「貧乏ゆすり」で脚の血流が改善?(2016.8.18配信)

長時間座る場合、「貧乏ゆすり」などで脚を落ち着きなく動かすことにより、健康問題の生じるリスクが低減する可能性があることが新たな研究で報告された。

長時間にわたり座りっぱなしでいると、脚への血流が減少して心血管疾患の一因となる可能性がある。研究の筆頭著者である米ミズーリ大学栄養・運動生理学助教授のJaume Padilla氏は、「貧乏ゆすりは下肢の血流を増加させるとは予想していたが、驚くべきことに、動脈機能の低下を十分に予防しうることが判明した」と述べている。

研究では健康な若者11人に3時間座ってもらい、その前後で脚の血管機能を比較した。座っている間、片方の脚は1分間トントンと動かしてから4分間休ませることを繰り返し、もう片方は動かさないようにしてもらった。その結果、被験者は1分間に約250回脚を動かしていた。貧乏ゆすりをした脚では、血流が有意に増加し、動かさなかった脚の血流は減少した。以前の研究で、循環器系の健康には血流増加が重要な刺激となることが示されている。ただし、座っているときに脚を動かしても、歩行や運動の代わりになるわけではないと同氏らは強調している。

Padilla氏は、「立ったり歩いたりすることで、できるだけ座り続けないようにすべきだが、それが無理ならば代わりに貧乏ゆすりをするとよいかもしれない。どんな動きでも動かないよりはよい」と述べている。

 

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http://healthdayjapan.com/2016/08/18/13220/

ヘルスデージャパン   2016.8.20

歩くことのほうがより良いということは、間違えないです。

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デンタルフロスの効果は本当にあるのか?(2016.8.10配信)

子どもの頃から親に言われるままに、歯と歯茎を守るためにデンタルフロスを使用する習慣を守ってきた人は多いだろう。しかし、AP通信による新たな調査で、フロスの効果を裏づける十分なエビデンスはないことが示唆された。AP通信は、過去10年間に実施された25件の研究のデータについて検討。対象とした研究の多くは、歯ブラシを単独で使用した場合と、フロスを併用した場合を比較したものであった。いずれの研究も、フロスの使用を支持するエビデンスは弱く、信頼性は極めて低いものであり、質も非常に低く、バイアスが生じている可能性が中程度または高度であるとの結論だった。長年、歯科関連団体やフロス製造業者をはじめとする各機関はフロスの使用を強く推奨してきた。1979年以降は米国政府も5年ごとに発行される「米国人のための食生活指針(Dietary Guidelines for Americans)」などでフロスの使用を勧めているが、米国の法律ではこのようなガイドラインは科学的根拠に基づくものでなくてはならない。しかし、連邦政府はAP通信に対し、フロスの有効性を裏づける研究がないことを認めている。

米国歯周病学会(AAP)理事長のWayne Aldredge氏は、「フロスを支持する科学的根拠は弱い。一方、喫煙者や糖尿病患者などの歯周病リスクが高い人に焦点を当てた研究では、フロスの便益がさらに明確になる可能性がある」と話している。また、多くの人はフロスを正しく使用しておらず、フロスを歯の側面に沿って上下に動かすのではなく、のこぎりのように前後に動かして使用していると、同氏は指摘している。Aldredge氏は、AAPがフロスを推奨しているのは単に米国歯科医師会(ADA)に従ったためだと述べている。ADAは1908年からフロスを推奨している。ADAにフロス使用を支持する根拠を求めたところ、フロス使用により歯肉の炎症がやや低減することを示した2011年の研究レビューなどを挙げたが、今回の新たなレビューの著者らは、この研究のエビデンスは「極めて信頼性が低い」としている。

米ノースウェル・ヘルス(ニューヨーク州)歯科部長のRonald Burakoff氏は、「私は、診療の根拠となっているエビデンスについて見直し、変えるほうがよい点があれば変更しようという考え方を支持する」と述べている。ADAは声明で、フロスは“プラークを落とす”ものであり、“歯間の汚れを落とすことが証明されている”としており、フロスの有効性を裏づけるエビデンスが弱いことは認めるが、研究の対象者らがフロスを正しく使っていないためだとしている。AP通信によると、ADAはフロス製品の認定証プログラムを実施しており、製造業者は1社1万4,500ドルの査定費用をADAに払い、認定後は年間3,500ドルの追加費用を払っている。ADAは、このプログラムにより利益は生じていないとしている。(HealthDay News 2016年8月2日)

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ヘルスデージャパン  2016.8.10

http://healthdayjapan.com/2016/08/10/13168/

歯科界の常識を覆す?ような研究結果を発表した記事をピックアップします。この記事では、フロスの効果を裏づける十分なエビデンスはないことを示唆しており、過去の研究での結果でも、フロスの使用を支持するエビデンスは弱く、信頼性は極めて低いとしています。ただ、「正しいフロスの使い方」が「使用者が正確に理解しているか」については、確認する必要があるかと思います。通常の歯ブラシでは落としにくい汚れが、フロスを正しく使用することで容易に取れるケースも多く、この記事だけでフロスの有効性を判断するのは早いかと思います。正しいフロスの使い方を伝える事は、非常に大事ですね。

第48回オールデンタル(全日本歯科学生総合体育大会)が開催中

第48回全日本歯科学生総合体育大会が猛暑の中、全国で連日にわたって熱戦を繰り広げている。東京国際辰巳水泳場で行われた水泳部門の初日8月9日には、男子200mメドレーリレーで東京医科歯科大学が1分54秒93の大会新記録で1位となった。競技は11日まで行われ12日の閉会式に優勝校が発表される。

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医療経済出版  2016.8.9

http://www.ikeipress.jp/archives/9108

「1日1時間」の運動で運動不足の悪影響を帳消しにできる

座位で1日8時間以上過ごす人では死亡リスクが増加するが、早歩きや自転車などの運動を1日1時間行うと、このリスクは帳消しにできるとの研究結果が、「The Lancet」7月27日電子版に掲載された。ノルウェースポーツ科学大学のEkelund氏らは、16件の研究をレビューし、100万人超の参加者を1日あたりの中強度の運動量で4群(約5分、25~35分、50~65分、60~75分)に分けて検討。その結果、座位で1日8時間以上過ごしても運動時間60~75分の群では死亡リスクは増加しなかった。

 

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「1日1時間」の運動で運動不足の悪影響を帳消しにできる(2016.8.4配信)

ヘルスデージャパン 2016.8.4

座位で8時間となると、我々は当てはまる可能性がありそうですね

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7月の予期せぬ死亡32件届け出 医療事故調査制度

患者の予期せぬ死亡が対象の医療事故調査制度で、第三者機関の日本医療安全調査機構(東京)は9日、7月に医療機関から「院内調査」が必要として届け出があった事案は32件(前月比2件減)と発表した。昨年10月の制度開始後の累計は317件で、うち院内調査の結果報告書が機構に提出されたのは112件となった。7月の届け出32件の内訳は病院(20床以上)が31件で、診療所(20床未満)が1件。関東信越が最多の9件で、近畿8件、北海道と東海北陸が各4件、東北と中国四国が各3件、九州が1件だった。診療科別では外科が7件、内科4件、心臓血管外科が3件など。

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産経ニュース  2016.8.9

http://www.sankei.com/life/news/160809/lif1608090039-n1.html

制度が浸透してきていますね。

「人と関わる仕事」でアルツハイマー病リスクが低下(2016.8.4配信)

脳に負荷のかかる仕事、特に人に関わる仕事は、認知症予防に役立つ可能性があることが、米ウィスコンシン大学アルツハイマー病研究センターのElizabeth Boots氏らの研究でわかった。知的機能に負荷のかかる仕事をする人は、アルツハイマー病に関連するとされる脳病変に対する耐性が高いという。Boots氏は、「人間はデータや物よりも複雑である。そのため、データ作業や機械を用いる仕事に比べて、人間との交流のほうがはるかに知能を必要とする」と話している。

研究では、平均年齢60歳の健常者284人を対象に脳MRI検査を実施し、ミニ脳卒中によって生じるごく小さな病変を示す脳内の明るい斑点(高信号病変)を探した。この病変はアルツハイマー病に関連する身体症状としては3番目に多くみられる。さらに、対象者の記憶力と問題解決能力を検査し、職歴も調査した。

その結果、脳の病変が多い人では、人との交流が多い仕事をしていた人のほうが、思考や推論をする能力を維持できていることがわかった。

 

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ヘルスデージャパン  2016.8.5

http://healthdayjapan.com/2016/08/04/13089/

人と関わることが、アルツハイマーを防ぐことにつながりそうですね。

がん新薬、腎臓に適用拡大 高額のオプジーボ

免疫の働きを利用した新しい仕組みのがん治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)を、腎臓のがんの治療に使うことを5日、厚生労働省の部会が了承した。約1カ月後に正式承認され、保険適用が認められる。オプジーボは、優れた効果が期待されるが、極めて高額な新薬。現在、皮膚がんの一種の悪性黒色腫と非小細胞肺がんが保険適用となっている。

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産経ニュース 2016.8.5

http://www.sankei.com/life/news/160805/lif1608050017-n1.html

年間で3500万円かかるそうです。これを、どう捉えるかですね。

効かない患者も…超高額がん薬、やめどき探る

患者1人に年間3000万円以上かかるとされる肺がんの新薬オプジーボについて、専門医のグループが、薬の使用を減らすための全国規模の臨床試験を始めた。国立がん研究センターのグループも同様の臨床試験を計画中で、高額な薬のやめどきを見つけて、薬剤費の増加の抑制を狙う。

オプジーボの薬代は体重60キロで月約260万円。肺がん患者の約2割に有効とされ、効く人では長期間効果が続くが、どの患者に効くか事前に予測できない。効果が出る前にがんが大きくなる例もあるため、早期の効果判定も難しく、結果的に効かない患者にも高額な薬剤費がかかっていると指摘される。

 

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Yomiuri Online 2016.7.29

http://www.yomiuri.co.jp/science/20160729-OYT1T50071.html?from=ytop_ylist

 

 

 

糖尿病予防にはジョギングよりも「早歩き」が有効(2016.7.28配信)

糖尿病前症では、ジョギングよりも早歩き(brisk walking)が血糖コントロールに優れる可能性が、新しい研究で示された。糖尿病の発症を予防するには、「減量・食生活の改善・運動」の3つが対策の柱とされ、これらの生活習慣因子の修正の重要性は広く知られているが、今回の研究を主導した米デューク大学(ノースカロライナ州ダーラム)教授のWilliam Kraus氏は「これらのうち1つでも患者に行動変容をもたらすのは難しいのが現実だ」と述べている。

そこで今回、同氏らは、運動を行うだけで、減量や食生活の改善を併用した場合と同様なベネフィットが得られるかどうかを調べた。その結果、中強度の運動を行うだけで、3つの因子を修正した場合に得られるベネフィットの80%を達成できることが判明した。

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ヘルスデージャパン  2016.7.29

http://healthdayjapan.com/2016/07/28/12968/

早歩きは、適度な運動になるということですね。

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放射線科医で放射線関連の死亡リスクは上昇しない(2016.7.28配信)

1940年以降に医学部を卒業した放射線科医では、低線量の放射線への慢性曝露による死亡リスクの上昇はみられないとの報告が、「Radiology」オンライン版に7月19日掲載された。米国立がん研究所(NCI)放射線疫学部のAmy Berrington de Gonzalez氏らの研究で、放射線防護、安全装置、モニタリングの向上が寄与している可能性があるという。同氏らは、米国医師会(AMA)の医師マスターファイルの記録を分析した。このデータベースは1906年に作成され、140万人超の米国の医師、レジデント、医学生に関する情報が含まれている。同氏らは、1916~2006年に医学部を卒業した放射線科医約4万4,000人と精神科医約6万5,000人のがん発症率と死亡率を比較した。精神科医を選択したのは、仕事中に放射線に曝露される可能性が低いためだという。

 

その結果、1940年以前に医学部を卒業した放射線科医の男性では、急性骨髄性白血病、黒色腫、非ホジキンリンパ腫など、放射線曝露に関連する疾患による死亡率が高かった。一方で、1940年以降に卒業した放射線科医の男性では、精神科医に比べて全死亡率は低く、放射線関連の死亡率の上昇は認められなかった。共著者であるNCIのMartha Linet氏は、「健康リスクが上昇するという結果の大半には、昔の放射線科医が関連していた。近年では被曝する線量の減少が功を奏し、リスクは低減したと思われる」と述べている。(HealthDay News 2016年7月19日)

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ヘルスデージャパン  2016.7.28

http://healthdayjapan.com/2016/07/28/12983/

1940年代の放射線科医については、放射線曝露に関連する疾患にかかるリスクが高かったとされていますが、現代の放射線科医では、このリスクについて、問題ないという結論になっています。レントゲンなどで、放射線と関わりある我々にとっても、これは安心させられるデータではないでしょうか。更なるリスク軽減の研究が進むことが望まれますね。