県立広島大(本部・広島市)などの研究グループは、レモンを食べると体内でカルシウムの吸収率が上がり、血圧を下げる効果があるとする研究結果を発表した。
研究成果は、足腰の衰えで歩行などが困難になる「ロコモティブシンドローム」の原因となる骨粗しょう症などの予防に役立てていくという。13~15日に兵庫県で開かれる日本栄養・食糧学会で発表する。
同大学と県立安芸津病院(広島県東広島市)、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(本社・名古屋市)が共同研究を行った。レモンの酸味の主成分・クエン酸に、カルシウムの吸収を促進する作用があることに着目。中高年の女性44人に、カルシウムを配合したレモン果汁飲料200ミリ・リットルを半年間、毎日飲み続けてもらった。その結果、骨から血液中に溶け出るカルシウムの量が平均で約14%抑えられ、骨密度は3か月で平均1.32%上がり、半年後もほぼそのまま保たれた。平均134.6だった最高血圧も、1か月で125.6まで下がり、半年後まで効果は継続したという。研究にあたった同大学の飯田忠行准教授は「カルシウムの吸収を促進し、血圧を下げるメカニズムをさらに検証していきたい」と話していた。
研究は、レモンの需要拡大を目指し、生産量日本一の広島県と、レモン製品を販売するポッカサッポロが2013年2月に締結した連携協定に基づき、14年11月から行われた。
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Yomiuri online 2016.5.11
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160510-OYT1T50082.html?from=ycont_top_txt
広島では、レモンの生産が日本一ということで、今回ピックアップしました。研究結果では、レモンの摂取により、カルシウムの吸収率が上がり、血圧を下げる効果があると結論付けています。カルシウムの吸収を促進し、血圧を下げるメカニズムは、まだ解明されていませんが、骨粗鬆症予防には、有用ではないでしょうか。今後の更なる研究結果に注目です。