朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH2665ZVH26UUPI003.html
大手薬局チェーンのツルハホールディングス(HD=東証1部上場、本社・札幌市)の子会社が関東地方に展開する調剤薬局で、薬剤師が記録することを求められている「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴(薬歴)を記載せずに患者へ薬を出していたことがわかった。2013年3月の内部調査で未記載は約17万件あった。根拠となる資料がないまま、一部で診療報酬を不適切に請求していた疑いがある。 薬歴を適切に管理すれば、薬を出すごとに410円の診療報酬が得られる。朝日新聞の指摘で事態を知ったツルハHDが今年1月に一部店舗を調べたところ、未記載の薬歴を確認したことから「返金や関係者の処分も含めて検討する」と話している。 この子会社は「くすりの福太郎」(本社・千葉県鎌ケ谷市)。朝日新聞が入手した内部資料によると、福太郎本社は13年3月ごろ、厚生労働省の指導が入ると想定し、薬歴の記載状況を報告するよう各店舗に指示した。その結果、同月時点で69店舗中48店舗で計17万2465件の薬歴が未記載であることが判明。結局、厚労省の指導はなく、薬歴を適切に管理する体質には改善されなかった。
アピタル 塩崎厚労相「不正請求あれば厳正対処」 くすりの福太郎 http://apital.asahi.com/article/news/2015021000013.html
大手薬局チェーンのツルハホールディングス(札幌市)の子会社が関東地方に展開する調剤薬局で、薬剤師が「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴(薬歴)を記載せずに患者に薬を出していた問題について、塩崎恭久厚生労働相は10日の閣議後会見で「仮に(調剤薬局に支払われる報酬の)不正請求があったとするならば、厳正に対処しないといけないのは当然のことだ」と述べた。 今後、同じような問題がないか他社を含めて調査をするかどうかについては、「もともと、調査項目の中に入っている。薬歴を管理するということはとても大事なことなので、これまで通りしっかりということしかない」とした。 この子会社は「くすりの福太郎」(千葉県鎌ケ谷市)で、朝日新聞が入手した内部資料によると、2013年3月時点で約17万件の薬歴未記載があった。 福太郎では、薬を渡すときに薬剤師が患者の状況をメモし、後でパソコンで管理されている薬歴に情報を打ち込む手順になっていたが、パソコンに入力されないままメモが放置されていたという。