日本歯科医師連盟の第2回記者懇談会が9月29日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開催され、中原貴氏(日本歯科大学生命歯学部教授)による講演『バイオ再生医療と歯随細胞バンク』が行われた。中原氏は、歯牙から取り出した歯随を用いて培養した歯随細胞は極めて増殖率が高く、骨芽細胞や脂肪細胞、軟骨細胞など多様に変化するほか神経細胞にも効率よく変化し、染色体の異常が起こらないため極めて安全性が高いことを解説。歯随細胞を用いて口腔疾患や様々な全身疾患の再生医療が期待できるとの考えを示した。
実用化に向けて日本歯科大学では歯随細胞バンクの構想を進め、2015年6月に厚生労働大臣特定認定再生医療等委員会の承認を得たこと、細胞培養加工施設が2016年7月に関東信越厚生局長認可より特定細胞加工物製造許可証を受けたことを明らかにした。
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医療経済出版 2016.10.3
http://www.ikeipress.jp/archives/9173
歯牙から取り出した歯随を用いて培養した歯随細胞を利用した再生医療について、日本歯科大学が現状の報告を行いました。まだ、実用化のレベルまで達している状況ではないですが、歯髄細胞は、増殖率が高く、多様に変化するほか、染色体の異常が起こらないため、極めて安全性が高いことが報告されており、今回行われた報告においても、今後を期待できる内容だったとされています。実用化には、様々なハードルがあると思いますが、実用化が待ち遠しいですね。