他人のiPS細胞で初の移植…目の難病患者に

他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜細胞を、目の難病「加齢黄斑変性かれいおうはんへんせい」の患者に移植する世界初の臨床研究が28日、神戸市立医療センター中央市民病院で行われた。患者本人のiPS細胞とは異なり、大量の細胞を備蓄できるため、コストと時間が大幅に圧縮できる。iPS細胞を利用する再生医療の本格的な普及への一歩となる。理化学研究所などによるチームが実施。理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが記者会見した。

患者は、兵庫県在住の60歳代の男性。拒絶反応が生じにくい、特殊な免疫の型を持つ健康な人の血液から、京都大iPS細胞研究所がiPS細胞を作製。それを理研で網膜の細胞に変えた。市民病院の栗本康夫・眼科部長が、この細胞約25万個を注射で男性の網膜に移植した。手術は1時間で終わり、手術中のトラブルは起きていないという。

 

>>続きはリンク先よりどうぞ

Yomiuri Online   2017.3.28

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170328-OYT1T50108.html?from=ycont_top_txt

 

ips細胞の進化は、すざましいですね。

東京歯科大学・短期大学歯科衛生学科の開学を祝し、記念式典と祝賀会を開催

東京歯科大学短期大学・歯科衛生学科の開学記念式典が3月26日、東京・水道橋の東京歯科大学新館の血脇記念ホールにて開催された。東京歯科大学の水野嘉夫理事長、短期大学の初代学長となる石井拓男学長らの式辞の後、松野博一文部科学大臣、神田裕二厚生労働省医政局長、日本歯科医師会の堀憲郎会長、日本歯科衛生士会の武井典子会長らが登壇して祝辞を述べた。式典の後は、飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントに会場を移し、来賓や東京歯科大学関係者のほか、これまでの東京歯科大学歯科衛生士専門学校の同窓生、業界関係者らも多数出席して、盛大に祝賀会が行われた。

>>

医療経済出版  2017.3.28

http://www.ikeipress.jp/archives/9381

転移がんにも有効、放射性物質利用した薬剤投与 核医学推進へ国民会議 専用病床不足の改善も急ぐ

がん治療の一つとして、放射性物質を利用した薬剤を投与し、がん細胞に取り込ませてがんをたたく方法がある。全身に行き渡るので転移がんにも有効で、患者への負担が小さいのも利点だ。だが、日本では入院治療に必要な専用病床が少なく、1年以上待たされるケースもある。改善に向け、医師や患者、製薬企業などが核医学診療推進国民会議を設立し、国などへの働きかけを強めている。

◆保険適用も

絹谷清剛金沢大教授(腫瘍核医学)によると、医薬品に用いる放射性物質には、甲状腺がんなどに対するヨウ素131、骨転移したがんの痛みを抑えるためのストロンチウム89、ある種のリンパ腫に対するイットリウム90、前立腺がんに対するラジウム223があり、それぞれが保険の対象だ。日本では保険適用ではないが、褐色細胞腫など内分泌系腫瘍へのヨウ素131入り医薬品も使われている。これらの医薬品は狙ったがん細胞に集まる性質を持たせてあり、がんに至近から放射線を浴びせられる。絹谷さんは「各学会の診療ガイドラインで推奨されている、確立した治療法です」と話す。多くは外来治療が可能だが、甲状腺がんや内分泌系腫瘍に対するヨウ素131を用いた医薬品だけは、周囲への放射線量が高くなるため放射線管理のできる専用の病室への入院が必要だ。甲状腺がんの場合、手術で甲状腺を摘出した後、取り残したり転移したりしたがんをたたくためにヨウ素を含む薬のカプセルを飲む。

◆地域的な偏り

放射線医学総合研究所の東達也分子イメージング診断治療研究部長(腫瘍核医学)は「国内に専用施設が少なく、地域差も大きい」と指摘する。日本核医学会の平成27年のまとめでは、専用病床は全国で計135床。現行制度では採算性が低く、廃止が相次いだ結果だ。茨城、岐阜、滋賀、奈良、和歌山、佐賀各県には1床もないか、使われていない。都市部にも少ないという。日本の1床当たりの人口は約94万人で、ドイツの約8万人、フランスの約44万人、英国の約75万人(いずれも1999年当時)と比べて不足が目立つ。一方で、社会の高齢化や超音波診断の進歩に伴って甲状腺がん患者は増え、治療までの待ち時間が延びている。平成25年の同学会のアンケートでは、手術後1カ月未満でこの治療を受けた患者は3%だけ。半年~1年未満が28%、1年以上が56%に達した。半年以上遅れると死亡リスクが4・2倍に増えるとの研究結果があり、制度や設備の限界が患者の不利益になっている。

◆新薬導入にも必要

東さんは「世界では30を超える放射性医薬品の臨床試験が進行中で、そうした新薬を国内で使うためにも病床が必要。改善が急がれる」と話す。厚生労働省によると、現在進んでいるがん対策推進基本計画の見直しでは、放射線治療の一つとして体制整備を盛り込む方向だが、政策の具体化はまだ先だ。こうした現状に、患者団体、患者を支援する団体も危機感を募らせ、国民会議に名を連ねている。その一人、NPO法人がんサポートコミュニティー(東京)の大井賢一事務局長は「多くの患者が、こうした治療法があることさえ知らない」と嘆き、「患者に治療法の情報を提供するとともに、治療を受けられない患者の声を国に伝えて改善を求めていく」と話している。

>>

産経ニュース  2017.3.28

http://www.sankei.com/life/news/170328/lif1703280023-n3.html

今回の記事でピックアップされている、放射性物質を利用した薬剤を投与し、がん細胞に取り込ませてがんをたたくという治療法に関してですが、私も知りませんでした。薬剤が全身に行き渡るので転移がんにも有効で、患者への負担が小さいのも利点との事で、またすでに確立されている治療法ということで、保険適用が期待されますが、まだ先のようです。今後の動向に注目です。