「薬剤耐性」啓発の川柳入選作発表

薬剤耐性(AMR)問題への関心を高め、抗菌薬の適正使用につなげようと、国立国際医療研究センターの「AMR臨床リファレンスセンター」が募集した川柳の入選作品が発表された。1816句の応募があり、金賞は将来世代のために抗菌薬の適正使用を訴えた「変えていく念のためから明日のため」(ペンネーム「メチコ」さん)に決まった。

銀賞は「飲み薬余り物には福はなし」「抗菌薬正しく使い次世代へ」の2句に決定。また、佳作には「よく聞いて!風邪には効かぬ抗菌薬」「守りたい医者の処方と子の未来」「耐性菌みんなで知ろうその怖さ」「信じてね抗菌薬より免疫力」「未来まで効果を残そう抗菌薬」「耐性菌作る手伝い一抜けた」など10句が選ばれた。

 

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産経ニュース 2019.3.8

https://www.sankei.com/life/news/190308/lif1903080014-n1.html

過去にもニュースピックアップで、薬剤耐性について記事を報告させてもらいましたが、

今回は、この薬剤耐性問題に対する啓発の試みを特集した記事があったのでピックアップしてみました。「川柳」の形にすると、内容にも非常に親しみがわき、記憶にも残りやすくなります。国民の皆さんが、薬剤耐性問題を考えるきっかけになってくれればいいですね。

 

来週にも学会が病院調査へ 透析中止での女性死亡

東京都福生市の公立福生病院で、腎臓病の女性に医師が人工透析治療をやめる選択肢を示し、治療中止を選んだ女性がその後死亡した問題で、日本透析医学会が設置した調査委員会が来週にも、病院に調査に入る見通しであることが8日、関係者への取材で分かった。

医師だけでなく病院が組織としてどう対応したか、患者の生命に関わる判断をチェックする仕組みが院内にあったかなどを確認。平成26年に学会の作業班が作成した透析治療の継続や中止に関する提言に沿って今回の手続きを行ったかどうかも調べる見通しだ。

調査委員会は委員長の土谷健・東京女子医大教授のほか、腎臓が専門の医師委員6人、国会議員や弁護士などの外部委員5人で構成し、結果のまとめを急ぐ。

 

福生病院では昨年8月、医師が腎臓病を患った40代女性に、治療継続と治療をやめる選択肢を両方提示、治療中止のリスクも説明した。女性は治療をやめることを決め、意思確認書に署名。その後、体調が悪化し死亡した。東京都は今月6日、病院の管理運営体制を確認するため、医療法に基づき立ち入り検査した。

 

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産経ニュース 2019.3.8

https://www.sankei.com/life/news/190308/lif1903080009-n1.html

 

腎臓病の女性に医師が人工透析治療をやめる選択肢を示し、治療中止を選んだ女性がその後死亡したとの事ですが、これは非常に難しい問題かと思います。生きる意思を見せたにもかかわらず、医者が患者を放置したのであれば論外ですが、治療中止に対する患者側の同意書があるようなので、これを踏まえたうえでの調査が行われるとのことです。尊厳死の考えもふまえたうえでの、事細かな法整備が必要なのかと思います。

iPS「日本人95%に安全移植」 京大、ゲノム編集で

遺伝子を改変するゲノム編集技術を使って、人に移植する際に拒絶反応が起こりにくい人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作る方法を開発したと、京都大の堀田秋津(あきつ)講師(幹細胞遺伝子工学)らのグループが8日付の米科学誌電子版に発表した。グループはこの方法により「日本人の95%以上に安全なiPS細胞を提供できる」とみている。

人の細胞から作製したiPS細胞を他人に移植する再生医療では拒絶反応が起こる可能性が高い。人は細胞にある「HLA」という分子の型が自分と他人では異なり、免疫細胞「キラーT細胞」などが移植されたiPS細胞を異物として攻撃するためだ。

 

こうした免疫細胞による攻撃を防ぐため、研究グループは「クリスパー・キャス9」と呼ばれるゲノム編集技術を使用。移植の際に異物と認識される可能性のあるHLA分子の一部を取り除く技術を開発した。この方法で作ったiPS細胞をマウスに移植して観察した結果、キラーT細胞からの攻撃を受けにくいことを確認できたという。新技術で作ったiPS細胞について、研究グループは「理論上、7パターンのHLA型のiPS細胞をつくることで、日本人の95%以上に拒絶反応が起こりにくい状態で移植できる」と試算した。

また、12パターンのHLA型であれば、世界各国の大半の人をカバーすることができる可能性があるとしている。実用化には、安全性や遺伝子を除去する技術の正確性の向上が課題だが、堀田講師は「今回開発した方法により、日本人だけでなく世界中の多くの人に移植可能なiPS細胞を作製できると考えている」としている

 

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産経ニュース 2018.3.8

https://www.sankei.com/life/news/190308/lif1903080003-n2.html

 

日本でのiPS細胞の研究成果の発表が続いており、この度は、iPS細胞が、日本人の95%以上に拒絶反応が起こりにくい状態で移植できるとの報告がありました。iPSの移植を待つ患者さんにとって嬉しいニュースが続いているのではないかと思います。iPS細胞の安全な移植に向けて、どんどん研究が進んでいます。更なる朗報に期待したいです。

埼玉県歯科医師連盟デンタルミーティング、浦和ロイヤルパインズホテルで開催

平成30年度埼玉県歯科医師連盟デンタルミーティングが2月28日、浦和ロイヤルパインズホテル(さいたま市浦和区)で開催され、多くの国会議員、県議会議員らが出席した。講演は日本歯科医師会の堀憲郎会長を講師に招き、『歯科医療の姿〜これまでとこれから〜』をテーマに行われた。

あいさつに立った埼玉県歯科医師会の島田篤会長は、「埼玉県内には63の市町村があるが、そのうちの38市町、人口にして県民の4分の3以上が条例の恩恵に浴している。これからも常に県議会と連携を取り、県民の健康のために努めていく所存である」とし、まだ条例制定がなされていない市町についても条例制定が実現するよう、議会関係者に協力を求めた。

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医療経済出版 2019.3.12

http://www.ikeipress.jp/archives/10030

歯科衛生士法制定70周年と会創立65周年で記念式典―日本歯科衛生士会

『歯科衛生士法制定70周年・日本歯科衛生士会創立65周年記念の会』が2月17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。記念式典であいさつに立った武井典子会長は、「〝歯科衛生士は一生の仕事。地域で新人歯科衛生士のデビューから復帰を応援します〟を合言葉に、社会のニーズに応える歯科衛生士の人材育成と人材確保に取り組んでいきたい」と述べた。

 

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医療経済出版 2019.3.8

http://www.ikeipress.jp/archives/10023

日本スポーツ歯科医学会と日本有病者歯科医療学会が専門分科会に

日本歯科医学会の第99回評議員会が2月19日に歯科医師会館で開催され、6議案が協議ののちすべて承認された。第1号議案「専門分科会への加入に関する件」では、これまで認定分科会だった日本スポーツ歯科医学会と日本有病者歯科医療学会が専門分科会に加入する件が諮られた。投票の結果は、有効投票数60票のうち、2学会とも賛成59票、反対1票で専門分科会への加入が認められた。

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医療経済出版  2019.3.8

http://www.ikeipress.jp/archives/10020

認知症のスタッフいきいき 「注文をまちがえる料理店」

頼んでいない料理が届いても「ま、いいか」と、おおらかに受け止めていただくことをお願いしています-。注文を取ったり、料理を運んだりする接客スタッフ全員が認知症の当事者というレストラン「注文をまちがえる料理店」が3月4、5の2日間、東京・霞が関の厚生労働省で開かれた

 

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産経ニュース 2019.3.15

https://www.sankei.com/life/news/190315/lif1903150020-n1.html

カテゴリー: 健康 | タグ:

「臨床美術」浸透へ情熱 臨床美術士の中谷真理さん

絵を描くことで脳の機能を活性化させ、認知症の発症予防や進行抑止につなげる「臨床美術」。近年は認知症予防にとどまらず、子供の感性を引き出したり、心をリフレッシュさせたりする効用も指摘され、さまざまな職種や世代の人々に有効な芸術療法として注目されている。

 

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産経ニュース  2019.3.12

https://www.sankei.com/life/news/190312/lif1903120008-n1.html