かゆみの原因「汗かぶれ」かも?

■皮膚のバリア機能、保湿で守る

 

列島各地で厳しい暑さが続き、「汗だくになって肌のかゆみが止まらない」という人もいるのでは。「たかが、あせも」と軽視するのは禁物だ。

皮膚には防御壁(バリア)のように外界の刺激やウイルスなどから体を守る役割がある。多摩ガーデンクリニック(東京都多摩市)の武藤美香院長(皮膚科)は「汗などによって皮膚トラブルを繰り返すとバリア機能が損なわれ、アトピー性皮膚炎などの皮膚病や食物アレルギーのリスクが高まり、やがて皮膚がんなどの腫瘍や感染症に対する抵抗力も弱まってしまう恐れがあります」と警鐘を鳴らす。発汗で起こる肌のかゆみは「あせも」のほかに「汗かぶれ」の可能性もあるという。武藤院長によると、あせもは、急激に大量の汗をかき、汗が皮膚に出る通り道(汗腺)が詰まり、汗が皮膚の内側にたまって炎症を起こした状態。見た目は肌に点々と赤いプツプツが出る。一方、汗かぶれは、乾燥したり下着や衣服で擦れたりして皮膚のバリア機能が低下したところに、汗の刺激成分が侵入して炎症を起こす。肌の赤みが面状に広がるのが特徴だ。

 

「汗かぶれのほうが注意も必要。バリア機能の障害が深刻であるケースがよく見受けられる」という。いずれも対処法は「冷やす。かゆみを鎮める市販薬を塗る。皮膚科を受診」。かゆさを和らげようと「かく、たたく、熱いシャワーに当てるといった行為は全てNG」。炎症が悪化し、かえってかゆくなる。症状が治まれば予防に努めることが大事だという。「汗かぶれの場合、重要なのは保湿です。乾燥した皮膚では正常なバリア機能を保てません。ドライスキンの方は夏でも保湿剤が必要です」とアドバイスする。

 

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産経ニュース  2018.7.20

http://www.sankei.com/life/news/180720/lif1807200029-n2.html

 

実は、私はこの「汗かぶれ」に悩まされています。そこまで汗をかいていなくても、衣類が肌にあたって擦れるところに、かぶれが起きており、皮膚科で処方されたステロイドを塗っています。保湿に関しても、皮膚科の先生より塗り方等のアドバイスを受けましたが、真面目にしていませんでした。今後はまじめにやっていこうと思います。