鳥インフルエンザA(H7N9)を正しく怖れる

アピタル
http://apital.asahi.com/article/takayama/2013050100002.html

抜粋・・・・

さて、いま鳥インフルエンザA(H7N9)が徐々に拡大しています。今後、新型インフルエンザとして世界的な流行へと発展するのかどうか、いまのところ明らかではありません。ただ、そのリスクはかつてないほど高まっているように思われます。

とくに、中国東部から帰国した台湾人旅行者が発症したという、4月24日の情報には、私を含めて沖縄県の医療関係者は少なからぬ衝撃を受けています。夏の観光シーズンにむけて、ある種の諦めのような空気すら漂っています。なにしろ、毎年20万人近くの中国人観光客(台湾を含む)が沖縄へと押し寄せてくるのですから・・・。

鳥インフルエンザが新型化するプロセスとして、季節性インフルエンザとの共感染(複数の病原体に同時に感染すること)により、ヒトからヒトへと効率的に感染できる遺伝子情報を受け取るというものがあります。例年7月になると、華南地方ではインフルエンザの流行がはじまりますから、間もなく、この共感染が起こりやすくなるわけですね。つまり、7月までに中国がH7N9を封じ込められるかどうかが、ひとつの勝負どころだと思われます。ま、それを乗り越えたとしても、これがくすぶり続けるかぎり、数年以内に新型化すると考えておいた方がよいでしょう。

では、何を対策したらいいのでしょうか? 以前もお話ししたことですが、新型化していない現時点において、とくに一般の方が対策すべきことはありません。特殊なマスクを備蓄する必要はないし、たいした効果もない空気清浄器を購入することもありません。ただひとつ、お願いしたいのは「正しい知識をつける」ということがあります。それは、「正しく怖れる」ということでもありますね。

>>>>>「正しく怖れる」最近よく耳にします。 南海トラフ大地震を 正しく怖れる、にも表れていました。最初耳にしたときには違和感を感じましたが、よく考えれば 上にも書いてありますが「正しい知識を持つ」ことに尽きると思います。

記事にも書いてありますが「未知なる魔物として恐怖をあおり、その侵入を先延ばしすることに固執するのか・・・? あるいは等身大のウイルスとして不安を解消し、国内での大流行に備えた体制整備に集中するのか・・・? メディアの姿勢と国民の知識のもちようで、今後の施策が大きく変わってくるでしょう。」間違った情報に惑わされるな、正しい知識を持ち自分で正しく判断できるよう心がける、と考えます。

歯科医師記念日(5月2日)

日歯ホームページ
http://www.jda.or.jp/about/memorial.html

日本歯科医師会が1957年(昭和32年)に制定。1906年(明治39年)5月2日に、歯科医師の身分や業務を規定する「歯科医師法」が公布されたことを記念しています。
1890年代、医師の団体が医師法制定を目指して活動を始めたことを受け、歯科医師においても全国的な歯科医師の団体の設立が急務でした。
そうした中で、1903年(明治36年)11月27日に大日本歯科医会(現在の日本歯科医師会)が設立され、歯科医師法の草案を明治37年10月にまとめ、明治39年3月に医師法と同時に成立しました。
なお、第1回歯科医師記念日の昭和32年5月2日には、東京の椿山荘で式典が執り行われています。

>>>>>>みなさん、ご存知でしたか?勉強不足のわたくし、知りませんでした。100年以上の歴史の中で いろいろなことが起こったのだろう・・・と思いを巡らせるGW(後半)初日の夜でした。

 

食物アレルギー注射薬、医師の25%がタイミング誤解

アピタル
http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201305010825.html

食物アレルギーでショック状態に陥ったときに使う注射薬「エピペン」を、処方している医師の4人に1人は使うタイミングを正しく理解していないことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。発症から30分以内に使わないと、命にかかわる場合もある。患者にも誤った情報を伝えており、研究班は医師への情報提供が必要と指摘する。
2011年、日本アレルギー学会の専門医ら約1千人を対象に調べた。回答者674人のうち、エピペン処方医に登録している547人の回答を分析した。
血圧低下や意識消失など、エピペンを使うべきタイミングに注射する、と回答した医師は75%にとどまった。同様の症状が出たら打つよう患者に指導している医師も64%だった。

>>>>エピネフリン・・・・その作用の一つに気管平滑筋を刺激してアナフィラキシーショックで収縮した気管を拡張して呼吸できるようにする作用があります。ショック状態で呼吸困難に陥った状態から離脱するためにエピネフリンを使うのですが、これは時間との戦いで 悠長なことを言っていると どんどんチアノーゼが進んでしまいます。重篤な場合には救急車が到着する前にエピネフリンを注入する必要があります。  自分の診療室には 救急の薬剤に入っているアンプル入りの薬剤はありますが、すぐに使用できるエピペンは置いていません。ショック状態の血管確保は血圧が下がっているために難しいので、直接気管にエピネフリンを注入するか このエピペンを安全にかつ素早く体内に注入することになるでしょう。・・・やっぱりエピペン1本は置いておこうかな。