「座りすぎ」の解消で2型糖尿病患者に好影響(2016.12.15配信)

2型糖尿病患者は、ときどき立ち上がったり、のんびりと散歩するだけでも血糖コントロールが改善する可能性が、新しい小規模な研究で示された。糖尿病患者では、中強度~高強度の運動を行うよう推奨されることが多いが、患者のほとんどはそのアドバイスには従っていないのが現状だ。しかし、今回の研究では、座っている時間を少し減らすだけでも、血糖コントロールの改善というベネフィットが実際に得られることがわかった。マーストリヒト大学医療センター(オランダ)のBernard Duvivier氏が主導した今回の研究は、2型糖尿病患者を対象に、ときどき立ち上がって軽いウォーキングをするよう促し、座る時間を減らすことが、一般的な運動療法の代わりになりうるのかを調べたもの。

運動に関する現行のガイドラインでは、2型糖尿病を予防するには、中強度~高強度の運動を1週間に150分以上行うことが推奨されている。しかし、同氏らによると、患者の10人に9人はこの勧告に従っていないという。同氏らは、男性の2型糖尿病患者19人(平均年齢63歳)を対象に、以下の3つの運動プログラムをそれぞれ4日間行ってもらった。1つめのプログラムは、1日14時間を座位で過ごしながら、ウォーキングを1時間行い、立位で1時間過ごすもの。2つめは、ウォーキングを1日2時間行い、30分ごとに立ち上がって合計3時間を立位で過ごすもの(座位時間を減らすプログラム)。3つめは、1日1時間を座位の代わりに室内でサイクリング運動を行うもの(運動プログラム)。座位時間を減らすプログラムと運動プログラムは、1日のエネルギー消費量が同じになるよう調整した。

その結果、座位時間を減らすプログラムあるいは運動プログラムを行うと、対象患者の血糖コントロールが有意に改善することがわかった。とくに座位時間を減らした場合に、血糖値は最も改善していたという。

今回の知見に、米ノースウェル・ヘルス・サウスサイド病院(ニューヨーク州)のRobert Courgi氏も同意を示している。「長年にわたって糖尿病患者に運動療法を指導しているが、多くの患者では失敗に終わっていた。しかし、結局のところはどんな運動でも血糖値を下げる助けになるようだ。“座っている時間を少しでも減らす”という今回のメッセージは、過去の運動レジメンよりも成功率を高めるものと期待される」と同氏は述べており、この新しい知見は、糖尿病管理における運動療法を再考する際の参考になるとしている。

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ヘルスデージャパン 2016.12.15

http://healthdayjapan.com/2016/12/15/14470/

糖尿病について、血糖値のコントロールが大切なのは当然のことですが、日常生活の運動も血糖値のコントロールと変わらず大切です。今回の記事では、座位時間を減らすプログラムで、血糖コントロールが有意に改善することがわかりました。我々も仕事柄、座る時間が長いことからも、意識的に立つことを意識したほうがよさそうですね。

医師のローテーションにより患者の安全が低下(2016.12.15配信)

入院中に元の医療チームから別のチームへと引き継がれた患者は、早期死亡リスクが高いことが、新たな研究で示された。研究著者である米コロラド大学のJoshua Denson 氏によると、この知見が該当するのは「ローテーション」と呼ばれる標準的な病院のシステムで、医療チームが10~20人の入院患者を一定期間担当した後、別のチームに交代するというものだという。今回の研究では、米国の10カ所の退役軍人病院で2008~2014年に治療を受けた約23万1,000人の患者を対象とした。大部分(約96%)が男性で、平均年齢は66歳、入院期間の中央値は3日であった。2%強の患者が入院中に死亡し、約10%が退院後1カ月以内、約15%が3カ月以内に死亡していた。

入院中と退院後30日、90日時点の死亡リスクは、入院中にローテーション終了時の交代を経験した患者では、そうでない患者に比べて有意に高かった。

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ヘルスデージャパン  2016.12.15

http://healthdayjapan.com/2016/12/15/14495/

担当医がなるべく変わらないほうがいいということですね。