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サンスター株式会社(本社:大阪府高槻市、代表取締役 吉岡貴司)は、「歯と口の健康週間」*1(6月4日~6月10日)を迎えるにあたり、60歳以上の男女312人を対象に、歯とハグキの健康が食生活に与える影響に関する調査*2を実施しました。
*1 従来の「歯の衛生週間」は、歯だけでなく口腔およびその周囲の健康を増進していくため、名称が変更され、今年から「歯と口の健康週間」になりました。
調査の結果、人生最後の食事として食べたい食事は、「現状の歯とハグキ」で選ぶなら『まぐろのにぎり寿司』が第1位になりました。「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻った場合」に何を選ぶかを聞いたところ、歯ごたえのある『厚切りのステーキ』が『まぐろのにぎり寿司』を抜いて最も多くなり、第1位になりました。本調査では、歯周病の症状が多い人のおよそ6割が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものを遠慮する」、さらに「歯とハグキが健康ならもっと食べたいものを自由に食べられると思う」と回答しており、歯やハグキの健康状態で食べたいものが左右されている現状が浮き彫りになりました。この結果について、一般財団法人 サンスター財団附属千里歯科診療所の副所長・管理歯科医師の鈴木秀典先生は、「歯周病の症状があると、“硬くて噛み切れないのでは”、“歯と歯の間に詰まってしまって取れないのでは”などと考えて、食べるものを選ばざるを得ないこともあります」と解説。「現状の歯とハグキでは躊躇する人もいた『厚切りのステーキ』が、歯とハグキが健康になったら食べたい食事として挙がったのは象徴的だと言えるでしょう。歯周病は『食事をする』という生活の一場面にも影響を及ぼすのです」と話しています。
*2 調査の方法
調査期間:2013年4月19日~21日
調査方法:インターネット調査(マクロミル)
調査対象:全国60歳以上の男女 312人
▶ 歯周病の症状が多い人:「歯が痛んだりしみたりする」「歯がぐらつく」「ハグキから血がでたり腫れたりする」「ものがはさまる」「口臭がある」「粘るような不快感がある」「かみあわせがよくない」「抜いたままの歯が気になる」の8項目のうち、当てはまると回答した項目が3つ以上だった人。
▶ 歯周病の症状が少ない人:上記8項目に当てはまるものがない、あるいは当てはまると回答したものが2つ以下だった人。
【調査結果】
1. 歯とハグキが健康な状態に戻ったなら、食べたいのは『厚切りのステーキ』
人生最後の食事だとしたら何を食べたいか、20の選択肢と自由回答で聞いたところ、「現状の歯とハグキ」では『まぐろのにぎり寿司』を挙げた人が全体の20.5%で第1位になりました。「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻ったなら」という条件下では『厚切りのステーキ』を挙げた人が25.2%で最も多くなり、人生最後に食べたい食事の第1位になりました(図1)。
また、歯とハグキが健康だったなら食べたいものを複数回答で聞いたところ、現状の歯やハグキの状態では選ぶ人が少なかった『フランスパンなどハード系のパン』や『堅焼きせんべい』などの硬いものを挙げる人は増加。一方、やわらかい食べものを挙げる人は減少し、歯とハグキが健康な状態ならば、歯ごたえのあるものを積極的に食べたいと思っていることが顕著に現れました(図2)。
歯やハグキが健康な場合に食べたい食事の自由回答には、『塩おむすび』や『たくあん』などの素朴なものや『アワビ』などの高級食材が挙がったほか、『りんごのまるかじり』や『がぶりつけるような食材肉系』といった意欲的な回答や、『トロや鯛のぶつ切りを食べてみたい』といった声が見られました。
2. 歯やハグキが健康でないと食べたいものを自由に食べられない傾向
「歯が痛んだりしみたりする」「歯がぐらつく」「ものがはさまる」といった歯周病の症状が3つ以上ある人のうち、64.8%の人が「歯とハグキが健康ならより食べたいものが自由に食べられると思う」と回答。一方で、歯周病の症状が少ない人で同様に感じている人は35.9%で、30ポイント近い差が出ました。さらに、歯周病の症状の多い人の58.9%が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものは遠慮してしまう」と回答しており、歯とハグキの症状によって、食べるものが左右されている現状が浮き彫りになりました。
(続きはリンク先よりどうぞ)
>>口腔内の状況により、「最後の晩餐」で選ばれるものが違っているのは当たり前といえば当たり前ですが、口腔内が健康であれば、「厚切りステーキ」を最後の晩餐にというのが1番多いというのは、少し意外でした。厚切りステーキの醍醐味は、やはり噛み応え。口腔内の健康状態が大事ということを改めて感じました。