骨と同成分の材料開発 九大、歯のインプラントで製品化

九州大の石川邦夫教授(歯科・生体材料学)は、骨の主成分である「炭酸アパタイト」を顆粒(かりゅう)状にした新しい人工骨材料を開発し、歯のインプラント手術にも使える製品として実用化したと発表した。インプラント手術では顎の骨に人工歯根を埋め込んだ上で人工の歯をかぶせる。顎の骨が欠けたり、足りなかったりすると体の別の骨を移植しなければならなかったが、人工材料で骨を補えれば、患者負担が大きく軽減されるとしている。
粉末状の炭酸アパタイトの製造技術は以前からあったものの、粉末のまま体に入れると炎症を引き起こす難点があった。石川教授らは、粉末より粒が大きい顆粒にした炭酸カルシウムの組成の一部を置き換える方法で、顆粒の炭酸アパタイトを作ることに成功。動物への移植実験で、既存の骨とつながり、骨に置き換わることを確かめた。その上で、九大と東京医科歯科大、徳島大が協力し臨床試験(治験)を実施。22人の患者に新材料を移植し、計27本のインプラントを設けた。治験の結果は、新材料を移植して骨が太ってからインプラント手術をする方式と、インプラントと同時に新材料を移植する方式のいずれでも、患者の骨と新材料、インプラントが一体化した。石川教授は「歯科では全ての骨の再建に使え、整形外科分野でも応用できる。移植した新材料に造血機能などを担わせることも目指したい」と話す。新材料を使った製品は歯科材料・機器の製造販売会社「ジーシー」(東京)の骨補填(ほてん)材「サイトランス グラニュール」。

産経ニュース  2018.5.1
http://www.sankei.com/life/news/180501/lif1805010008-n1.html

ご存知の方も多いと思いますが、この骨補填材ですが、日本で初めて骨補填材としてインプラント治療を含む全ての歯科治療に適応があります。今回、日本での薬事認証が認められたということで、インプラント治療を含む歯科治療適応が認められました。材料は炭酸アパタイトですが骨への転換が早く、現在においては、感染事例もないようです。今後、臨床データが多数構築されてくると思います。今後の経過に期待ですね。

「ギラン・バレー症候群」完治に光 千葉大病院が臨床治験で成果

千葉大医学部付属病院(千葉市)は、手足のまひを伴う難病、ギラン・バレー症候群の患者に行った臨床治験の結果、25年ぶりの新療法につながる成果があったと発表した。赤血球が壊れる溶血の抑制や血栓症の予防に使用される薬「エクリズマブ」を活用した世界初の手法で研究成果は英国の国際医学誌に掲載された。実際の医療現場で活用されれば、平成4年に始まった血液製剤「免疫グロブリン」を使った治療法以来の新療法となるという。研究は同病院神経内科の桑原聡教授(58)を中心とする研究チームが平成27年8月~28年4月にかけて実施。発症後2週間以内の32~74歳の男女の患者34人を、グロブリンとエクリズマブを使用したグループとグロブリンのみ使用したグループに分け、経過を観察した。

 

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産経ニュース  2018.5.1

http://www.sankei.com/life/news/180427/lif1804270013-n1.html

道のりは遠そうですが、完治が期待されますね

歯科技工士のための診療報酬改定講習会を開催―東京都歯科技工士会

東京都歯科技工士会は4月15日、フクラシア浜松町(東京都港区)で『平成30年度診療報酬改定講習会』を開催。清水潤一氏(日本歯科技工士会常務理事、大阪府歯科技工士会会長)を講師に招き、歯科技工に関連する改定項目について解説した。

清水氏は「これまで日本歯科技工士会は製作技工に要する費用を確保するための働きかけを続けてきたが、個々の歯科技工士も心がけなければならないことがある」とし、①歯科技工士も診療報酬の仕組みに関する正しい知識を身につけるよう努めること、②費用割合〝7対3〟の7が歯科技工料の〝天井〟と誤解しないこと、③適正な歯科技工料を求めるためには不必要な値引きを行わないこと、などを指摘した。

具体例として、小臼歯のCAD/CAM冠が保険導入されて1年目の歯科技工料の実態価格は1200点のほぼ7割にあたる8,400円だったが、その後、技工料金の値崩れが起こるとともに、保険点数が引き下げられる結果を招いている。

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医療経済出版  2018.4.20

http://www.ikeipress.jp/archives/9779

 

65歳以上の高齢者対象に一般予防介護事業のセミナー開催―目黒区歯科医師会

東京都目黒区歯科医師会は4月12日、目黒区歯科医師会館で『食べてのばそう!健康(口)寿命セミナー』を開催した。本セミナーは、65歳以上の高齢者を対象に一般予防介護事業の一環として企画され、20名を超える区民が参加。厚生労働省医政局の田口円裕歯科保健課長ら行政関係者も見学に訪れた。

小枝義典会長による講話のほか、2色ガムを用いた咀嚼能力テスト、口腔機能向上体操の指導等が行われた。また、咀嚼の重要性を踏まえた食を体験する「実食」のコーナーを設け、栄養バランスだけでなく適度な歯ごたえを考慮した昼食の弁当が好評を得た。

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医療経済出版  2018.4.19

http://www.ikeipress.jp/archives/9776

オーラルフレイル…口の機能の衰え、早めに防いで健康長寿

筋力や認知能力が衰え、気力や活力も落ちてしまう「フレイル(虚弱)」という言葉を聞いたことはあるだろうか。特に最近は口の(オーラル)働きの低下に着目した「オーラルフレイル」対策が注目され、歯科でも試みが始まっている。(津川綾子)

 

「オーラルフレイル」とは加齢で口の働きが衰えて、食事中にむせたり食べこぼしたりするうちに、食欲が落ちたり、滑舌が悪くなったりした状態のこと。単なる老化現象とあなどりがちだが、「一つ一つはささいな口の衰えでも、複数が重なり、そのままにしておくと心や体の健康にも大きく影響し、やがて要介護の身となるリスクを高めてしまう」と、フレイル研究の第一人者、東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授(老年医学)は注意を促す。飯島教授らは平成24年、千葉県柏市で65歳以上の介護を必要としない高齢者約2千人に滑舌や舌の力、かむ力など6項目で口腔(こうくう)機能の状態を調べ、約4年後に健康状態の追跡調査をした。その結果、3項目以上に該当し「オーラルフレイル」とされた人は、正常だった人よりも2・09倍も死亡リスクが高く、要介護になる危険度も2・35倍となった。ではどんな自覚症状や状態だとオーラルフレイルの可能性があるのか。飯島教授らが8項目でチェックできるようにした。マス目の得点の合計が4点以上だとオーラルフレイルの危険性が高い。しかし、オーラルフレイルの可能性があるからといって落ち込むことはない。「口の健康に意識を向け、舌や口の筋力のトレーニングを早めに始めるなどすれば、機能低下を食い止めたり、回復したりすることもできる」と飯島教授。

 

最近、オーラルフレイル対策の場として注目されるのが、口腔機能を専門とする歯科だ。神奈川県歯科医師会は県や飯島教授らと連携し、事前調査でオーラルフレイルと判明した65歳以上の男女200人を対象に昨年10月から、口や舌の筋肉のトレーニングを日課にする「オーラルフレイル改善プログラム」を始め、どれくらい口の機能回復に効果があるのか集計中だ。 例えば、「マカト」「マキト」などと3つの無意味な音を連続で早口発声する訓練は、衰えると食べこぼしにつながる「口輪筋」などを鍛える。朝と夜、1日2回、5分間ガムをかむ咀嚼(そしゃく)の訓練もある。こうしたトレーニングを昨年10月から続ける、川崎市中原区の星行男さん(78)は、トレーニング開始前と比べ、嚥下(えんげ)機能の検査結果が2倍以上改善。「以前は喉にひっかかった薬が飲みやすくなり、肉をかむのが楽になったし、散歩に出かける気力も出てきた。できる限りトレーニングを続けたい」と話す。星さんがかかりつけの「さとう歯科医院」の院長で、県歯科医師会の佐藤哲郎理事は「口の働きが良くなったという実感から食も進み、活動的になられたようです」と見守る。

県歯科医師会と県は今年3月にオーラルフレイルのハンドブックを作成。オーラルフレイル対策に取り組むことができる歯科医院の拡充を進めていく。

 

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産経ニュース  2018.4.20

http://www.sankei.com/life/news/180420/lif1804200022-n3.html

オーラルフレイルとは、平成26年に日本老年医学会が提唱した概念で、加齢とともに認知機能や筋力、心身の活力などが衰えて虚弱になった状態と定義されています。ちなみに、この状態のままにしておくとやがて要介護になるリスクが高まりますが、生活習慣を見直すことで、進行を食い止めたり、改善の方向に向かったりする可能性もあるとされています。近年、注目されはじめたこの分野について、我々も、より精通していかなければならないですね。

メタボになりそうな中学生が発見できる? 新潟大が研究 予防に体力測定を

学校現場でも実施しやすい体力テストによって、将来メタボリック症候群になりやすい中学生を発見できそうだとの研究を、新潟大の曽根博仁教授、藤原和哉特任准教授(ともに内分泌・代謝内科)らがまとめ、国際医学誌に発表した。新潟県阿賀野市との共同研究。血液や血圧の検査を受ける機会が少ない未成年に、早めに生活習慣の改善を促すことができる成果だとしている。藤原さんによると、対象は阿賀野市の事業で生活習慣病予防のための健診と体力テストを受け、研究への参加を同意した中学2年(13、14歳)の男女計993人。健診では、生活習慣病やメタボに関わる体格指数(BMI)や血圧、動脈硬化を促進する血中脂質などを測定。これらを点数化し、これをメタボにつながる「代謝異常リスク」として評価した。体力テストでは、20メートルを繰り返し走る往復持久走という方法で心肺持久力を測り、握力・立ち幅跳び・上体起こしによって腕力・脚力・柔軟性を測定。結果を高・中・低の3グループに分け、代謝異常リスクとの関係を分析した。

すると、心肺持久力と握力が代謝異常リスクとの関係が強く、両方が「低」の人は、両方「高」の人と比べて、リスクが約4・3倍に高まった。心肺持久力と脚力が両方「低」の場合も、両方「高」に比べて3・2倍だった。ただ、握力や脚力が「低」でも、心肺持久力が「中」以上なら、統計的にリスクが高いとまではいえないという。藤原さんは「心肺持久力と筋力の両方が低い中学生には、積極的に運動を勧める必要がある」と話している。

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産経ニュース 3018.4.18
http://www.sankei.com/life/news/180417/lif1804170011-n2.html
体力テストから、将来的なメタボリックシンドロームを推測するという試みについての話題です。心肺持久力と握力が代謝異常リスクとの関係が強いことからも、心肺持久力と握力を鍛える必要性が示されています。適度な運動を継続するのは難しいですが、少しでも努力をしていかないといけないですね。

「慢性疲労症候群」治療法確立へ 研究グループが被験者募集

強い倦怠(けんたい)感や激しい筋肉痛などが続く「ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)」。日常生活に支障をきたすこの病気の治療法の確立に向けた臨床研究が行われている。理化学研究所と大阪市立大医学部の共同研究グループによるもので、陽電子放射断層画像法(PET)で患者100人の脳を検査。脳内の炎症の状態を確認し、特効薬の開発などにつなげるのが狙いだ。

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産経ニュース  2018.4.18

http://www.sankei.com/life/news/180417/lif1804170012-n1.html

治療法の確立が期待されます

不健康な生活習慣が鬱病の発症リスクに 大規模ネット調査で関連判明

国立精神・神経医療研究センターなどのチームが、鬱病になったことがある人とない人で、生活習慣や体の状態に違いがあるかをインターネット調査で検討したところ、鬱病経験者では「朝食を食べない」「間食や夜食が多い」「肥満または体重不足」「脂質異常症や糖尿病」などの頻度が多いことが分かった。鬱病経験者1千人(平均41歳)と、非経験者約1万1千人(平均45歳)を比較した。不健康な生活習慣が鬱病の発症リスクと関連することを示す研究は欧米で増えているが、日本での大規模研究は珍しいという。同センターの功刀浩部長は「生活習慣の見直しが鬱病の病状改善につながる可能性がある。それを調べる研究が必要だ」と話している。

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産経ニュース 2018.4.17
http://www.sankei.com/life/news/180417/lif1804170006-n1.html
うつ病の発症リスクについての話題です。欧米での研究結果と同一で、やはり、健康的な生活がうつ病の発症リスクを抑えるというのは、間違えなさそうです。1度生活習慣が乱れてしまうと、なかなかいい生活習慣に戻すのは大変ですが、長く健康で過ごすためにも、健康的な生活習慣を継続していくことは、非常に重要ですね。

C型肝炎、治っても油断しないで なお残るがんのリスク

国内の肝臓がんの原因の7割近くを占め、治療が難しかったC型肝炎は、効果が高く副作用の少ない飲み薬が近年登場し「治る病気」になった。だが肝炎が治っても、がんのリスクはゼロになるわけではない。特に患った年数が長い人は要注意。専門医は「定期受診を欠かさず早期発見できれば、がんになったとしても治療成績は良い。肝炎が治った後こそ油断しないで」と呼び掛ける。

 

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産経ニュース  2018.4.10

http://www.sankei.com/life/news/180410/lif1804100024-n1.html

C肝の人は、治っても、肝がんのリスクが残るとの事です

日本人の睡眠時間、主要28カ国で最短

日本人の平均睡眠時間は、主要28カ国中最短--活動量計を開発・販売するポラール・エレクトロ・ジャパンが4月9日、活動量計で測定した睡眠データを基に、こんな調査結果を発表した。活動量計「Polar A370」「Polar M430」の28カ国のユーザーから、2017年の6カ月間、600万の睡眠データを取得して分析した。

その結果、日本人の平均睡眠時間は男性が6時間30分、女性6時間40分と28カ国中最短だった。最長は、男性はフィンランド人の7時間24分、女性はフィンランド人・ベルギー人の7時間45分だった。日本人の入眠時間は香港・スペインに次いで遅い一方、起床時間は世界平均と大きく変わらなかった。睡眠中の体の動きや心拍数で分析する「睡眠の質」(最低1.0~最高5.0、28カ国平均3.2)の日本人平均は3.0と、28カ国中25位。最高はフィンランドの3.4、最低は中国の2.7だった。

 

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産経ニュース  2018.4.10

http://www.sankei.com/life/news/180410/lif1804100022-n1.html

 

イメージ的には、子育てファミリー世帯のお父さんが、首都圏の職場から離れたところにマイホームを建て、必要睡眠時間が、満員電車での通勤に使われ、十分な睡眠がとれない。もしくは、残業により帰宅時間が遅くなり、必要な睡眠がとれないといったところでしょうか。しかし、健康寿命も含め、寿命については、日本はトップレベルとのことです。睡眠と寿命との因果関係はあまりないのでしょうか。