朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH2354MGH23UTIL02R.html
政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が2013年に支出した政治資金のうち、同年の参院選で擁立した石井みどり参院議員(自民)の後援会に計9500万円がわたっていたことが、内部の会議録でわかった。政治団体間の寄付の法定上限は年間5千万円。だが日歯連は、いったん別の政治団体に9500万円のうち5千万円を寄付し、そこから即日、石井氏の後援会に同額が寄付されていた。日歯連内部からも「迂回献金」なのではとの批判が出ている。 政治資金収支報告書によると、日歯連は13年1月23日、10年の参院選で日歯連が擁立した西村正美参院議員(民主)を支援する「西村まさみ中央後援会」に5千万円を寄付。同後援会は同日、石井氏を支援する「石井みどり中央後援会」に同額を寄付した。日歯連は2カ月後、4500万円を石井みどり中央後援会へ寄付した。政治資金規正法は、政治団体間の寄付を年間5千万円までに規制している。 この上限は、04年に発覚した日歯連の自民党・旧橋本派への1億円ヤミ献金事件を機に設けられた。西村まさみ中央後援会の13年の収入は、この5千万円以外は、前年から繰り越した約11万円だけだった。
同 日歯連「迂回献金」内部から批判 責任者「問題ない」 http://www.asahi.com/articles/ASH235K1GH23UTIL03B.html
日本歯科医師連盟(日歯連)をめぐり、法規制をすりぬけるような政治資金の操作疑惑が発覚した。会員の間には、11年前の「ヤミ献金事件」の記憶がまだ鮮明だ。「疑われるような会計処理はもうやめて」。批判も聞こえる。 「いわゆる迂回献金がなされるようではだめ」「『グレーゾーン』はやめましょう」――。今年1月23日、東京都千代田区の歯科医師会館。日歯連の臨時評議員会が開かれていた。組織を代表する石井みどり参院議員を支援する政治団体「石井みどり中央後援会」の資金処理について、出席した評議員が質問した。 会議録などによると、日歯連の会計責任者は、「法的に問題はない」と述べた。ただ、2012年10月に石井氏を参院選に擁立すると決めたのを念頭に「(13年)7月に選挙という短期間で、金を移さねばならなかった」とも答えた。
毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20150204k0000e040184000c.html
日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が2013年に支出した政治資金のうち、計9500万円が同年参院選で推薦した石井みどり参院議員(自民)の後援会にわたっていた可能性のあることが4日、政治資金収支報告書で分かった。政治資金規正法は、政治団体間の寄付の上限を年間5000万円と定めているが、9500万円のうち5000万円は別の政治団体を経由させたとみえる形になっており、専門家は「規制を逃れるための迂回献金と言える」と指摘している。 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が2013年に支出した政治資金のうち、計9500万円が同年参院選で推薦した石井みどり参院議員(自民)の後援会にわたっていた可能性のあることが4日、政治資金収支報告書で分かった。政治資金規正法は、政治団体間の寄付の上限を年間5000万円と定めているが、9500万円のうち5000万円は別の政治団体を経由させたとみえる形になっており、専門家は「規制を逃れるための迂回献金と言える」と指摘している。
NHK NEWS WEB 2月4日 19時43分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150204/k10015219481000.html
日本歯科医師会の政治団体、日本歯科医師連盟からおととし、参議院議員を支援する政治団体に4500万円が直接の寄付で、5000万円が別の政治団体を経由するかたちで渡っていたことが政治資金収支報告書の記載で分かりました。 法律では政治団体間の寄付は年間5000万円を上限としていますが、日本歯科医師連盟は、「う回献金とは認識しておらず、合法的な処理だ」としています。 日歯連=日本歯科医師連盟などの収支報告書によりますと、日歯連は、おととし3月、自民党の石井みどり参議院議員を支援する「石井みどり中央後援会」に4500万円を寄付しました。 また、その2か月前には民主党の西村まさみ参議院議員を支援する「西村まさみ中央後援会」に5000万円を寄付し、同じ日に、この団体から「石井みどり中央後援会」に5000万円が寄付されていました。 結果として「石井みどり中央後援会」には1年間で9500万円の政治資金が渡っていたことになります。 政治資金規正法では政治団体間の寄付は年間5000万円を上限としています。 寄付に関わった日歯連など3つの政治団体は、いずれも日本歯科医師会と同じ住所で代表者と事務担当者は同じ人物が務めています。 日歯連は「3つの団体は独立した政治団体で法律の量的制限の範囲内にあると考えている。う回献金とは認識しておらず合法的な処理だ」とコメントしています。 石井参議院議員の事務所は「石井議員が代表を務めている国会議員関係政治団体ではないため、資金の流れなどについては関知および把握はしていない」とコメントしています。 西村参議院議員の事務所は「中央後援会は日歯連内部の団体と説明を受けてきた。非常に遺憾で今後このようなことがないよう日歯連に要請したい」とコメントしています。
日本経済新聞 日歯連、5000万円迂回寄付か 石井みどり自民議員後援会へ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82788980U5A200C1CC0000/
政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」の政治資金をめぐり、2013年1月、日歯連から5千万円の寄付を受けた政治団体「西村まさみ中央後援会」が、同額を政治団体「石井みどり中央後援会」に即日寄付したことが4日、分かった。石井みどり中央後援会は同年3月、日歯連から4500万円の寄付を受けた。 日歯連は10年参院選では民主党の西村正美議員を支援。自民党が政権に復帰した後の13年の参院選では同党の石井みどり議員を推薦した。 政治団体間の寄付は年間5千万円までに制限されており、専門家は規制を逃れるための「迂回寄付」の疑いがあると指摘している。 13年分の政治資金収支報告書によると、西村まさみ中央後援会は1月23日に日歯連から5千万円の寄付を受け、その日に同額を石井みどり中央後援会に支出。石井みどり中央後援会はこれとは別に、3月15日に日歯連から4500万円の寄付を受けたと記載している。 2団体は日歯連が入る東京都千代田区の建物に主たる事務所を置き、いずれも日歯連会長が代表者になっていた。 政治資金制度に詳しい日本大の岩井奉信教授は今回の事案について「政治資金規正法の規制を逃れるため、迂回させて上限以上の寄付をした脱法的行為の可能性がある」と指摘している。 両議員の名前を冠した政治団体について、西村議員は「日歯連内部の団体であると説明を受けており、そのように認識している」と説明。石井議員の事務所も「日歯連の関連政治団体であり、資金の流れなどについては関知、把握はしていない」とコメントした。 関係者によると、日歯連は問題の寄付について地方組織に「両団体は議員個人や政党と関係ない独立した組織で、政治家個人への資金供与ではないため迂回献金には当たらない」などと説明しているという。 日歯連を巡っては、04年に自民党の旧橋本派への1億円のヤミ献金事件が発覚。この問題を受けて政治団体間の寄付の上限が年5千万円に設定された。