歯科口腔保健法の推進をテーマに、「8020ワークショップ2012」開催

医療経済出版
http://www.ikeipress.jp/archives/4016

「8020ワークショップ2012」が6月14日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で行われた。今回は「歯科口腔保健の推進に関する法律」(歯科口腔保健法)をどのように具体的に推進していくかをテーマに、全国47都道府県の担当者が7つのグループに分かれて討議した。
その中で、厚生労働省医政局歯科保健課の上條英之課長は、「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」(案)で示した目標設定において、平成34年度に「学童期の12歳児で齲蝕のない者を現状の54.6%から65%に増加させる」「成人期には40歳代の進行性歯周炎を37.3%から25%に減少させる」などを目標値として掲げることを明らかにした。

歯科疾患の予防における目標.pdf
http://www.ikeipress.jp/wp-content/uploads/2012/06/pdf_201206_02.pdf

厚労省が初めて算出 健康寿命 男性:70.42歳、女性:73.62歳

デンタルタイムス21 online
http://www.independent.co.jp/dt21/news20120605-2.html
6月1日、厚生労働省は厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会を開催し、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(案)」を提示した。報告書では、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間を示した「健康寿命」が初めて算出され、2010年の健康寿命の平均は、男性が70.42歳(2010年の平均寿命79.55歳)、女性が73.62歳(同86.30歳)と報告された。平均寿命との間の格差について、厚労省は「健康に長生きすること」を重視し、平成25年度から平成34年度の国民の健康づくり計画案に「健康寿命を延ばす目標」を盛り込むとしている。
また、報告書には、歯・口腔の健康について明記され、「歯・口腔の健康は摂食と構音を良好に保つために重要であり、生活の質の向上にも大きく寄与する。目標は、健全な口腔機能を生涯にわたり維持することができるよう、疾病予防の観点から、歯周病予防、う蝕予防及び歯の喪失防止に加え、口腔機能の維持及び向上等について設定する。 当該目標の達成に向けて、国は、歯科口腔保健に関する知識等の普及啓発や「8020運動」の更なる推進等に取り組む」とされた。

第69回学童歯みがき大会開催

Quint Dental Gate
http://www.quint-j.co.jp/web/topic/topi.php?no=1076

さる6月4日(月)、歯科医師会館大ホールにおいて、第69回学童歯みがき大会(社団法人日本学校歯科医会、財団法人東京都学校保健会、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、ライオン株式会社主催)が、「めざせ!元気なお口!元気なカラダ!」をテーマに開催された。

医療経済出版 第69回学童歯みがき大会、インターネット配信で海外含め649校、3万8,000名が参加
http://www.ikeipress.jp/archives/3874

第69回学童歯みがき大会が6月4日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館大会議室で開催された。一人でも多くの小学生に参加してもらいたいと第65回大会からインターネット配信を取り入れているが、今回は日本国内だけにとどまらず、韓国、香港、中国、フィリピン、シンガポールのアジア5カ国・地域からを含め649校、3万8,000名の小学生が参加。会場からの司会者の呼びかけに、北海道から沖縄まで全国の小学生から明るい声が届いた。

ライオン歯科衛生研究所 「学童歯みがき大会」
http://www.lion-dent-health.or.jp/ldhevent/

“治る虫歯”の診断基準

NHK 生活情報ブログ
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/1000/122546.html

高血圧の人がなぜ薬で血圧を下げるか、ご存じですか? そう、高血圧は血管に負担をかけ心臓病や脳卒中など命に関わる生活習慣病の引き金になるので、そうならないために「入り口の段階」で治療しておこうというものですよね。
では、虫歯も“歯に穴が開く前に”分かったら・・・。実はそんなことが世界の歯科医療では主流になっていて、日本も追いかけようとしている、というお話です。

「平成23年歯科疾患実態調査報告」結果の概要、8020達成者は38.3%で6年前より大幅に増加

医療経済出版
http://www.ikeipress.jp/archives/3880

6月4日、厚生労働省は「平成23年歯科疾患実態調査報告」の結果を公表した。
同調査は、昭和32年より6年ごとに実施されており、今回が10回目にあたる。今回の被調査者数は男性1,812人、女性2,441人で計4,253人だった。
結果の概要によると「8020達成者」は38.3%で、平成17年調査の24.1%より大幅に増加した。また、フッ化物塗布の状況は、1歳以上15歳未満においてフッ化物塗布を受けたことのある者は64%で、約15%が市町村保健センター等、4割弱がその他の医療機関、約1割はその両方で塗布を受けたことがあった。

医科・歯科連携始まる 鹿児島医療センターと県歯科医師会

南日本新聞社
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=40912

鹿児島県内で、九州では初めてとなる本格的な医科・歯科連携が動き出している。がんや脳卒中、心臓の病気などの医科治療で起こる合併症のうち、口の中のトラブルを歯科の口腔ケアで軽減し、患者の体調をより良好に保つ狙いだ。
連携を始めたのは、鹿児島市の鹿児島医療センター(山下正文院長)と県歯科医師会(森原久樹会長)。同会を通じ、鹿児島大学口腔顎顔面外科(中村典史教授)が同センターに週1回、スタッフを派遣している。
がんの化学療法や放射線治療では、口腔粘膜炎など合併症は少なくない。ほかにも舌炎や味覚異常、歯周病悪化、誤えん性肺炎の恐れがあるほか、免疫力低下で敗血症など命にかかわる全身感染症が起こる場合もある。
医科歯科連携では、歯科医が治療前後に口腔管理をする。感染症予防や合併症低減、症状緩和が期待でき、入院日数減による医療費抑制効果も見込まれるという。

第34回厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会 資料

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c3vx.html

資料4
「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」(案)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c3vx-att/2r9852000002c3zx.pdf

資料5
「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」に関する目標等について(案)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c3vx-att/2r9852000002c40t.pdf

米国心臓協会が公式声明/歯周病と心疾患は関連なし

ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/19475

歯周病は心血管系疾患を引き起こす──1998年の米国歯周病協会による「Floss or Die(デンタルフロスか死か)」キャンペーン以来の“常識”に、米国心臓協会(AHA)が真っ向から異を唱えた。先月、AHAの機関誌に「500本を超える研究データを解析した結果、歯周病が心疾患や脳卒中を引き起こすとは証明されていない」との公式声明が掲載されたのだ。さらに医師の治療であれ、日常的な歯磨きであれ、歯周病治療が動脈硬化性の心疾患を「予防する」効果も証明されていないとし、暗に歯周病ケア製品の誇大広告について警告を発している。

80歳で自分の歯20本以上、38% 過去最高に

朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/health/news/TKY201206040081.html

80歳で自分の歯が20本以上ある人は、2011年で3人に1人になったとする調査結果を厚生労働省が発表した。調査は6年に1度で、1987年の8%から毎回増え続け、今回は過去最高の38%となった。厚労省は22年に50%をめざす方針。厚労省は「歯を失う原因の歯周病を予防する意識が高まってきたためではないか」とみている。4〜10日は歯の衛生週間。