歯周病患者は約5000万人 40代以上の約80%が罹患している

ニコニコニュース

http://news.nicovideo.jp/watch/nw399279

歯周病はポルフィロモナス・ジンジバリス、タネレーラ・フォーサイシアなど、嫌気性グラム陰性菌による感染症だ。(中略)これら歯周病の患者数は、厚生労働省調査で約5000万人と推計され、40代以上の日本人の約80%が罹患しているとされる。(中略)

東京医科歯科大学大学院・生涯口腔保健衛生学分野の荒川真一教授に話を聞いた。

「超音波スケーラーはチップの先端を振動させながら水を流し、歯垢や歯石を除去します。殺菌効果を一段と高めるためにオゾンナノバブル水を使用できないかと考え、検証する実験を行ないました」。 オゾンナノバブル水は歯周病菌だけでなく、黄色ブドウ球菌や様々な耐性菌などに対する殺菌効果も高いという実験データも報告されている。またオゾンナノバブル水は生細胞が半減する時間が24時間以上と長く、細胞毒性が低く安全性の高さも証明された。 現在臨床では、超音波スケーラーに直接オゾンナノバブル水のタンクをつけて洗浄殺菌に利用している。また歯科医院で口腔清浄剤として販売も始まった。事前に歯磨きをしてバイオフィルムを壊したあとで使用するよりも高い殺菌効果が得られ、高齢者では誤嚥性肺炎などの防止に繋がると期待されている。

(取材・構成/岩城レイ子)

※週刊ポスト2012年10月19日号

「歯」の数値目標達成 佐賀県

佐賀新聞 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2309216.article.html

佐賀県は、県歯科保健計画「ヘルシースマイル佐賀21」の2011年度の実施状況をまとめた。数値目標を設定した8項目のうち、「3歳児の平均虫歯数半減」「80歳で20本以上、自分の歯を持つ人の割合30%」など5項目が計画期間を1年残して目標を達成した。

 計画期間は2000~12年。乳幼児期から一貫した対策を進め、3歳児、12歳児の平均虫歯数や40、50歳の歯周炎罹患(りかん)者数など、8項目について数値目標を設定している。

 計画策定時の3歳児の平均虫歯数は3・38本だったが、11年までに1・28本(目標1・6本)に改善。12歳児も3・33本から1・0本(同1・6本)に減り、目標をクリアした。

 60歳で自分の歯を24本以上持つ人の割合(目標50%)は43・1%から62・5%、70歳で24本以上の人(同35%)は29・3%から36・1%に上昇。80歳で20本以上の人(同30%)も25・6%から41・0%に増え、いずれも数値目標を達成した。

 一方、40歳の歯周炎罹患者の割合は計画策定時の32・7%から20%に減らす計画だったが、42・9%で目標には届かなかった。このほか、「3歳児の虫歯保有者半減」「50歳の歯周炎罹患者45%を30%に」が未達成となっている。

 県健康増進課は「年1、2回の定期検診で、歯周炎も早期発見できる。かかりつけの歯科医を持ち、自分の歯と口の中の健康に関心を持って」と呼び掛ける。

守ってあげたい!赤ちゃんの歯のケア方法

serchina
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1009&f=column_1009_036.shtml

赤ちゃんの頃の歯のケア次第で、将来の口のなかの環境が決まると言われています。そう思うと歯のケアはとても大切。赤ちゃんの歯のケアはママの仕事です。いろんな歯のケア方法がありますが、ここでは基本のケアのみを紹介します。自治体で行われた赤ちゃんのための虫歯講習で得て、実践してうまくいった歯のケア方法を紹介します。

■STEP1:前歯しか生えていない時期のケア

まだ前歯しか生えていない時期のはみがきはガーゼで行います。右手の人差し指をガーゼでくるみ、前歯の表裏を拭いてあげました。終わったら洗面台で口を『ぶくぶくしようね』と言って水で口をゆすぎました。まだまだ言葉がわからない時期は水を飲ませるだけでOK。

■STEP2:奥歯が生えてきた時期のケア

奥歯も生えてきたらいよいよ歯ブラシの出番。力を入れすぎずにさっさっと軽く小刻みに歯ブラシを動かす容量で磨いてあげました。赤ちゃんが飽きることを考慮して、まずは歯の外側は後。内側を先に磨きます。

◎歯ブラシの選び方

歯ブラシは市販のものでいいので年齢にあったものを選びます。行きつけの歯医者さんおすすめの歯ブラシ選びのポイントは以下の2点でした。

・毛が固すぎないものだと歯を傷つけない
・ヘッドが小さい方が奥歯もよく磨ける。毛の並ぶ列数は3列程度がベスト。

◎歯の裏側を磨く場合

『あーしようね』と言うと、口を開けるのでその間に歯を磨きます。すぐに口を閉じてしまいますが、今期よく何度も同じようにして言うようにします。仮に嫌がって泣いたとしても口が開くので少し強引ですがその隙に磨いてしまいましょう。

◎歯の外側を磨く場合

表側を磨く場合は、歯に沿って口に人差し指を入れ、隙間を作って歯磨きするときれいに磨くことができる。市の歯科衛生士さんの話通りにしてみたら上手に磨くことができました。歯の内側は赤ちゃんが口を開けていないと磨くことができません。ずっと口を開けていると飽きてしまうので歯の外側は後回し。内側から磨くようにするとママも楽に磨けます。

◎歯医者さんで定期的にフッ素を塗ってもらう

フッ素は歯を強くし、虫歯の発生率を抑えることができます。1歳前後の頃、市の歯の講座でフッ素を塗ってもらいました。それをきっかけに歯医者さんで4か月に一度、フッ素を塗ってもらっています。健康な歯を守るために継続してフッ素を塗ることは虫歯予防に有効です。

■これはやめて!口移しの食べさせ方

大人の口に入れた食べ物には虫歯菌がついています。赤ちゃん期に口移しの食べ方をさせると虫歯菌が住みついて虫歯になってしまいます。歯の健康を守るために、口移しはしないほうがいいと、育児書や歯の講座、雑誌などさまざまなところで見聞きしたことがありました。3歳までに口の環境は決まると言われているのでそれまでは口移しはしないほうがいいでしょう。筆者の子供たちもこれを守ったせいか、今の歯磨きは雑でも虫歯は一本もありません。

■おわりに

今だけでなく将来のためにも歯のケアはとても大切。筆者自身が歯がよくないのでしみじみ感じます。自分の子供に同じ思いはさせたくないので歯のケアをしっかり行ってきました。そのかいあってか9歳と7歳になった今でも虫歯はありません。ぜひ子供の歯の健康を守ってあげましょう。

口内ケアで使い分け 練りと液体の歯磨き、洗口液はどう違う?

Asahi net

http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201210080233.html

歯磨き剤と言えば、チューブに入ったペースト状のものを思い浮かべる人が多いでしょう。実際は、粉から液体まで様々な形状があります。どう違うのでしょうか。

歯磨き剤の製造企業でつくる「日本歯磨工業会」(東京)によると、歯磨き剤は、形状によって「粉」「潤製」「練」「液状」「液体」に分類される。

 粉歯磨きは、歯垢(しこう)や着色などの汚れを落とす研磨剤が成分の9割以上を占めるのが特徴。明治時代には主流だったが、大正になってチューブ入りの練りや、粉よりも湿り気がある潤製が登場。昭和以降は練りが主流になった。

 同会のまとめによると、2011年には全体の約57%を占めた。残りは液体歯磨き(約17%)と、液体が主流の洗口剤(約26%)。潤製などその他の種類はわずか0・1%だった。

 液体歯磨きと洗口液は、混同されやすいが、違いは使用時に歯ブラシで磨くかどうかだ。液体歯磨きは適量を口に含んだままか、口内に行き渡らせてはき出した後に歯を磨く。他の歯磨き剤と違って、使用後に口をすすぐ必要はない。

 洗口液は歯を磨いた後、寝る前などに口に含んですすぐことで口内を殺菌し、口臭や歯垢の沈着などを防ぐための商品だ。

 商品名も「○○リンス」や「××ウオッシュ」といった感じなので紛らわしく、形状もどちらも液体のため、見た目での判断がしにくい。だが、ラベルなどをよく見れば「液体歯磨き」か「洗口液」と明記されている。殺菌成分などを含む「医薬部外品」もあれば、含まないものもある。

 液状歯磨きは「練り」と「液体」の中間で、ジェル状のものが一般的だ。サンスター広報室の鈴木久美子さんは「発泡剤を含まないため、電動歯ブラシで磨く時に使うといいですね」と助言する。発泡剤を含む練り歯磨きは、電動歯ブラシでは泡立ちすぎるからだ。

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 歯磨き剤は形状のほか、歯垢除去や歯周病や口臭の予防、知覚過敏用など、目的に応じて使い分けるのも重要という。

 また液体歯磨きには、災害備品の役割も期待されている。

 日本歯科医師会常務理事の倉治ななえさんは「水不足の避難所生活では、歯のケアは後回しになってしまいがち。液体歯磨きは水が要らないので、防災用品の中に歯ブラシと一緒に入れておいて下さい」と勧める。

 口内のケアが不十分だと細菌が繁殖し、虫歯や歯周病などの原因になる。歯周病は動脈硬化や心臓病のリスクを上昇させるとされる。さらに、細菌で汚れた唾液(だえき)や食べ物が気管に入ると、誤嚥性肺炎になる。高齢者は特にかかりやすい。

 倉治さんは「助かった命を守るためにも、災害時には口のケアを心がけてほしい」と話している。(南宏美)

厚生労働省の田口歯科医療管理官「課題は高齢者の口腔機能回復」

医療経済出版     http://www.ikeipress.jp/archives/4821

平成24年度社会保険指導者研修会が10月1日、日本教育会館(東京千代田区)で行われた。
その中で、厚生労働省の田口円裕歯科医療管理官が講演。これからの歯科治療のあり方を健常者型と高齢者型の二つに分け、「従来の歯科治療の需要は減少傾向にある。健常者型では歯の形態の回復が主眼だったが、一歩踏み出した歯科医療を提供する具体的なイメージが必要。高齢者型では、歯の喪失リスクの増加、加齢による口腔内の変化、全身疾患を有する患者の増加、自立度の低下、などの問題に対してどのように歯科がアプローチしていくかが求められる。特に、今後は高齢者の口腔機能をどう回復し、評価するかが歯科界に突きつけられた大きな命題」と指摘した。

知覚過敏”で歯に激痛!精神的ストレスが原因も

Zakzak    http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121003/dms1210030748004-n1.htm

 

冷たい水を口に含んだ瞬間、脳を突き抜けるような強烈な痛みが歯に走る-。いわゆる「知覚過敏」と言われる症状だ。虫歯でなくても起きるこの症状。その背後には、精神的な抑圧が隠れているかもしれない…。

舞台俳優のHさん(46)は、仕事柄「歯の健康」には気を付けている。3カ月に一度は定期健診を受け、虫歯や歯周病予防のクリーニングを受けている。

ところがある日、彼の歯が悲鳴を上げた。朝、歯を磨こうとして水を口に含んだ瞬間、下の右奥から3-4本目の歯の根元付近に激痛が…。

2カ月前にも診てもらって虫歯はなかったはずだが、やむなく歯科医院に駆け込んだところ、「楔(くさび)状欠損による象牙質知覚過敏症」だった。東京・渋谷区にある片平歯科クリニックの片平治人院長に解説してもらおう。

「原因の一つに歯の表面のエナメル質が欠けて、象牙質が露出した状態がある。ここは歯の神経と細い管でつながっているので、刺激が加わると痛むのです」

ほんの2カ月前に虫歯がなかったのに、急にエナメル質が欠けることなんてあるのだろうか。

「食いしばりや歯ぎしり、あるいは咀嚼などの顎の動きで、特定の歯に過重がかかると、応力が歯の根元に集中して加わり、エナメル質が欠けることがある。これが楔状欠損です」(片平院長)

睡眠中のみならず起きていても、無意識に歯を食いしばっている人は多いと言われる。原因の一つとして、精神的ストレスが考えられる。Hさんは舞台の仕事の稽古がハードで、最近はストレスを感じていた。精神的な抑圧から、自分でも気づかぬうちに歯を食いしばっていた可能性は高い。

「歯磨きの際に硝酸カリウム入り歯磨剤を使うと、神経への刺激伝達をブロックできます。また、しみる箇所にコート剤を塗ったり、レーザー照射で象牙質を保護することもある。さらに、咬み合わせの調整で歯への過重軽減、酸性度の高い食品や飲料を控えるとか、睡眠中の歯ぎしりが明らかな時は、寝る時にマウスピースを装着して歯を守ることも有効です」(片平院長)

ここは一つ、歯を食いしばらずに、乗り切ってほしい。(長田昭二)

富山日歯常務理事、歯科機器・材料の個人輸入に関する新たな問題を指摘

医療経済出版     http://www.ikeipress.jp/archives/4814

9月27日におこなわれた日本歯科医師会の定例記者会見で、冨山雅史常務理事は歯科機器・材料の個人輸入に関する新たな問題を指摘し、今後の予定について言及した。
冨山常務理事は、個人輸入自体は違法ではないとしながらも、「最近は国内で販売されているにも関わらず、コスト削減を目的として、インターネットを利用して未承認のインプラントなどを購入している事例が散見される。海外の医薬品・医療機器等には安全性が担保されていないものもあり、医療事故を起こす可能性が否定できない」と述べ、厚労省に対して日歯を含む関連団体と意見交換するための要望を10月に提出することを明らかにした。

>>安全性の確立されていないものについては、やはり実証されてから使用となるべきですね。インターネットを通じ、全世界につながっている環境になっていますが、便利さの裏返しは危険もはらんでいることにもなると思います。

口の健康、8割が自信なし

47News                   http://www.47news.jp/feature/medical/2012/10/post-757.html

10代~70代の8割は口の健康に自信がないことが、日本私立歯科大学協会 の調査で分かった。
7月下旬、男女千人を対象にインターネットを通じて質問した。
自分の歯や口腔(こうくう)内の健康に自信があると答えた人はわずか2・4%にとどまり、77・8%は自信がないと回答した。
歯や口腔に関する悩みを複数回答で尋ねると、「虫歯」と「歯の黄ばみ」がともに29・3%で最も多く、次いで「歯垢(しこう)・歯石」(26・3%)、「歯並び・かみ合わせ・すき歯」(25・0%)の順だった。歯の黄ばみや歯並びを選んだ人は女性の方が多く、男性に比べて見た目を気にする度合いが高いことが分かった。

 >>審美を気にされる方の割合は、女性の割合が多いと思いますが、最近は男性も多く興味をもたれる傾向にあると思います。この観点からでも、お口の疾患に対する予防の啓発がされればいいですね。

井原で「歯ブラシ供養祭」 県歯科医師会が初開催

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012092221340239/

 岡山県歯科医師会は22日、初の「歯ブラシ供養祭」を井原市笹賀町の金敷寺で開き、口内の健康維持に活躍した使い古し約5千本の労をねぎらった。

 供養祭には、酒井昭則会長ら12人が出席。本堂に各支部から集まった歯ブラシが積まれ、塚本佳道住職が読経する中、参列者が焼香し手を合わせた。

 酒井会長は「健康維持には正しい歯磨きが大切。毎日使う歯ブラシに感謝し、古くなれば早めに交換を」と話していた。

 同会は、11月8日(いい歯の日)まで各支部が開く健康イベントで、古い歯ブラシを新品と交換する事業を展開している。

>>>>このアイデア面白いですねぇ。興味を引きます。

 

 

JSTの研究開発課題の成果から、口腔ケア剤を開発する岡山大学発のベンチャー企業が設立

医療経済出版 http://www.ikeipress.jp/archives/4025

 

 JST(科学技術振興機構)の「若手研究者ベンチャー創出推進事業」として岡山大学特任助教の難波尚子氏が研究開発を行った「要介護者向け口腔ケア剤の開発」について、具体的な製品開発と発売を目指して株式会社グライコポリマーサイエンスが設立された。
 難波尚子氏は、現在、抗菌剤を配合した多くの口腔ケア製品が市販されているものの、抗菌剤が歯の表面に長く留まるための特別な工夫がなされていないことに着目。地元岡山の企業が独占供給する天然多糖「プルラン」を利用する方法で、持続的に抗菌効果を発揮し口腔感染症を予防する口腔ケア剤の開発に成功した。健常者に比べて口腔内を清潔に保つことが難しい要介護者の誤嚥性肺炎予防等に効果を発揮することが期待されている。また、震災後の避難所など、水が十分に確保できない場合の口腔ケアにも有効と考えられるという。
 (株)グライコポリマーサイエンスの事業展開としては材料研究開発を事業基盤とし、商品化、販売については、薬用洗口液大手を含めた企業の中から最適なライセンス・技術移転先を選定して、商品化後3年で薬用洗口液市場の10%程度にあたる17億円を売上目標として目指していくとしている。
科学技術振興機構 ※6月12日のプレスリリース参照

▼株式会社グライコポリマーサイエンス
設立日/平成24年6月1日
所在地/709-0622 岡山県岡山市城東台東2-10-16
資本金/60万円
役員/代表取締役 高柴正悟 氏、専務取締役 難波尚子 氏、他役員2名