ヘルスデージャパン
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=5746:2201546&catid=49&Itemid=98
プロ野球投手が肘靱帯再建術を2回受けるとパフォーマンスが低下し、選手寿命が縮むようだということが、新たな研究で明らかにされた。 今回の研究は、断裂した尺側側副靱帯を再建する手術(初めてこの手術を受けた投手の名前から「トミー・ジョン」手術と呼ばれる)を2回受けたメジャーリーグ投手33人を対象とした。
2回目の肘靱帯再建術の後、再度メジャーリーグレベルの投球ができるまで回復した投手は65%であり、そのレベルを維持した期間は平均3年以下だった。投球イニング数はほぼ半減した。フォアボールによる出塁を許した数は9イニングにつき4.02から4.79へと増加し、勝ち数は半分に低下した。
研究著者で、米ヘンリーフォード病院の整形外科医であるVasilios Moutzouros 氏は、「2回目の手術が選手生命の終わりを意味するわけではないが、投球の質および量が低下し、キャリアは制限されると思われる」と述べ、「さらに、メジャーリーグレベルに復帰した選手でも、パフォーマンスレベルが一定しない状態を経験することになる。いくつかの面では、大幅にパフォーマンスが低下する」と付け加えている。 尺側側副靱帯の傷害は、投球速度や関節の動きに加え、肘内側の酷使と過度のストレスによって起こると考えられていると、研究共著者である整形外科レジデントのRobert Keller氏は説明している。「2回目の手術後は、投球数の厳密な調整、登板減少、腕の持久力不足などが、成績および投球量に寄与する可能性がある」と同氏は述べている。
今回の研究は、米ラスベガスで開催された米国整形外科学会(AAOS)年次集会で発表された。学会発表された知見は一般に、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。
>>歯科とは関係ない話題ですが、MLBでも活躍されているダルビッシュ投手も、この手術を受けたため、ピックアップさせてもらいました。トミー・ジョン手術では、手術を受けることで、球速が上がり、さらにパワーアップするケースもあるとのことですが、2回目の手術となると、能力の低下が起きる可能性があるとのことです。ヤンキースの田中投手は、保存療法を選びましたが、両投手とも、元気に活躍してくれることを期待しています。