中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An201206140138.html
▽軽症の受診抑制
広島大病院(広島市南区)は9月から、紹介状を持っていない患者の初診料に加算する金額を現行の2倍の5250円に引き上げる。加算額は県内の医療機関で最も高い水準。軽症患者の受診を抑え、医師の負担を軽減し、より専門的な高度医療に集中できる環境づくりを進める。
3割負担の患者の場合、初診料と加算額で合計6060円が必要になる。加算額は2000年の改定以降、2625円だった。
主に紹介状のない患者と、前回受診から3カ月以上経過している患者に加算する。生活保護受給者、被爆者健康手帳などの所有者、救急搬送や重症の患者は対象外となる。
同病院によると、昨年度の外来患者は延べ43万9700人。初診患者2万1704人のうち、4043人(約19%)に加算した。
かねてから軽症患者の受診のあおりで、より高度な治療が必要な患者の待ち時間が延びていた。同病院は、軽症患者は地域の開業医に任せ、高度医療に専念する役割分担を進めるため、加算額の引き上げに踏み切る。
同額を徴収しているのは、呉市の中国労災病院、国立病院機構呉医療センター、呉共済病院の3病院。県内の他の基幹病院は1570~3150円となっている。(山本堅太郎)