YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130422-OYT1T01233.htm
政府の社会保障制度改革国民会議(会長・清家篤慶応義塾長)は22日、首相官邸で会合を開き、医療・介護分野について主な論点をまとめた。
費用や必要性を度外視した診療を避け、「必要な時に適切な場所で、最小の費用で受ける」医療への転換を打ち出した。また、病院だけに頼らず、「地域全体で治し、支える医療」への転換の必要性も盛り込んだ。
22日にまとめた「論点整理」は、急速な高齢化で社会保障費が膨らむ中、その伸びを抑制し、信頼、安心できる医療制度の実現と両立させる狙いがある。
保険証1枚で自由に医療機関を選べる「フリーアクセス」については、軽い病気でも大病院を受診したり、受診回数や医療費が増えたりするなどの弊害が指摘されていた。このため、 「論点整理」では、初診は「かかりつけ医」を基本にするなど、病院とかかりつけ医の役割分担を見直し、適切な連携を検討する方向を打ち出した。会議でも「紹介状を持たずに病院を受診する場合、診察料に加え、1万円程度の負担を求めるべきだ」との意見が出た。
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msn産経ニュース 高齢者医療、「総報酬割」全面導入で一致 社会保障国民会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130422/plc13042221250012-n1.htm
政府の社会保障制度改革国民会議は22日、医療・介護分野に関する論点整理の議論に入り、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度への現役世代の拠出金について、大企業の健康保険組合ほど負担が増える「総報酬割」を全面導入する方向でまとまった。国民健康保険(国保)については運営主体を現在の市町村から都道府県に移管する案を軸に調整を進める。
総報酬割の全面導入により、中小企業社員らが入る協会けんぽに補助している公費が浮くことになり、自営業者らが加入し赤字が続く国保の財政支援に使う案などを検討していく。
会議では、70~74歳の医療費窓口負担を2割へ引き上げるとの意見や、介護の必要度が低い人への給付を抑制する意見も論点に挙げられた。
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そのほか参考URL
首相官邸 第10回 社会保障制度改革国民会議 議事次第
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/dai10/gijisidai.html
【資料】 これまでの国民会議における議論の整理(医療・介護分野)(案)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/dai10/siryou1.pdf
【参考資料】 医療・介護制度関係参考資料 ・・・・・・・・・・・・・・必見!
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/dai10/sankou1.pdf
国保データベース(KDB)システムが平成25年10月稼働予定だそうです。 保険者から委託を受けて国保連合会が保有する「健診・保健指導」「医療」「介護」の各種データを利活用し、被保険者の健康水準の向上対策を推進する狙いだそうです。