副作用早期発見のアプリ

47(よんなな)NEWS http://www.47news.jp/feature/medical/2012/12/post-796.html

患者を副作用から守るためのスマートフォン(多機能携帯電話)アプリ「副作用シグナルCHECKER」を製薬会社の日本ベーリンガーインゲルハイム (東京)が開発し、薬剤師ら医療者向けに無償提供を始めた。  薬の副作用を早く発見し、適切に対応するための支援ツールで、山口大病院 薬剤部長の古川裕之教授が考案した「副作用チェックシート」を基に作った。患者の自覚症状を、皮膚や目など8項目に分けて問う形式。確認した結果を電子メールで送信すれば、薬局と病院で情報を共有できる。  山口大病院と地域の薬局で1年間試験運用したところ、副作用シグナルが約1200件あり、うち93件は処方医に連絡した。同社ウェブサイトでダウンロードできる。

>>>早速、インストールしてみました。 Google Play Store(Android Market)からダウンロードできます。起動すると「氏名」「生年月日」「性別」を聞かれます。その後、具体的な症状を入力() 患者を副作用から守るためのスマートフォン(多機能携帯電話)アプリ「副作用シグナルCHECKER」を製薬会社の日本ベーリンガーインゲルハイム (東京)が開発し、薬剤師ら医療者向けに無償提供を始めた。  薬の副作用を早く発見し、適切に対応するための支援ツールで、山口大病院 薬剤部長の古川裕之教授が考案した「副作用チェックシート」を基に作った。患者の自覚症状を、皮膚や目など8項目に分けて問う形式。確認した結果を電子メールで送信すれば、薬局と病院で情報を共有できる。  山口大病院と地域の薬局で1年間試験運用したところ、副作用シグナルが約1200件あり、うち93件は処方医に連絡した。同社ウェブサイトでダウンロードできる。

>>>早速、使ってみました。
Google Play Store(Android Market)から「副作用Checksheet」をダウンロードしてインストール。起動すると「氏名」「生年月日」「性別」を聞かれるので入力。部位別に症状(例:皮膚→かゆい)を選ぶと疑われる病名が表示されます。保存すれば履歴として検索可能。
もちろんiPhone版もあります。

 

歯周病:歯槽骨再生、新たな治療法 新潟大が取り組み

毎日jp

http://mainichi.jp/feature/news/20121126ddm013040027000c.html

 人工の歯根を埋め込む「インプラント」や入れ歯などに代わる新しい歯周病治療に、新潟大医歯学総合病院生命科学医療センター(新潟市、センター長・中田光同大教授)が取り組んでいる。歯周病で溶けた「歯槽骨」を再生する方法で、同センターは「自分の歯で再び食べられるようになる」と利点を話している。【久野華代】

 歯周病は、歯の表面に付いた細菌の塊が引き起こす病気で、歯茎が腫れたり、悪化すると歯を支える歯槽骨が溶けて歯が抜けてしまう。同センターは、歯槽骨を包む骨膜の一部を患者から切り取り、約6週間培養してシート状に加工。骨の原料になるアパタイトと患者から採取した血小板を混ぜて骨の欠損部分に詰め、このシートで覆った。この治療で、7〜9ミリの歯槽骨の欠損が、治療から半年後には3ミリ程度まで戻り、歯のぐらつきがなくなるという。歯槽骨が完全に欠損してしまう前の治療法としてこれまでに40例実施し、最長で治療から7年間、歯が抜けることがなかったという。

 手術で金属をあごの骨に埋め込んで人工歯を取り付けるインプラント治療は、歯周病の進行で歯槽骨だけでなくあごの骨まで薄くなると、通常はあきらめざるを得ない。同センターは、こうした患者にも同じシートを使ってあごの骨を再建し、インプラントを固定することに成功したという。

 中田教授は「シートの作成には、浮遊菌のない環境が不可欠。今後はこの環境を他の再生医療にも利用していきたい」と話している。

「歯から身元」鑑定力強化、歯科医試験に出題へ

「歯から身元」鑑定力強化、歯科医試験に出題へ

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=68385    yomidr

東日本大震災で注目された歯科医による遺体の身元確認活動を強化する動きが進んでいる。

厚生労働省は2014年の歯科医師国家試験から、身元確認に関する問題を出題対象にする方針を固めた。

来年4月には身元確認への歯科医の関与を明文化した死因・身元調査法も施行されるため、日本歯科医師会は、年1回の専門研修の回数を増やし、全国的に実施する。

歯科医による鑑定(歯牙鑑定)は、遺体の歯科所見を専用の用紙に記録し、生前のカルテなどと照合する作業。形状や治療痕などを1本ずつ、写真やレントゲンも用いて比較すれば、高い精度で身元を特定できる。

東日本大震災では、今年8月末までに身元が特定された1万5576人(全遺体の98・6%)のうち、1割近い1213人は歯牙鑑定が決め手となった。歯牙鑑定などを行わず、遺族による外見での確認に頼ったケースでは、少なくとも13件の取り違えが判明している。

全国保険医団体連合会が「会員の意識・実態基礎調査」の結果概要を公表

http://www.ikeipress.jp/archives/5407      医療経済出版

 全国保険医団体連合会(保団連)は、11月8日、「会員の実態・意識基礎調査」の結果の概要を公表した。調査対象は医科5,043名、歯科3,543名で、有効回答数は医科1,646名(32.6%)、歯科1,330名(37.5%)、実施時期は2012年9月1日~30日。
質問項目は自身の健康から経営に関することまで多岐にわたっている。「日常診療、審査、指導について」では2年間の外来患者数について質問しているが、医科・歯科ともに「減った」が最も多く、それぞれ44.3%、49.4%だった。突合・縦覧点検開始による影響では、査定・返戻が増えたという人が医科30.3%、歯科10.9%と開いており、薬剤使用の少ない歯科では影響が比較的少ない様子がみてとれる。個別指導に当たった際の相談者としては、医科では「相談していない」が48.6%でもっとも多いが、歯科では「歯科医師会の役員・事務局に相談した」とする回答が38.6%でもっとも多かった。「使命感ややりがい」については、「医師・歯科医師への道を選んだ時以上に使命感、やりがいを持っている」と回答した人が医科・歯科とも前回2008年調査より増加しており、東日本大震災等における医療支援の広がりの影響なども考えられるとしている。

初期虫歯 診断基準普及へ 口内環境整え再石灰化を

Sankei.jp

初期虫歯 診断基準普及へ 口内環境整え再石灰化を

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121113/bdy12111308160002-n1.htm

虫歯というと、削って治すイメージが一般的。だが、初期の虫歯なら口内環境を整えれば歯の再石灰化が進み、削らずに治すことが可能だ。日本の診断基準では、穴が開いてからが虫歯とされるが、海外では初期段階の虫歯を診断できる基準「ICDAS」(アイシーダス、International Caries Detection and Assessment System=国際的う蝕(しょく)探知評価システム)」の普及が進み、日本でも導入の動きが広がっている。 虫歯は、歯の表面に付いた歯垢(しこう)(プラーク)内の虫歯菌が作る酸が溶け出し、歯の表面のエナメル質に含まれるミネラル分(リン酸やカルシウムなど)が溶け出す「脱灰(だっかい)」によって起こる。通常は、脱灰が起こっても唾液の成分にはミネラル分が含まれているため、再石灰化される。 しかし、糖分の取り過ぎなどで脱灰と再石灰化のバランスが崩れると、虫歯になる。初期の虫歯は、この脱灰が起こっている状態。歯の成分が溶け出しているため、白く濁ったシミのようになる。東京医科歯科大学の田上順次教授は「初期虫歯の状態なら適切なケアと治療で再石灰化が可能。穴が開いてからでは削る治療しかできない。治療した部分がまた虫歯になるケースも多く、穴が開く前に治療することが重要だ」と話す。再石灰化にはまず、食事後の歯磨きで口の中の環境を整えるといいという。虫歯菌は砂糖などの糖分で増えて酸を生み出すため、しっかりと歯磨きをするといい。「寝ている間は唾液が出ないため、再石灰化が行われない。夜寝る前の歯磨きはしっかりと行ってほしい」(田上教授)

唾液を出すことも効果的だ。食事のときによくかんだり、再石灰化を促すミネラル成分「CPP-ACP」の入ったシュガーレスガムを食べたりして唾液の質を高めるのもいい。初期虫歯から治療を始めようという動きは、世界的に始まっている。近年は虫歯予防に有効なフッ素入りの歯磨き粉などが普及。虫歯になるスピードが遅くなり、穴が開く前の、脱灰が始まった「初期虫歯」の段階で発見することが可能になった。初期虫歯の治療に利用されているのが、世界の研究者がつくった虫歯の新しい診断基準「ICDAS」。これまでは世界的な虫歯の統一基準がなかった。2002年から研究が始まり、05年に完成した。基準はコード0~6の7段階。歯の見た目の状態で虫歯の進行度を区分しているのが特徴で、「健全な歯」はコード0。日本の診断基準では歯に穴が開いてからが虫歯とされるが、ICDASではエナメル質が変化している「初期虫歯」はコード1、2に区分され、治療の対象だ。国内でもICDASのシンポジウムが開かれるなど導入の動きが出ている。日本ヘルスケア歯科学会の杉山精一代表は「これまで、初期虫歯は予防という観点で捉えられていた。ICDASが導入されれば、患者も初期虫歯を早く自覚できる。穴が開く前でも病変。治療という意識を持つことでケアに力も入り、削る治療に進まないようにできるだろう」と話している。

親知らずからiPS細胞 岐阜大、山中教授と共同研究

岐阜新聞

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20121107/201211071728_18547.shtml

 

親知らずからiPS細胞 岐阜大、山中教授と共同研究

◆応用へ道、国際学会表彰

 岐阜大学は7日、同大大学院医学系研究科の手塚建一准教授(47)らの研究グループと、ノーベル賞を受賞した山中伸弥京都大教授らの研究グループの共同研究で、親知らずから、日本人の約20%と適合する型を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に成功した、と発表した。

 iPS細胞はどんな細胞にもなることができる。難病を治したり、創薬に役立つと期待されているが、移植をすると、白血球の型が異なることから拒絶反応が起きやすいという課題がある。

 手塚准教授らが作製した細胞は多くの人の白血球型に適合するため、拒絶反応が起こりにくく移植しやすい。iPS細胞の臨床への応用にかかる費用と時間を抑制できる成果となった。また抜歯した後に捨てる親知らずを材料にするため、材料の確保は容易。手塚准教授は「再生医療分野などで新薬の開発がしやすくなる」と期待する。

 今回作製したのは、2種類の「HLAハプロタイプホモ」と呼ばれる特殊な白血球の型を持つiPS細胞。親知らずから取り出した歯髄細胞に、山中教授が発見した細胞を初期化する四つの遺伝子を入れ、作製した。

 今回の研究成果に関連する論文が歯学専門紙「ジャーナル・オブ・デンタルリサーチ」に掲載された。これを受け、研究グループの研究が国際歯科研究学会と米国歯科研究学会のウィリアム・J・ギース賞を受賞した。

歯の神経再生、臨床へ 親知らずから幹細胞

中日新聞 つなごう医療 中日メディカルサイト

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121019152650799

厚労省部会 長寿医療研と愛院大の申請を承認

人間の抜歯した親知らずなどの幹細胞で、歯の神経(歯髄)を再生させる治療の臨床研究が始まる。厚生労働省科学技術部会が18日、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)と愛知学院大(名古屋市千種区)の申請を承認した。国内初の臨床研究となる。

厚労省によると、成人の患者5人から幹細胞を採取して6週間ほど培養。増やした幹細胞を、本人の歯の神経を取り除いた部分に詰める。動物実験では1、2カ月で神経が再生し、知覚を取り戻しており、人間での再生経過を調べる。

進行した虫歯の治療では、神経を取り除き、詰め物をする治療が広く採用されている。しかし、歯の感覚がなくなると、再び虫歯になっても気づかず進行し、抜歯に至る可能性が大きかった。

今回の研究は2008年、補助金が支給され、医薬品の審査なども迅速に実施される内閣府の「先端医療開発特区(スーパー特区)」に選ばれている。

全国で20ほど採択されたスーパー特区の研究には、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授による人工多能性幹細胞(iPS細胞)の医療応用を加速化させるプロジェクトも含まれている。

>>>幹細胞の臨床応用もまじかに迫っているようです

食事指導で医療費抑制、日本歯大 高齢者への往診で研究

47News     http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101601001781.html

日本歯科大(東京都千代田区)は東京都小金井市に17日オープンする「口腔リハビリテーション多摩クリニック」を拠点に、歯科医師が往診で高齢者に食べ方を指導し栄養状態を改善することで、医療費の抑制効果があることを実証する研究を始める。

多摩クリニックの歯科医師2人のチーム2組が常時、小金井市周辺の老人ホームや個人宅などを往診する。かむことや、のみ込むことが難しい要介護の高齢者の症状を診断。患者に応じたリハビリのほか、食事方法の改善や栄養指導などを行って、高齢者に健康を取り戻してもらうのが狙い。

パートタイマーの募集時時給、歯科衛生士は東日本1,230円、西日本1,277円、アイデムが平成24年7月の集計結果を発表

医療経済出版  http://www.ikeipress.jp/archives/5031 

総合人材情報サービスを行う(株)アイデムは、同社の新聞折込求人紙『しごと情報アイデム』紙面から、平成24年7月のパートタイマー募集時の平均時給を集計して公表した。
集計の結果によると、全体の平均値は東日本エリア(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、静岡)で960円(29円減)、西日本エリア(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、福岡)で927円(24円増)。職種別の集計も公表されており、東日本エリアでは歯科衛生士1,230円、歯科助手906円、西日本エリアでは歯科衛生士1,277円、歯科助手843円となっている。専門・技術職でもっとも高いのは薬剤師で、東日本では2,145円、西日本では1,924円となっている。

厚労省、医療機関ホームページガイドラインを作成

厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kr43.html

厚生労働省では、今般、インターネット上の医療機関のホームページ(以下「ホームページ」という。)全般の内容に関するガイドラインを別添のとおり作成しましたので、お知らせします。美容医療サービス等の自由診療を行う医療機関のホームページに掲載されている情報を契機として発生するトラブルを踏まえて、関係団体等による自主的な取組を促すものです。

ついては、「医療情報の提供のあり方等に関する検討会報告書」(平成24年3月)を踏まえ、引き続き、原則としてホームページを法の規制対象と見なさないこととするものの、ホームページの内容の適切なあり方に関して、別添のとおりガイドラインを作成しました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kr43-att/2r9852000002kr5t.pdf