新しい入れ歯 食欲回復

Yomiuri.co.jp
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72234

 年を取って自分の歯を失うと、同時に食欲もなくし、意気消沈してしまいがちです。高齢でもモリモリ食べられる人は、心身ともに元気です。

 ミエさん(82歳、仮名)は数年前に脳梗塞で倒れ、車いす生活になりました。入れ歯が合わないせいもあり、どんどん食が細くなっていき、「何が食べたい?」と聞いても、「特にない」。食べる意欲そのものが失われ、気力体力とも衰えてきました。

 元気を取り戻してもらうためには、食欲の回復しかありません。でも、「新しい入れ歯を作ろう」と勧めても、気乗りしない様子。しつこく言って何とか歯科受診にこぎつけ、その帰りに喫茶店に寄ってフルーツパフェを注文しました。

 久々の喫茶店に緊張気味のミエさんでしたが、パフェが運ばれてくるとニコニコして、パイナップルから食べ始めました。左手でしっかりとカップを押さえ、右手に握ったフォークを軽快に動かす様子は、いつもの力ない食事風景とは全然違います。

 「入れ歯作ったら、もっといっぱい好きなものが食べられるね」。そう話すと、ようやく「作ってもいいよ」と言ってくれ、最初に何が食べたいかという問いに、「甘いおいなりさん」。ついに、「食べたいもの」を聞くことができたのです。

 それから何度か歯科に通い、帰りは喫茶店でケーキを食べながらミエさんの若いときの話を聞きました。1か月後、入れ歯が完成し、甘いいなりずしを用意してお祝いパーティー。すっかり元気を取り戻したミエさんは、入れ歯をつけて「20歳は若返ったよ」と照れ笑い。それから間もなく、硬いせんべいもバリバリ食べるようになりました。

 >> 改めて、義歯の大切さに気づかされます

口内細菌 バイオフィルム 肺炎など重い病気の原因にも

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130205/bdy13020508410002-n1.htm

産経net

複数の細菌が固まり、ぬるぬるとした状態になった「バイオフィルム」。口の中のバイオフィルムは、虫歯や歯周病だけでなく、肺炎など重い全身の病気の原因になることもある。(油原聡子)

菌の集合体

 東京歯科大の奥田克爾(かつじ)名誉教授(微生物学)によると、バイオフィルムであるデンタルプラークは複数の細菌の集合体だ。バイオフィルムは、細菌が周囲にねばねばした物体を作って個体がくっつき合い、集団になったもの。実はバイオフィルムは身近な存在だ。「台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくる、ぬるぬるしたものも細菌の固まり、バイオフィルムです」(奥田名誉教授)注目されているのが、口の中のバイオフィルムだ。人の口の中には500種類を超える細菌がいるという。奥田名誉教授は「口の中の細菌は、唾液成分や歯と歯茎の隙間からにじみ出る成分を栄養源にして繁殖する」と指摘する。バイオフィルムは、ねばねばした膜で包まれているため、抗菌剤や免疫機能が効きづらいという特徴がある。

 口の中のバイオフィルムには、虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の原因となる細菌も集団で潜んでいる。その中で、全身疾患に関わりがあるとして注目されているのが歯周病原細菌だ。歯周病は主に歯周病原細菌によって起こる。歯の周りのバイオフィルムが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)を作る。炎症を起こして歯茎が赤く腫れるほか、出血が見られることもある。進行すると歯周ポケットが深くなっていき、歯を支えている組織に炎症が及ぶ。すると、口臭が発生し、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、かめない状態になる。

高齢者は注意

歯周病は日本人成人の7割以上がかかっているとされる。歯周病原細菌が関わっている病気で、高齢者が特に注意したいのが誤嚥(ごえん)性肺炎だ。誤嚥性肺炎は、歯周病原細菌などが唾液とともに肺に流れ込んで起こる疾病で、高齢者に多く発症する。通常は、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」される。寝ているときも唾液を飲み込む「嚥下(えんげ)反射」が起こり、細菌の気道への侵入を防いでいる。元気な人なら、せきなどによって細菌を排除できる。また、気道粘膜に生えている細かい繊毛(せんもう)によって唾液が肺に流れ込まないようになっている。しかし、高齢者は嚥下反射が低下しているため、細菌が肺や気管支に入り込んでしまうという。奥田名誉教授は「高齢者になると免疫力が低下し、抗菌作用のある唾液の量も少なくなり、歯周病になりやすくなる」と話す。歯周病原細菌が関係している可能性がある病気では、脳血管障害や心疾患のほか、糖尿病や低体重児の出産との関連も報告されているという。慶応大の中川種昭教授(歯科・口腔外科)は「歯周病原細菌が歯茎に入り込むと、歯茎を通る血管を通じて全身に回ってしまう」と説明。「口の中の細菌をコントロールするケアは、予防にも、治療後の再発を防ぐためにも重要だ」と指摘している。

眠る前のケアが大事

口の中のバイオフィルムの予防には、毎日の歯磨きなどのセルフケアと専門家による定期的なチェックが重要だ。中川教授は「特に眠る前のケアが大事」と話す。バイオフィルムは、口の動きが少なく、刺激によって出る唾液の少ない睡眠中に増加。さらに、薬剤や免疫機能が効きにくいという。このため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで物理的に除去するのが有効だ。歯ブラシが届かない部分のケアには、抗菌性の高い洗口剤を日常的に使うと効果が高い。バイオフィルムが歯石になってしまうと自分で除去するのが難しく、歯科医院で除去してもらう必要がある

>>日ごろのメンテナンスが大事ですね

「たばこ吸いたい」脳の仕組み解明…理研

http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130129-OYO1T00276.htm?from=main3

Yomiuri.co.jp

「たばこを吸いたい」という欲求は、脳の二つの部位が連携して生じることを、理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市)などが突き止め、28日発表した。米科学アカデミー紀要(電子版)に近く掲載される。禁煙や薬物依存の新しい治療法開発などにつながりそうだ。

 たばこを吸う習慣がある旅客機の客室乗務員は、着陸が近付くと、飛行時間と無関係に喫煙の欲求が強まることが知られていたが、こうした現象が、脳のどのような仕組みで起きるのかは不明だった。

 同センターの林拓也・副チームリーダーらは、喫煙者10人に、▽すぐ喫煙できる▽4時間喫煙できない――という条件で他人が喫煙している映像を見せ、吸いたい気持ちの強さを点数化してもらった。さらに脳の活動の様子を、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で画像化して解析した。

 その結果、喫煙の欲求が強まると、こめかみの奥にある「眼窩(がんか)前頭皮質」が活性化。すぐ喫煙できる条件では、左前頭部にある「背外側前頭前野」も活性化したが、この部位に磁気を当てて働きを抑えると、こめかみの奥の活動も下がり、喫煙の欲求が抑えられたという。

 林さんは「左前頭部で『吸えそうだ』という状況判断を行い、こめかみの奥で『吸いたい』という欲求が湧き起こるのだろう。ニコチン依存の強さの評価や、他の薬物依存の研究にも役立つだろう」と話している。

>>喫煙のメカニズム解明は、禁煙への有効な第一歩ですね。

歯科医師会、生活歯援プログラムの実践に向けた研修会実施要領を発表

ha-ppy-news.net http://www.ha-ppy-news.net/topics/104673.html

日本歯科医師会は、「生活歯援プログラム活用事業実施の手引き」について、その利用に関する解説を行い、スムーズなプログラムの導入を図り、また、その目的のため各地域において「生活歯援プログラム」に準拠した成人歯科保健事業を実施する場合の事業計画の立案・実施・評価に関わる技術研修を行う。

日時及び会場は、平成25年3月2日(土)10時~16時 歯科医師会館1階大会議室となっている。

研修会対象者は、①日本歯科医師会又は都道府県歯科医師会、日本歯科衛生士会等が実施した生活歯援プログラムに関する研修を受講した者②同プログラムを活用した事業を既に実施した(又は実施中)もしくは今後の実施を検討している者など。定員は50名程度。定員に達した場合は先着順となる。

日本歯科医師会発表の講義内容、申し込み要領などは以下の通り。

[ 講義] 1.平成23年度に各都道府県において生活歯援プログラムに準拠して実施さ れた成人歯科健診事業に関する実施内容の報告と事例紹介 2.事業を立ち上げるまでの環境整備、スムーズな事業遂行の準備のために必要な事柄の説明 3.「実施の手引き」の用い方、参考資料に関する説明及び質疑応答

[ 演 習 ] 1.今後、生活歯援プログラム事業の実施を想定した事業計画書の作成方法の習得 2.事業の策定方法の習得 3.人材育成に関する計画策定方法の習得 6.申込方法(受講料は無料。旅費支給はなし。)

平成25年2月1日(金)~10日(日)の期間に、所定の用紙を日本歯科医師会にFAXにて申し込む。受講票を開催の1週間前までに、お送り致しますので、研修会当日にご提出ください。受講票が届かない場合は、下記連絡先にお問い合わせください。 なお、受講者においては、「記入例」をご参考の上、演習で使用するための別紙「生活歯援プログラム事業実施案」に事前にご記入いただき、研修会当日にご持参下さい。(受講票とともにお送りいたします。)

7.受講証明書の交付
受講し修了された方には、受講証明書を研修会終了後に日本歯科医師会が交付

8.問い合わせ
日本歯科医師会地域保健課 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-20 TEL:03-3262-9211 FAX:03-3262-9885

>>>よくわかりませんが、興味を持って見守りましょう。

カルシウム不足と虫歯は無関係?

http://news.nifty.com/cs/item/detail/r25-00027761/1.htm

nifty-news

世代的なものなのか、周囲で“おめでた”が続いている。少子化問題なんてどこ吹く風、ちょっとしたベビーラッシュといってもいい。

子どもを持ったことのない筆者からすれば、妊娠・出産というのは神秘の宝庫で、思わず「へえ」と唸らされることが多々ある。たとえば、妊婦はカルシウムをお腹の子に取られ、虫歯になりやすい、なんて情報。やはり、出産というのはとてつもない負荷を要するものなのだな、と驚くばかりだが…。

「妊産婦がカルシウム不足で虫歯になりやすいとはよくいわれることですが、じつは医学的には正しくありません。そもそも妊娠しても、妊婦の血清カルシウム(血液中のカルシウム)の量に変化はないんですよ」

そう語るのは、新宿ライフクリニックの須田隆興先生だ。須田先生によれば、妊婦が平常時以上に大量のカルシウムを消費するのは事実ながら、それゆえに自身の体調に影響を及ぼすことはないという。

「なぜなら、カルシウムは、数ある栄養素のなかでも、体内で絶妙に制御される成分のひとつで、消費量が増えるとそれを補うようにして腸管からの吸収量も増加するからです。ことカルシウムに関しては、人間は“骨”という巨大な貯蔵庫を備えていて、安定性を保つようにできているんです」

そもそも、虫歯を起こすのはあくまで虫歯菌であり、カルシウム不足が妊産婦の虫歯を招く事実はないと須田先生は断言する。

では、なぜこのような都市伝説が生まれたのか? 不思議に思って聞いてみたところ、あながち都市伝説と切り捨てられない一面も。須田先生いわく、女性が妊娠中に歯を痛めやすい要因は他にあるという。

「つわりにともなう嘔吐で、歯に胃液を受けることが原因になっている可能性はあります。歯は酸性に非常に弱いものですから。また、妊産婦は唾液量が減少する傾向があり、結果的に歯を守るバリアを失っているのも歯を弱体化させる原因になりますね」

カルシウム不足よりも唾液不足の方が、よほど虫歯の原因になりやすいのだ。

>>>正しい知識が必要ですね。

そしゃくで脳が元気に 静岡で健康講演会

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130115151735448

iryou.chunichi.co.jp

食の欧米化に警鐘も

竹内純子さん(右)が「そしゃく」の観点から健康づくりを指導した講演会=静岡市葵区

健康増進を目指す県の外郭団体「しずおか健康いきいきフォーラム21」主催の講演会「生きることは食べること」(中日新聞東海本社など後援)が11日、静岡市葵区の県教育会館であり、約80人が食と健康づくりの関係に耳を傾けた。

講師は、県歯科医師会理事の竹内純子さん。唾液の分泌を促し、脳の血流を促進する「そしゃく」が、健康であるためにいかに重要かを訴えた。

昭和初期に一般的だった麦ご飯やたくあん、野菜のみそ汁などのメニューと欧米化した現代の食事を比較。スパゲティやパンなど軟らかい食べ物が増え、かむ回数が半減した調査結果を示し「食が健康を脅かしている」と警鐘を鳴らした。

メタボリック症候群にも言及し「ダイエットでカロリーを落としてもメタボは改善しない」と指摘。「ビタミンとミネラルを摂取し、代謝機能を上げることこそが予防になる」と述べ、精製しない穀物、季節の野菜や海藻、魚介類を食卓の中心に据えるよう勧めた。 (唐沢裕亮)

>>>咀嚼の大事さを伝えるのは、有意義ですね。

原発避難、高齢者の死亡2.4倍 死因の4割は肺炎

アピタル http://apital.asahi.com/article/news/2013011100022.html

2011年に東京電力福島第一原発から20キロ圏内にあった老人保健施設などから避難した高齢者の死亡者数が、前年の2・4倍に増えていた。事故後3カ月間では3倍だった。死因の4割は肺炎。防災の不十分さや避難による生活環境の悪化が原因とみられる。

 福島県立医大などの研究チームが、原発20キロ圏内の特別養護老人ホームといった介護施設など34の高齢者施設が定期的に県に行う報告の内容を分析した。

 11年3月の事故当時の入所者は1770人で、11年10月末までに295人が死亡した。10年の同時期の死亡は109人。津波による死亡者32人を除いても、入所者千人当たりの死亡者数は10年の同時期の2・4倍だった。事故後3カ月に限ると3倍に達していた。

 避難した高齢者は、寝たきりから身の回りのことは自分でできる人まで様々な状態の人たちがいた。全員、政府の避難指示で20キロ圏外の病院や学校の体育館などへ、緊急避難した。その後、県内外の他の特養や老健施設などに移ったとみられる。

 死亡した295人の死因の4割が肺炎だった。通常、65歳以上の死因のうち、肺炎は1割程度だ。

 研究チームの安村誠司・県立医大教授(公衆衛生)は「避難所などが寒くて気管支炎になったり、十分なケアを受けられずに誤嚥(ごえん)性肺炎になったりした可能性がある」と分析する。

 この結果は英科学誌で報告された。

 国などの原子力災害の防災に関する検討会では、患者を安全に移動させる手段などが整うまでは施設内に屋内退避していた方が、患者への負担が少ないとの意見も出ている。病院には非常電源や食料や水、毛布などの備蓄があるという前提だ。しかし、今回の調査では、老健施設などには、屋内退避に必要な非常電源も食料や水などの備蓄もほとんどないことも分かった。

 安村さんは「今回の調査で、対象の施設では、具体的な避難の手引や計画もなく、訓練もしていなかった。老健施設などは病院より災害への備えが遅れている。国や自治体が連携して対策をとる必要がある」と指摘する。

>>>誤嚥性肺炎も原因の一つを占めているようです。口腔ケアも重要です。

東京都・豊島区で「歯と口腔の健康づくり推進条例」制定

http://www.ikeipress.jp/archives/5640

医療経済出版

公益社団法人東京都豊島区歯科医師会と豊島区は昨年12月27日、「歯と口腔の健康づくり推進条例」制定に伴う合同プレス発表を行った。
歯科口腔関連の条例として東京都では千代田区に次いで2番目となるが、一般に理念条例として掲げられることが多い中で、本条例では基本計画の策定を義務付けることを明記し、具体性を持った条例であることを示している。豊島区では25年度に計画策定をスタートし、26年度には予算に反映させたい旨の考えを明らかにした。
豊島区歯科医師会の阿部俊明会長は、「条例制定によりさらに充実した口腔保健活動が期待できる。豊島区独自の展開を推進していきたい」と述べた。

>>> このような条例が広がるといいですね

おじさん臭さ…今は昔 少子化で拡大110億円「オーラルケア市場」

msn 産経ニュースwest http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130105/wec13010518010002-n1.htm

 “おじさんの食後のつまようじ”のイメージから、日本人にはなかなかなじまなかった「糸付きようじ」や「デンタルフロス」による歯間清掃が、注目を集めている。歯間清掃具の売れ行きは年々増え、その規模は110億円市場とも。子供のうちから習慣をつけさせようと、子供用の糸付きようじが売れ、小学校で糸付きようじ講習会が開かれたり、1歳半健診で使い方を指導する自治体も現れた。先進国の中では遅れている、といわれていた日本人のオーラルケアが変わりつつある。(佐々木詩)
-中略-

■ 「糸ようじ」開発秘話
「食後にようじでシーハーするのはオジサンみたい」。歯ブラシ以外の清掃具が日本であまり知られていなかった昭和62(1987)年、欧米で主流だった糸状のデンタルフロスに柄を付けた「糸ようじ」を小林製薬(大阪市中央区)が発売したころは、歯間清掃のイメージはあまりいいものではなかった。同社の「糸ようじ」開発担当、望月真理子さんは、「発売当初、驚かれたようです。それでも年々売り上げが伸びています」と話す。
歯間に糸が入ることで、汚れを絡め取る「糸ようじ」のよさを追求し、糸付きようじを浸透させようと、改良を重ねた。絡み取る力を追求する余り、平成11(1999)年には糸の本数が200本のものを発売。しかし、糸1本1本が細すぎ切れやすく、半年で6本糸にリニューアル。「試行錯誤の連続でした」(望月さん)。
糸付きようじの需要を加速させたのが、平成元年。厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会が歯の健康維持を提唱するため「8020運動」をスタート。「80歳になっても自分の歯を20本保とう」というこの運動を受け、歯科医が歯間清掃具の使用を積極的に推奨するように。昨年度にはさらにオーラルケアを推進しようと「口腔健康保険法」が施行された。

 こうした背景を受けて、「糸ようじ」の売り上げも徐々に伸び、平成元年度に4億円規模だったのが、今年度は10億円に達する見込み。ライバルメーカーもさまざまな清掃具を投入し、歯と歯の隙間を小さなブラシで磨く、歯間ブラシやデンタルフロスなどを含めた歯間清掃具全体の市場規模は100億円を超えている。「歯磨き粉も含めたオーラルケア商品は唯一の成長産業といえる」(同社広報)と熱視線を送る。

■ もはや当たり前 子供向け商品も
平成12年、同社は「子供の糸ようじ」を発売。「子供に糸ようじなんて」という声も聞かれたが、若い世代の親たちの支持を集めた。昨年4月に同社が行った調査によると、400人の母親のうち28%が「子供に歯間清掃具を使ったことがある」と回答していた。
「ここ10年ほどで、1歳半健診でも歯間清掃具の使用が推奨されるようになりました」と望月さん。
ブラシで歯磨きする以外のオーラルケアが、もはや当たり前と受け止められる時代が到来しつつあるようだ。

>>>糸ようじにも歴史あり

風邪予防もできる!よく噛むことで得られる健康効果9つ

マイナビニュース http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/biranger/2013/01/9-12.html

「時間がないから」と早食いが癖になっていたり、柔らかいものばかり食べている人はいませんか? 実は、私たち現代人は、弥生時代の人たちと比べて、食べ物を”噛む回数”がなんと6分の1以下なのだそう。
-中略-
今回は、”よく噛む”ことで得られる嬉しい健康・美容効果9つをおさらいしていきます。

■1:風邪やインフルエンザの予防ができる!
唾液腺から口腔内に分泌される”唾液”の中には、酵素が含まれています。中でも、“リゾチーム”という唾液酵素には、細菌感染の予防効果があるので、風邪やインフルエンザ対策にいいといわれています。
よく噛んで食事をすれば、無理なく唾液の分泌量を増やして、免疫力の高い身体作りができるというわけです。

2ダイエット効果がある!
噛む回数が多いと満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑えることができます。

■3:若々しい肌を維持!
“パロチン”という唾液腺ホルモンが分泌されると、細胞分裂を促進し、ハリのある若々しい肌が維持できます。いつまでも美しくいるためには、よく噛んでパロチンの分泌量を増やしましょう。

■4:胃腸の働きを助ける!
噛むことで消化酵素の分泌量が増え、胃腸の働きを助けてくれます。

■5:虫歯の予防ができる!
唾液がたくさん分泌されると、食物中の酸を中和して元の状態に戻すだけでなく、唾液中のカルシウムやリン酸が歯の表面に付着し、溶けだしたエナメル質を補うことで、虫歯、歯周病の予防にもなります。

■6:顎を発達させる!
柔らかいものばかり食べたり、噛む回数が少ないと顎が細くなってしまいます。すると、歯並びが悪くなってしまうので、硬いものをよく噛んで食べ、しっかりした顎と強い歯を作ることを心がけましょう。

■7:活性酸素を抑制する!
“ペルオキシターゼ”という酵素が、細胞を傷つけて癌を増加させる活性酸素の働きを抑制してくれます。

■8:表情が豊かになる!
口の周りの筋肉をたくさん使うことで、フェイスラインがシャープになり、表情が豊かになります。

■9:判断力、集中力、記憶力を高める!
顎を開け閉めする動きは、脳に酸素を送って細胞を活性化し、判断力、集中力、記憶力を高めてくれます。

たくさん噛むことでこんなに素晴らしい効果が期待できるなんて、ちょっと驚きじゃありませんか? 自分はあまり咀嚼をしていないと思う人は、早速次の食事から一口につき30回以上噛むようにしてみてください!
それだけで今年は、風邪をひかずに過ごせるかもしれませんよ。

>>>患者さんにも伝えたい・・・