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医療経済新聞
日本歯科医師会の定例記者会見が10月30日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開かれた。報告の中で村岡宜明常務理事は、かねてより下村博文文部科学大臣から回答を求められていた歯科医師の適正数について次のように日歯の見解を示した。 村岡常務理事は現時点で想定される推計を踏まえた結論として、①適正歯科医師数は82,000名程度が上限、②今後の新規参入歯科医師数は1,500名程度が上限、③これを実現すると20年後の人口10万対歯科医師数は71名、の3点を挙げた。 これらの根拠は人口10万対50名という国の目標を踏まえたもので、1日当たり患者数、月平均診療日数等の条件を勘案して8万1641名と算出。また、毎年約2000名が新規参入する中で今後の人口推計を踏まえると、20年後に必要な歯科医師数は10万対50名という考えから8万409名となり、歯科医師数は82,000名、新規参入は年間1500名が上限とした。
>>更なる詳細を調べるには、調査が引き続き必要かと思いますが、これは今後の歯科を考える上で、非常に有用なデータとなりうるのではないでしょうか。歯科医師のワーキングプアについても、昨今、問題視されており、場合によっては、人口当たりに対しての適正な歯科医師人口も考慮に入れた政策も必要になってくるかもしれません。今後の注目していきたいと思います。