抑える塗り薬があります。

 Q 他に気をつける点は。

 A 別の病気で飲んでいる薬の副作用も考えられます。いくつかの薬を飲まれているようですから、減らせる薬がないか、担当医と相談して見極め、少しずつ「薬の整理」をしてはいかがでしょうか。