厚生労働省の田口歯科医療管理官「課題は高齢者の口腔機能回復」

医療経済出版     http://www.ikeipress.jp/archives/4821

平成24年度社会保険指導者研修会が10月1日、日本教育会館(東京千代田区)で行われた。
その中で、厚生労働省の田口円裕歯科医療管理官が講演。これからの歯科治療のあり方を健常者型と高齢者型の二つに分け、「従来の歯科治療の需要は減少傾向にある。健常者型では歯の形態の回復が主眼だったが、一歩踏み出した歯科医療を提供する具体的なイメージが必要。高齢者型では、歯の喪失リスクの増加、加齢による口腔内の変化、全身疾患を有する患者の増加、自立度の低下、などの問題に対してどのように歯科がアプローチしていくかが求められる。特に、今後は高齢者の口腔機能をどう回復し、評価するかが歯科界に突きつけられた大きな命題」と指摘した。

知覚過敏”で歯に激痛!精神的ストレスが原因も

Zakzak    http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121003/dms1210030748004-n1.htm

 

冷たい水を口に含んだ瞬間、脳を突き抜けるような強烈な痛みが歯に走る-。いわゆる「知覚過敏」と言われる症状だ。虫歯でなくても起きるこの症状。その背後には、精神的な抑圧が隠れているかもしれない…。

舞台俳優のHさん(46)は、仕事柄「歯の健康」には気を付けている。3カ月に一度は定期健診を受け、虫歯や歯周病予防のクリーニングを受けている。

ところがある日、彼の歯が悲鳴を上げた。朝、歯を磨こうとして水を口に含んだ瞬間、下の右奥から3-4本目の歯の根元付近に激痛が…。

2カ月前にも診てもらって虫歯はなかったはずだが、やむなく歯科医院に駆け込んだところ、「楔(くさび)状欠損による象牙質知覚過敏症」だった。東京・渋谷区にある片平歯科クリニックの片平治人院長に解説してもらおう。

「原因の一つに歯の表面のエナメル質が欠けて、象牙質が露出した状態がある。ここは歯の神経と細い管でつながっているので、刺激が加わると痛むのです」

ほんの2カ月前に虫歯がなかったのに、急にエナメル質が欠けることなんてあるのだろうか。

「食いしばりや歯ぎしり、あるいは咀嚼などの顎の動きで、特定の歯に過重がかかると、応力が歯の根元に集中して加わり、エナメル質が欠けることがある。これが楔状欠損です」(片平院長)

睡眠中のみならず起きていても、無意識に歯を食いしばっている人は多いと言われる。原因の一つとして、精神的ストレスが考えられる。Hさんは舞台の仕事の稽古がハードで、最近はストレスを感じていた。精神的な抑圧から、自分でも気づかぬうちに歯を食いしばっていた可能性は高い。

「歯磨きの際に硝酸カリウム入り歯磨剤を使うと、神経への刺激伝達をブロックできます。また、しみる箇所にコート剤を塗ったり、レーザー照射で象牙質を保護することもある。さらに、咬み合わせの調整で歯への過重軽減、酸性度の高い食品や飲料を控えるとか、睡眠中の歯ぎしりが明らかな時は、寝る時にマウスピースを装着して歯を守ることも有効です」(片平院長)

ここは一つ、歯を食いしばらずに、乗り切ってほしい。(長田昭二)