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JST(科学技術振興機構)の「若手研究者ベンチャー創出推進事業」として岡山大学特任助教の難波尚子氏が研究開発を行った「要介護者向け口腔ケア剤の開発」について、具体的な製品開発と発売を目指して株式会社グライコポリマーサイエンスが設立された。
難波尚子氏は、現在、抗菌剤を配合した多くの口腔ケア製品が市販されているものの、抗菌剤が歯の表面に長く留まるための特別な工夫がなされていないことに着目。地元岡山の企業が独占供給する天然多糖「プルラン」を利用する方法で、持続的に抗菌効果を発揮し口腔感染症を予防する口腔ケア剤の開発に成功した。健常者に比べて口腔内を清潔に保つことが難しい要介護者の誤嚥性肺炎予防等に効果を発揮することが期待されている。また、震災後の避難所など、水が十分に確保できない場合の口腔ケアにも有効と考えられるという。
(株)グライコポリマーサイエンスの事業展開としては材料研究開発を事業基盤とし、商品化、販売については、薬用洗口液大手を含めた企業の中から最適なライセンス・技術移転先を選定して、商品化後3年で薬用洗口液市場の10%程度にあたる17億円を売上目標として目指していくとしている。
科学技術振興機構 ※6月12日のプレスリリース参照
▼株式会社グライコポリマーサイエンス
設立日/平成24年6月1日
所在地/709-0622 岡山県岡山市城東台東2-10-16
資本金/60万円
役員/代表取締役 高柴正悟 氏、専務取締役 難波尚子 氏、他役員2名