http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201412/0007624297.shtml
神戸新聞
虫歯などで失われた歯根に代えて顎の骨に埋め込む金属の器具「インプラント」に、歯周組織のもとになる細胞を加えて神経機能を回復させるマウスでの実験に、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市中央区)などのグループが成功した。人にも応用可能で、食べ物の硬さや柔らかさを感じる自然な「かみ心地」が戻り、食事の満足度向上が期待できるという。英科学誌サイエンティフィックリポーツ電子版に掲載された。(金井恒幸)インプラント治療でかむ力は回復するが、歯周組織のような「クッション」や神経がないため、かむ際の衝撃を和らげられなかったり、痛みなども感じにくかったりするという。グループは、マウスの胎児から歯周組織のもとになる細胞を採取してインプラントの周りに加え、大人のマウスの歯を失った部分に移植。30日後、歯根膜などの歯周組織ができ、神経機能が回復していることを確認した。今後は犬などの大型動物でも研究を重ね、人からも歯周組織のもとになる細胞を採取できないか確認する。同研究センターの辻孝チームリーダーは「5年後にも人への応用を目指したい」と話す。 組織のもとになる幹細胞を使った再生医学と、インプラントのような機器を組み合わせる手法は「バイオハイブリッド人工器官」と呼ばれ、人工の目や内耳、腕などで研究開発が進んでいるという。
>>インプラントについては、将来的にこのような「生態との結合」が開発されるかなと予想はしていましたが、これは朗報ですね。現状ではマウスでの実験段階に過ぎませんが、
大型動物への実験段階にステップアップし、5年後の人間への応用を目指すという事です。
副作用や、生態への影響など、様々な問題をまだクリアにしていかないといけないと思いますが、より生態に近い状態を作り出すというのは、非常に有用ですね。今後に要注目ですね。