歯ブラシによる事故に注意!

http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/200/154658.html

NHK生活ブログ

乳歯が生えると始まる、歯磨き。大切な生活習慣です。子どもたちに身につけさせようと頑張っているお母さんもいると思いますが、実は、思わぬ危険が潜んでいます。口の中に刺さる事故が起きているのです。実態と注意点をお伝えします。東京消防庁のデータでは、平成23年までの5年間に、歯ブラシが口の中に刺さるといった事故により、救急車で病院に運ばれた5歳以下の子どもは、あわせて229人。特に多いのは、1~2歳の子どもで、1歳児だけで全体の半数、2歳児を含めるとおよそ75%に上ります。1歳の子どもが歯ブラシをくわえたまま転び、のどに刺さったケースです。首の周りを拡大したものですが、首の太い血管の間に、ブラシが写っています。母親が刺さった歯ブラシを引き抜いたところ、柄が折れて、のどの奥にブラシが残りました。
子どもの事故に詳しい日本小児科学会の山中龍宏医師は、「毎日歯ブラシを使っているので、転倒するといろいろなところを突いてしまう。中には、のどの奥から脳の方まで入ってしまうことも、向きによっては発生するおそれがある」と話しています。先端に丸みのある歯ブラシが、なぜ、口の中に刺さってしまうのでしょうか。産業技術総合研究所では、小さな子どもが転ぶ様子から、事故が起きる状況を分析しました。子どもは頭が重く、重心が高いため、平らな床でも、よく転びます。歯ブラシをくわえたまま転ぶとどうなるのか、再現実験をしました。転んだときと同じ条件で歯ブラシを鶏肉にぶつけると、歯ブラシは突き刺さり、穴があきました。先端にかかったのは、最大27点5キロ。瞬間的に一点に大きな力がかかるため、丸みのある形状でも口の中に刺さってしまうのです。
子どもの事故対策を研究している産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センターの西田佳史さんは、「非常に特殊なケースで起こるのではなく、よくある歯ブラシと、よく起きる転倒によって起こりうるということが分かってきた」と話しています。ところが、事故の危険性はあまり知られていません。消費者庁が1200人の保護者を対象に行ったアンケートでは、70%近くが、歯ブラシが口の中に刺さる事故について、「聞いたことがない」と答えています。
東京・江東区では、1歳の歯科検診の際に歯科衛生士が個別に歯磨き指導をし、子どもが歯ブラシを持ったまま母親を追いかけて転ぶといった事例を紹介しながら、注意を呼びかけています。1歳児の母親は、「丸くなっているので、そんなに痛くないし、安全にできているものだと思っていた」と話していました。
インタビューをした限り、第1子で、初めての子育てという親の多くは、事故自体を知りませんでした。第2子、第3子の場合は、経験から危険性を感じてはいましたが、刺さって重症になるケースまでは知らない人のほうが目立ち、注意が必要です。事故を防ぐ対策をとった商品も販売されています。持ち手に「つば」をつけることで、先端がのどに届かないようにしているものや、持ち手をリング状にして、口の中に深く入らないようにしているものなどがあります。
一方、こうした商品を幅広く取り扱っているのは、専門店にとどまっているのが現状です。また、価格も、普通の商品では安いものが1本50円以下で買える中、総じて高めで、中には1000円近いものもあります。「高すぎる」と話していた母親もいました。日本小児科学会の山中医師は、「歯ブラシでのどを突くことがあるという危険性を認識することと、危険性が少なくなる製品があればそれを実際に購入して使うという2つのことが重要だ」と話しています。
◆事故を防ぐために
【目を離さない】
事故は、歩いていて転倒したり、人や物にぶつかったり、踏み台などからの転落で起きています。保護者の方は目を離さないようにしてください。
【長い歯ブラシを置かない、折れたら破片は】
長い歯ブラシや親が使う歯ブラシを、子どもの手の届くところに置かないでください。死亡事故の報告はありませんが、長さと刺さる角度によっては、脳に達するおそれがあります。折れた歯ブラシがのどの奥に残っていないか、破片にも気をつけてください。気付かずそのままにすれば、やがて炎症を起こして腫れ、重症化すれば、腫れた部分が気道をふさぎ窒息するおそれもあります。
【安全対策品を使う】
安全対策品ですが、どこででも手に入らず高いという課題は、積極的に使うことで変わるかもしれません。需要が増えればどこの店でも置くようになり、量産効果で安くなることも期待できます。使ってメーカーに改善を要望すれば、さらに使いやすく安全性の高い商品開発につながることも考えられます。
【歯磨きは10秒だけでも可】
最後に、歯磨きをするときの心構えですが、実はそれほど負担に思う必要はなさそうです。歯科医師によりますと、子どもの歯磨きで大事なのは、まずは習慣化です。子ども自身がきれいに磨けなくてよいといいます。
虫歯予防のためには親が磨きますが、時間がなければ、1日1回、気が向いたときに、ミルクがたまりやすい上の前歯を10秒程度だけ。下の歯と合わせても20~30秒くらい磨けば十分だということです。 その際には、「気持ちいいね」、「きれいになったね」などと、楽しそうに、そして褒めながらやると、歯磨きを嫌いにならないそうです。注意点を意識して、事故なく楽しく歯磨きの習慣化を!

>>歯磨きの時間については、歯科医師毎で、考えも違うので、これについてのコメントは控えさせてもらいますが、子供の歯ブラシによる事故を防ぐのは、とにかく、歯ブラシをくわえたまま、移動させない事が一番重要かと考えます。実際に事故が起きてからの改善では遅いので、親は常に目を離さずということを意識してもらう必要がありますね。

世界初の飲み込んでも安心なマウスケア剤で、障がい者の仕事創出に挑戦する「ネオナイシンプロジェクト」

世界初の飲み込んでも安心なマウスケア剤で、障がい者の仕事創出に挑戦する「ネオナイシンプロジェクト」

greenz.jp

毎日する歯磨き。うがいの時に間違えて飲み込んでしまったことはありませんか?もしも飲み込んでも大丈夫なマウスケア剤があったら…。

今回紹介するのは、日本から生まれた、世界初の飲みこんでも安心なマウスケア剤と障がい者の仕事創出に挑戦する新しいビジネスモデルです。昨年、九州大学等とバイオベンチャーが開発した、100%天然由来の口腔用抗菌製剤「ネオナイシン」。

虫歯・歯周病原因菌への合成殺菌剤と同等の抗菌効果があるというこの成分をマウスケア剤に用いることで、誤飲の恐れの多い要介護高齢者や重度な心身障害者の方などのニーズに応えようというのです。

虫歯、歯周病は細菌による感染症であり、日本人のうち虫歯を患っている人は全人口の90%、歯周病については70%といわれています。また口腔内細菌の増加は、高齢者を中心に1日に300人もの死亡原因となっている誤嚥性肺炎のリスク要因で大きな問題となっています。(ウェブサイトより)

このような現状に対し、からだに優しい、かつ効果の高いマウスケア剤を目指して、九州大学大学院農学研究院と鹿児島大学大学院医歯学総合研究科、国立長寿医療研究センター口腔疾患研究部との共同研究により、天然由来の口腔用抗菌剤「ネオナイシン」は開発されました。

今回はこのネオナイシンプロジェクトについて、株式会社トライフ代表の手島大輔さんにお話を伺いました。

障がい者とその家族を、自分のできることで支援する

手島さんは大学卒業後、商社営業職を経て、コンサルファームでの勤務。ちょうどその時に生まれた子どもに障がいがあることが分かりました。

障がい者の働く場所がないこと、親の死後は十分なサポート体制がないこと不安だらけ、この現状を自ら変えていけないかと考えました。

これが手島さんと「障がい者とその家族を自分のできることで支援すること」の出会いでした。

その後、イデアインターナショナルに転職し、障がい者の仕事創出を目的としたオーガニックコスメブランド「アグロナチュラ」の立上げを行いました。そして、福祉とビジネスの融合を目指し、2006年に独立しました。

その後、障がいのある方々のモノづくりや販売を支援する自立支援ボランティア団体「セルザチャレンジ」を創設。ビジネス、営業やコンサル、広告やデザイン系の家族に障がい者を持つメンバーが中心となり、結婚式で使ったキャンドルを再利用したオシャレなキャンドル製作や、震災後には陸前高田で梅干しをつくる活動してきました。

しかしその活動において、劇的な働く障がい者の仕事や収入の向上や、自身も仕事をしながらのボランティア活動の継続性は難しく、苦悩の日々であったといいます。リーマンショック後は本業の経営が危機となり、冷蔵庫はカラ、ボランティアに行く電車代もなくて自転車で行った時期もあったそう。

しかし障がい児を持つ親としては、学校卒業後の働く場、住む場、そして親の死後のサポート体制など、死ぬまで不安な悩みを解決していかなければならない。そこで、自身の使命でもある障がい者の仕事づくりや支える仕組みづくりを、強い事業と組み合わせて継続的に実現していく「福祉とビジネスの融合」を行う新しい事業を模索していました。

福祉とビジネスの融合をめざして

今回のプロジェクトのきっかけは2年ほど前に、九州大学等とベンチャーを組み、ナイシンの研究に従事していた永利浩平さんから声をかけられたこと。おからにも住んでいる植物性乳酸菌が作る抗菌ペプチド(たんぱく質)で世界50か国以上で安全性が認められている天然由来の食品添加物ナイシンA、そして「梅エキス」を組み合わせた「ネオナイシン」の可能性を感じたこと、そしてこの競争力のある製品事業を通して障がい者の仕事づくりに挑戦してみようとこのプロジェクトを始めたそうです。

殺菌力に関しては市販のマウスケアと同じくらいですが、万が一飲み込んでしまった場合でも、アミノ酸として消化されるので胃腸への影響はないとのこと。世界一の高齢者国家である日本発のプロダクトとして、今後、世界に向けて、誤飲の恐れの多い高齢者や障害者への活用を期待することができそうです。

体のみに優しいだけではありません。ネオナイシンは植物性乳酸菌や梅エキス、天然由来の食品添加物からなっているので、石油などの限られた化石原料に頼らず製品を作りつづけることが可能です。河川・土壌への排出時も微生物により生分解されるので、生産そして排出とともにに環境への負荷が低いというサステナブルな未来のプロダクトです。

飲み込んでしまっても安心なマウスウォッシュや、うがいのできなくなった要介護老人が飲んでも安心で殺菌効果もあるマウスケア剤、また乳幼児にも使用できる刺激の少ない虫歯予防の歯磨き剤など、様々なニーズに応える「ネオナイシン」配合製品。

そして6月10日には、この「ネオナイシン」を配合した新ブランド「オーラルピース」と新製品2アイテム(「歯磨き&口腔ケアジェル」「マウスリフレッシュ&ウォッシュ」)、また障がい者による原料生産や販売活動という新しいビジネスモデルの記者発表を計画しているとのこと。

原料である大豆やミントの生産、製品の受発注などの業務、富山の薬売り方式での介護老人施設などへの販売などに障がい者の仕事を創出していく計画で、プロジェクトには、九州大学教授をはじめとした研究開発陣だけでなく、慶應義塾大学教授などをはじめとした障がい者の仕事づくりの第一人者がメンバーとして携わっているそう。

手島さんがこれまで行ってきた各地の障がい者施設でつくるものの販売支援というボランティア活動に加え、競争力のある製品を通して販売や原料生産で障がい者の仕事を創出していくという事業への挑戦。

>>外部環境に依存する寄付でも助成金でもなく、自分たちの事業でお金を生み出しながら、CSRでもない新しい形のソーシャルビジネスで未来をつくっていこうとしています。世界市場に日本発の競争力のある製品とユニークな障がい者によるビジネスモデルを展開していく手島さんや「ネオナイシン配合オーラルピース」に見るソーシャルビジネスの挑戦に注目していきたいですね。

興味のある先生は、HPを参考にしてみてください http://neonisin.com/

口唇・口蓋裂専門センター 県立こども病院に設置

http://www.shinmai.co.jp/news/20130508/KT130507ATI090020000.php

信毎web

唇や口の中の上側が割れた状態で生まれる口唇裂(こうしんれつ)、口蓋裂(こうがいれつ)の治療態勢を充実させるため、県立こども病院(安曇野市)と信州大病院(松本市)、松本歯科大病院(塩尻市)が連携し、県内初の専門センターをこども病院内に近く設置することが7日、分かった。口唇・口蓋裂は、手術を担当する形成や口腔(こうくう)の外科医、矯正歯科医、言語聴覚士など分野の違う医療スタッフによる横断的、長期的な治療が必要となるため、センターが中心となってより効果的に治療できるようにする。

県内の医師や言語聴覚士らも加わる「口唇口蓋裂治療の会(長野・山梨)」によると、歯茎が割れている場合はかみ合わせ、口の中が割れて鼻腔(びくう)とつながっている場合は発音に影響が出ることがある。唇の割れは容姿に影響することもある。

センターの設置により、各分野の医師らが治療の方針などを相談し合い、一貫性のある医療の提供を目指す。また、子どもや保護者が相談しやすくなるといった効果も期待できるという。今後、センターを中心に3病院に加え、他の医療機関の専門家とのネットワーク化も図り、より効果的な治療も研究する。

同会は「以前から子どもの状態に応じ、医療機関同士で連携はあったが、複数の医療機関が連携して一体的に治療していくセンターをつくるのは、全国でも初めてではないか」としている。

こども病院を運営する県立病院機構は本年度、同病院に言語聴覚士を増員する。同病院は15日に会見を開き、詳細な医療態勢などを明らかにする。

>>子どもの状態に応じての、医療機関同士で連携はあったようですが、私が調べる範囲においても、このような形態で、複数の医療機関が連携して治療を行っていくセンターについては、日本において初めてかと思います。このような施設は大変有意義であり、全国的にも、このような施設が増設されていければいいですね。