「食後すぐ&ゴシゴシ」磨きが歯のダメージリスクを高める?

resemom
http://resemom.jp/article/2012/11/12/10803.html

「食後すぐ&ゴシゴシ」磨きが歯のダメージリスクを高める?

あなたは食後どれくらいの時間を空けて歯磨きを行っていますか?また、行おうとしていますか?

歯の磨き方に関して、当てはまるもの(近いもの)をお答えください。

製薬企業のグラクソ・スミスクラインは、青山ホワイテリア院長大谷珠美氏監修のもと、20~50歳代の女性800人を対象に「食生活の酸とオーラルケアに関する意識と実態調査」を実施した。

「あなたはどのようなことを意識して歯磨きをしていますか?」という設問に対し、「虫歯を予防したいから」と回答した人は81.5パーセントという結果になった。そのうち、「あなたは食後どれくらいの時間を空けて歯磨きを行っていますか?また、行おうとしていますか?」という設問に対し、「0分~5分未満(できるだけ食後時間を空けずに磨く)」、「5分以上~15分未満」、「15分以上~30分未満」と回答した人は43.3パーセントという結果になった。

大谷氏は、食後は「酸」によって歯の表面のエナメル質が軟化しており、その状態で歯ブラシをすると歯のエナメル質を傷つけてしまう危険性もあるとし、30分から1時間ほど時間をおいてブラッシングすることを推奨している。

同じく「あなたはどのようなことを意識して歯磨きをしていますか?」という設問で、43.6パーセントの人が「歯を美しく保ちたいから(歯の着色・変色を防ぎたい)」と回答している。そのうち、歯の磨き方について「強めにしっかりと磨く」、「やや強めにしっかりと磨く」いずれかを回答した人は56.7パーセントという結果になった。

この結果を受け大谷氏は、過剰な歯磨きは、「酸」によって軟化した、歯の表面のエナメル質を削り落としてしまう危険性があり、歯磨きをする時はゴシゴシ力を入れて磨くのではなく、歯の表面についた酸や、食べカスを取り除く(クリーニングする)というくらいのつもりでブラッシングしてほしいとアドバイスしている。

「あなたは歯磨きが終わった後、どの程度口をゆすぎますか?」という設問に対しては、「口内に歯磨き剤が完全になくなる(歯磨き剤の味がなくなる)まで」と回答した人は71.9パーセントという結果になった。

歯磨きの後、口の中に歯磨き剤が残らなくなるまで口をゆすいでしまうと、歯磨き剤に配合されている成分(フッ素等)が洗い流されてしまう。歯磨き剤に配合されている成分の中でも、フッ素は歯のエナメル質を強化するので、酸蝕歯を防ぐには、歯磨きの後は、口の中に少し歯磨き剤(フッ素)が残る程度が適切だと大谷氏はコメントした。

>>>>>>>一般的に、「食べたらすぐ歯を磨く」というのが、一番いいと思われていますが、これが違う という事をこの記事を読んで短絡的に考えるのはちょっと待って下さい。

この情報のもとになる実験、研究は 実験に用いた食物がどのようなものであるかが明確にしてあるはずです。しかし この記事にはその表記がない。全ての食物に対してそのようなことが起こりうると捉えてしまう表現になっています。酸性度の高いもの(液体含む)は口に入れて歯に接触した時点で酸性に傾くでしょう。では野菜だけ食べていたら? この記事は酸蝕歯に対しての記事だと捉えた方がいいでしょう。

歯ブラシに関する疑問─替え時は? 細菌は付着している?

Wall street journal
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_547384

歯ブラシを買い替えるのはいつ?

 常識では、歯ブラシは使い古されてボロボロになったら、新しいものを買うべきだとされている。しかし、それでは遅すぎるかもしれない、と歯科医のハウエル氏は言う。ハウエル氏はテキサス大学サンアントニオ歯学部の健康科学センターで臨床教授を務めている。

 ハウエル氏は目安として3カ月から4カ月に1度、歯ブラシを交換することを推奨する。同氏は好んで「新しい歯ブラシに日付をつける」と言う。裏から見て、4カ月経っても歯ブラシが使われたように見えなかったら、歯みがきの時間が足りないのかもしれないと同氏は指摘する。全体的にきれいにするのと、歯のエナメル質がフッ素を取り込むのに推奨されている時間は2分だ。子どもは歯ブラシを粗末に扱うことが多いので、もっと頻繁に新しいものと交換する必要があるかもしれない。

歯ブラシは細菌がいっぱい?

 古いけばだった歯ブラシでさえ、感染症を引き起こす微生物の巣にはならない。米歯科医師会(ADA)の研究は、ひどい風邪やインフルエンザにり患した後でさえ、歯ブラシが有害な細菌をかくまい、同じ人を再び感染させることを裏付けるような証拠を示すことはなかった。ADAの研究によると、歯ブラシはパッケージから出された瞬間から細菌を運ぶ可能性がある。しかし、とハウエル氏は言う。「バクテリアはわれわれの生活の一部」で、われわれはこれらの細菌と闘う自然のメカニズムをもっていると指摘する。そのなかには、口に存在する酵素も含まれる。

消毒すべきか、消毒せざるべきか?

 悩ましい細菌を始末するために、ときどき歯ブラシを熱する人もいる。だが、沸騰したお湯は歯ブラシの毛を傷めかねない。歯ブラシを電子レンジや食器洗浄器に入れることも同じだ。

 「人は、何か熱いものはモノを清潔にすると思っている。だが、歯ブラシの場合、傷みのないまっすぐな毛が歯と歯ぐきの掃除に最も効果的だ。ゆがんだ毛ではダメだ」とハウエル氏は言う。歯ブラシをよくすすいで、乾燥させればそれで清潔になる。「キャップで覆ってはだめ。湿気のある環境が維持されることになり、完全に乾くまでの間にバクテリアが増殖する可能性がある」とハウエル氏。また歯ブラシを殺菌するとうたっている製品に悩んでもいけない。ADAによると、歯ブラシを完全に殺菌できた製品は今までなかった。

正しい製品はどれ?

 歯の専門家の間では、ドラッグストアの歯ブラシが売られているエリアは「混乱の通路」と呼ばれている、とハウエル氏は冗談を言う。結局のところ、良い歯ブラシとは、ADAの認証がついていて、柔らかく、自分の好みに合うものだ。「電動であろうと、交換時を知らせてくれる線がついていようと、関係ない。十分快適だと感じることができる限りは」とハウエル氏は言う。

 正しく歯をみがいているかどうかを確認するために、年2回、歯科検診を受けるといい。それに毎年使うはずの歯ブラシ4本のうち2本はたいていこれで手に入る。しかも無料で。

歯みがきで変わる生活習慣とその人の年齢

yomidr.yomiuri.co.j
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=68010

(だいたいお幾つぐらいの方かは、歯をみがいていただくとわかります)

 美しくメイクをしていたり、若々しいスタイルをしていても、目の前で歯をみがいていただければ だいたいお幾つぐらいの方か分かります。

 これは知り合いの歯科医の言葉で、それ以来私も、歯をみがく人をなにげなく観察するようになりました。

 男女に関係なく年齢が高くなるほど、歯みがき粉をたっぷりとつけ、口の中のものが垂れないように下を向いてみがき、みがくスピードが速く短く、横にゴシゴシという感じ。

 年齢が若くなると、あまりたっぷりと歯みがき粉をつけず、顔を真っ直ぐにして歯を縦にみがき、どちらかというとのん気にていねいにみがいている傾向が強くなる。そして歯ブラシの形状にこだわるのは若い人の方で、年齢が上になるほどボロボロになるまで同じ歯ブラシを使っている。こう言ったところ「すてきだと思っていた男性の歯のみがき方で、がっかりしちゃったじゃないですか」と言われたこともありましたが、それはさておき、1日にみがく回数も年齢が高くなるほど少ないそうです。最近は若い人の中でも、回数が多い人と少ない人に分かれてきているという傾向もあります。

 歯みがきは朝夕が昔の習慣でした。夜は、歯みがき後に何か食べても、そのまま寝てしまうなんてこともあった。こういう時代は虫歯も多かったわけです。

 小学校で巨大な歯型の模型と大きな歯ブラシを持った保健の先生が「歯みがき体操」なんてやって、「みんなでいちにのさ~ん」という歌で、歯みがき方を教えてもらった記憶が私にはあります。あの歯の模型、ホラー映画のように見えて怖かったし、わかりにくいデモンストレーションでした。寝る前に「仕上げみがき」を子どもにやってあげるなんて、私の小さい頃の母には期待できませんでした。

 最近は、女子トイレに歯みがきセットが並んで置いてあるなんて珍しくありませんし、昼休みの終わりにさっさとみがくというよりは、仕事モードに切り替えるセレモニーのようにゆっくりみがいている傾向があります。

 職場でも家でも、マメに歯をみがくことを呼びかけている歯科医も多いのですが、生活習慣を変えるというは大変なことです。友人の歯科医が、「歯周病がひどい高齢者に、テレビを見ながらでも歯はみがけるでしょ? と言ったら、はあ? と怪訝そうな顔が返ってくるんだもん」と嘆いていましたが、居間で歯みがきなんて、そんなお行儀が悪いことをお年寄りはできません。

 歯みがきを奨励するのに、いい方法があります。タバコの禁煙法と結び付けるのです。歯周病はタバコを止められない人に多い。なにかについて歯をみがく習慣を無理やりつけていくと、歯みがきが気分転換になってきます。みがき方はゆっくりでも早くでもかまいません、とにかく回数を増やしていく。

 そうすると、物を食べた後に歯をみがかないと口の中がネバネバしているように思えて、ついみがいてしまう。そうするうちに、今度はタバコを吸うと口の中が気になって歯をみがくようになっていき、だんだんタバコを吸う回数が少なくなってきて、ついにはタバコを吸う方が歯をみがくより面倒になってくる。で、禁煙に成功する。

 これを話したら、今度は「はあ?」と、歯科医から私が言われてしまいました。“石井流禁煙法”ですから、仕方ありません。でももし禁煙に成功したいと思ったら、歯みがきの習慣からスタートです。歯をみがくことを趣味のようにしていけばいいだけです。お金もそんなにかからない禁煙法です。

初期虫歯 診断基準普及へ 口内環境整え再石灰化を

Sankei.jp

初期虫歯 診断基準普及へ 口内環境整え再石灰化を

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121113/bdy12111308160002-n1.htm

虫歯というと、削って治すイメージが一般的。だが、初期の虫歯なら口内環境を整えれば歯の再石灰化が進み、削らずに治すことが可能だ。日本の診断基準では、穴が開いてからが虫歯とされるが、海外では初期段階の虫歯を診断できる基準「ICDAS」(アイシーダス、International Caries Detection and Assessment System=国際的う蝕(しょく)探知評価システム)」の普及が進み、日本でも導入の動きが広がっている。 虫歯は、歯の表面に付いた歯垢(しこう)(プラーク)内の虫歯菌が作る酸が溶け出し、歯の表面のエナメル質に含まれるミネラル分(リン酸やカルシウムなど)が溶け出す「脱灰(だっかい)」によって起こる。通常は、脱灰が起こっても唾液の成分にはミネラル分が含まれているため、再石灰化される。 しかし、糖分の取り過ぎなどで脱灰と再石灰化のバランスが崩れると、虫歯になる。初期の虫歯は、この脱灰が起こっている状態。歯の成分が溶け出しているため、白く濁ったシミのようになる。東京医科歯科大学の田上順次教授は「初期虫歯の状態なら適切なケアと治療で再石灰化が可能。穴が開いてからでは削る治療しかできない。治療した部分がまた虫歯になるケースも多く、穴が開く前に治療することが重要だ」と話す。再石灰化にはまず、食事後の歯磨きで口の中の環境を整えるといいという。虫歯菌は砂糖などの糖分で増えて酸を生み出すため、しっかりと歯磨きをするといい。「寝ている間は唾液が出ないため、再石灰化が行われない。夜寝る前の歯磨きはしっかりと行ってほしい」(田上教授)

唾液を出すことも効果的だ。食事のときによくかんだり、再石灰化を促すミネラル成分「CPP-ACP」の入ったシュガーレスガムを食べたりして唾液の質を高めるのもいい。初期虫歯から治療を始めようという動きは、世界的に始まっている。近年は虫歯予防に有効なフッ素入りの歯磨き粉などが普及。虫歯になるスピードが遅くなり、穴が開く前の、脱灰が始まった「初期虫歯」の段階で発見することが可能になった。初期虫歯の治療に利用されているのが、世界の研究者がつくった虫歯の新しい診断基準「ICDAS」。これまでは世界的な虫歯の統一基準がなかった。2002年から研究が始まり、05年に完成した。基準はコード0~6の7段階。歯の見た目の状態で虫歯の進行度を区分しているのが特徴で、「健全な歯」はコード0。日本の診断基準では歯に穴が開いてからが虫歯とされるが、ICDASではエナメル質が変化している「初期虫歯」はコード1、2に区分され、治療の対象だ。国内でもICDASのシンポジウムが開かれるなど導入の動きが出ている。日本ヘルスケア歯科学会の杉山精一代表は「これまで、初期虫歯は予防という観点で捉えられていた。ICDASが導入されれば、患者も初期虫歯を早く自覚できる。穴が開く前でも病変。治療という意識を持つことでケアに力も入り、削る治療に進まないようにできるだろう」と話している。