NHK NEWS WEB (2016年8月25日)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074602041.html
南海トラフの巨大地震など大規模な災害に備えて、三重県歯科医師会をはじめ歯科医療に関わる団体が、犠牲者の身元確認や避難所での診察などの活動に、すみやかに連携してあたることを定めた協定を結びました。
協定を結んだのは、三重県内の歯科医師や歯科技工士、それに歯科衛生士がそれぞれ作る団体と、歯科医院などに医療器具を販売する業者などで作る団体のあわせて4団体で、津市で、それぞれの代表者が協定書にサインしました。
協定では大規模な災害が起きた時に、▽犠牲者の歯型などから行う身元の確認や、▽避難所でのけが人の診察、▽それに被災者に対して口の中を清潔に保つための指導などの活動に連携してあたることを定め、人員や物資などの面で協力するとしています。
三重県歯科医師会の田所泰会長は「地震などの災害はいま起こってもおかしくない。歯に関することで避難所で不自由な思いをする人たちを、1人でもなくすように努力していきたい」と話しています。
伊勢新聞 歯科4団体が協定 大災害備え人材育成
http://www.isenp.co.jp/news/20160826/news03.htm
災害時における歯科保健医療活動についての協定書の調印式が二十五日、津市桜橋の県歯科医師会館であり、県歯科医師会▽県歯科技工士会▽県歯科衛生士会▽東海歯科用品商協同組合県支部―の四団体が協定を締結した。今後は大規模災害発生時に向けた人材育成や定期的な会合を設ける。
南海トラフによる大規模災害発生に備え相互の連携強化を図ろうと締結。式には田所泰・県歯科医師会会長(63)ら四団体の代表が出席し、それぞれに協定書にサインした。
田所会長は「四者が調印し一緒に訓練していくことで何かあったときに役立てる第一歩になる」と述べた。
県歯科医師会によると、今後は連携のシステムを順次構築し、十二月に県内である東海信越地区歯科医師会のコーディネーター養成研修会に他の三団体も参加するという。
毎日新聞 災害時連携協定 歯科医療4団体、情報共有へ定期会合 /三重
http://mainichi.jp/articles/20160826/ddl/k24/040/120000c
県内で被害が想定される南海トラフ巨大地震などの災害に備え、歯科医療に関わる4団体が25日、相互連携を強化する協定を結んだ。
協定を結んだのは、県歯科医師会▽県歯科技工士会▽県歯科衛生士会▽東海歯科用品商協同組合県支部−−。4団体は、大規模災害発生時の住民の保健医療や犠牲者の身元確認作業を速やかに行えるよう連携を図る。情報共有のため定期的に会合を開く。
津市桜橋2の県歯科医師会館で協定書調印式があり、関係者約30人が出席。田所泰・県歯科医師会長はあいさつで「(治療の不備から生じる)震災関連死の抑止のためにも、歯科医療に携わる者の連携には大きな意義がある」と述べた。