http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140121/k10014657751000.html
NHK
政府の規制改革会議は、健康保険が適用される診療と適用されない診療を併用する、いわゆる「混合診療」を患者と医師が選択した場合、患者が費用を全額負担しなくても利用できる新たな仕組みを提言することになりました。
健康保険が適用される診療と適用されない診療を併用する、いわゆる「混合診療」を利用する場合は、一部の例外を除いて患者が費用を全額負担しなければなりません。
政府の規制改革会議は、21日の会合で、患者がより有効な診療を受けられるようにするため、費用を全額負担しなくても「混合診療」を利用できる新たな仕組みを提言することを確認しました。
規制改革会議では、一定の手続きやルールの下で患者と医師が「混合診療」を選択した場合、保険が適用される診療分について、費用を負担しなくて済むかどうか、患者の症状などに応じて個別に判断することを検討していて、ことし3月をめどに具体的に提言することにしています。
岡素之議長は、会合のあとの記者会見で、「今の制度は必ずしも国民に優しくない部分があり、患者や医師の選択がより認められる診療の仕組みを実現したい」と述べました。
>>混合診療については、過去においても議論が続けられていた経緯がありますが、積極的な容認の方向へは進んでいないのが現状です。本議会の議長が述べていた通り、今の制度では、患者さんの全額自費負担になるケースが多く、国民に優しくない部分があるかとも思います。現状の社会保障の総予算も含めた上ですが、患者や医師の選択が、より理想に近づけるような診療の仕組みをこれからも検討してもらえればと思います。